PGA WMフェニックスオープン コース紹介・放送予定・出場選手・組み合わせ 速報も

アメリカ西部劇で有名な,アリゾナ州で開催される,人気のフェニックスオープンが今年も2月6日から,州都フェニックスの名物ゴルフコース「TPCスコッツデールスタジアム」で開催されます。

WMフェニックスオープンの概要,放送予定,出場選手,初日の組み合わせなどとともに,速報もお届けします。

目次

大会の概要

大会の名称 WMフェニックスオープン

日程 2026年 2月5日(木)~2月8日(日)

開催コース アリゾナ州フェニックス TPCスコッツデールスタジアムコース

名物ホール・16番ショート  ショートコースの周囲は観客席 いにしえのローマ帝国時代の闘技場を想(おも)わせるので、あだ名を「コロシアム」とも言われている

タイトルスポンサー ウェイストマネージメント社 Waste Management Inc.

賞金総額 920万ドル  優勝賞金 158.4万ドル 

前年度優勝者 トーマス・デトリー(ベルギー🇧🇪)

ウェストマネージメント社(Waste Management, Inc.)は、アメリカ合衆国を拠点とする、廃棄物の収集、処理、リサイクルを行うリーディングカンパニーです。1971年に設立され、国内外で数千のサービスエリアを持ち、商業および住宅向けに廃棄物管理ソリューションを提供しています。持続可能な廃棄物処理を重視し、リサイクルと環境保護に力を入れた事業展開を行っています。
フェニックスオープンのスポンサーとなった理由
ウェストマネージメント社がフェニックスオープンのスポンサーとなった理由として、以下の点が挙げられます:
1. 地域貢献 : フェニックスオープンは、アリゾナ州フェニックスで行われる大規模なゴルフトーナメントであり、地域への貢献が重要です。ウェストマネージメント社は地域社会への支援を重視しており、イベントに参加することで地域とのつながりを強化できます。
2.ブランド認知度の向上 : スポーツイベントへのスポンサーシップは、ブランドの露出を高める効果があります。特にフェニックスオープンは多くの観客を引き付けるため、ウェストマネージメント社のブランドを広める絶好の機会です。
3. 環境意識のPR : フェニックスオープンでは、環境に配慮した取り組みが推進されており、ウェストマネージメント社の持続可能性への取り組みとマッチします。自社の環境保護活動を示す場として非常に効果的です。
これらの理由から、ウェストマネージメント社はフェニックスオープンのスポンサーとして参加することを決定したと考えられます。

コース紹介

アリゾナ州スコッツデールにあるTPCスコッツデール(TPC Scottsdale)は、PGAツアーで最も盛り上がる大会の一つ「WMフェニックス・オープン」の舞台として、世界的に知られるパブリックゴルフコースです。

その歴史、設計者、そして熱狂を象徴する名物ホールについて詳しく解説します。


1. 歴史と概要

TPCスコッツデールは、PGAツアーが所有・運営する「TPCネットワーク」の一つとして1986年にオープンしました。

  • 開催大会: 1987年から「フェニックス・オープン(現:WMフェニックス・オープン)」の開催地となりました。それまではフェニックス・カントリークラブで開催されていましたが、観客収容能力を高めるために、このスタジアム・コンセプトのコースへと移されました。
  • 観客動員: 毎年70万人を超える観衆が訪れ、ゴルフ界で「最も賑やかで最も観客が多い大会」として知られています。
  • コース構成: 「スタジアム・コース」と「チャンピオンズ・コース」の36ホールで構成されています。

2. 設計者

  • スタジアム・コース (Stadium Course):設計はトム・ワイスコフ(Tom Weiskopf)とジェイ・モリッシュ(Jay Morrish)のコンビによるものです。2014年にはワイスコフ自身の監修により、グリーンの改修やバンカーの配置見直しなどの大規模なリニューアルが行われ、現代の飛距離に対応した戦略的なコースへと進化しました。
  • チャンピオンズ・コース (Champions Course):元々は「デザート・コース」としてワイスコフらが設計したものを、ランディ・ヘッケンケンパー(Randy Heckenkemper)が2007年に全面的に再設計しました。

3. 名物ホール

TPCスコッツデールには、ゴルフの常識を覆すようなドラマチックなホールが揃っています。

16番ホール(パー3):通称 “The Coliseum”(コロシアム)

世界で最も有名なパー3の一つです。

  • 特徴: トーナメント期間中、ホールの周囲を約2万人収容の巨大な仮設スタンドが360度取り囲みます。
  • 雰囲気: 「静寂」が求められる通常のゴルフとは真逆で、ナイスショットには大歓声、ミスショットには容赦ないブーイングが飛び交う、まるでサッカースタジアムのような熱狂に包まれます。
  • 伝説: 1997年にタイガー・ウッズがホールインワンを達成した際、降り注ぐビールやカップで会場がパニック状態になった伝説は今も語り継がれています。

17番ホール(パー4):ワンオン可能なパー4

  • 特徴: 332ヤードと短く、プロであれば1オンを狙える戦略的なホールです。左側には池が構えており、リスクとリターンが明確です。
  • 伝説: 2001年、アンドリュー・マギーがPGAツアー史上初となる「パー4でのホールインワン」を達成した舞台でもあります。

15番ホール(パー5):アイランドグリーン

  • 特徴: セカンドショットでアイランドグリーンを狙うスリリングなパー5です。イーグルも狙えますが、池ポチャによる大叩きの危険もあり、終盤の順位変動に大きく関わります。

13番ホール(パー5):タイガーの「大岩」事件

  • 特徴: 1999年の大会で、タイガー・ウッズの球が大きな岩の裏に止まりました。競技委員が「動かせる障害物」と認めると、タイガーはギャラリー数名に協力を仰ぎ、推定1トン近い巨大な岩を動かしてショットを放ったという珍事の舞台です。

まとめ

項目詳細
所在地アリゾナ州スコッツデール
設計者トム・ワイスコフ、ジェイ・モリッシュ
開場年1986年(スタジアム・コース)
最大の特徴16番ホールのスタジアム観客席

アリゾナ特有の砂漠の景色(ソノラン砂漠)と、プロスポーツらしいエンターテインメント性が融合した唯一無二のコースです。

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