地球温暖化への警鐘! アメリカ先住民の格言に学ぼう 

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上がり続ける地球🌏の気温

二酸化炭素(CO2)の排出量の増大などによる地球温暖化が言われて久しいですが、いまだに有効な対策がなされてはいません。最近のIPCC(政府間パネル)の発表では、このままの状況が続くと、今世紀末には地球上の気温が3.3℃~5.7℃上昇すると予想されています。

そして、気温の緯度ごとによる上昇の差は、低緯度の地域より高緯度の地域の方が上昇度が大きい、すなわち沖縄より北海道のほうが気温の上がりかたが大きいと言われています。平たく言えば、日本列島全体に気温の差が少なくなり、全体に高くなると言うことですね。

今世紀末の日本の気候はこのように予想される

では、現在のままの状況が続いた場合、今世末の日本の気候は、どのようになるのでしょうか。

まず、全国の気温ですが、平均して3.5℃から5℃程度上昇します。
あくまでこれは平均の数値の予想であり、寒暖の差は海岸部より内陸部の方が激しく、猛暑日の最高気温が40℃に近い関東の内陸部などの地域は、おそらく45℃から47℃くらいになるのでは。これは筆者の勝手な推測であり、実際には地域によって、もっと凄い気温の格差が生じる可能性が大です。
いずれにしても中東のように乾燥した地域ではともかくとして、日本のような湿度の高いところでは、気温が45℃以上にもなると、常識で考えても普通の状態では生活できなくなるのでは。

また、年間の降雨量は増大するが、無降雨の日数は逆に増加する。すなわち、土砂降りの雨が増え、日照りの日も増えると予想されます。台風もその強度が増し、大型化して暴風域も大きくなると予想されています。

一方、北日本の真冬日、すなわち最高気温が0℃以下の日数は減り、東日本の日本海側の降雪量は減少すると予想されています。

知っていただきたい「アメリカ原住民に伝わる格言」

このような気候変動が現実のものになった時、我々の孫の代、さらにはその子供、孫の時代には、世界の気候はどうなっているのでしょう?
我々の子孫に対して、現代に住む我々の世代は、このまま放置して良いのだろうか?

ここで、筆者が非常に感銘を受けた、古代アメリカ先住民の格言を紹介したい。

「大地を慈しみなさい
  われわれはこの大地を祖先から譲り受けたのではない
   子孫から借りているのだ」 

意訳すれば、
「大地、すなわち今我々が住んでいる地球を大事にしなさい。
この美しい大自然は、祖先からタダで与えられたものではない。
我々の孫子(まごこ)、そしてその子孫にツケを廻さず、美しいまま渡さなけばならない。」
と言った意味の言葉です。

この言葉はアメリカの天文学者で、SF作家のカール・セーガンが、その著「百億の星と千億の生命」で引用した、アメリカ先住民、すなわち北米インディアンに伝わる古代からの格言で、現在の地球上に住む我々に対する鋭い警告でもあると思います。

カール・セーガンの著書「百億の星と千億の生命」は、他にもいろいろ示唆に富んだ人類への警鐘を鳴らしていますが、下のブログに姉妹編として詳しく述べていますので是非!

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