この映画は、今年2023年10月に配信されたが、日本では一般上映はなく、アマゾン・プライムだけの配信となっています。
おなじみのトミー・リー・ジョーンズ演じる主人公は、ミシシッピーの田舎町の葬儀社の経営者である。
そして、もう一方の主人公は、ジェイミー・フォックス扮するやり手の弁護士で、このミシシッピの田舎町の小さな葬儀社から大企業相手の訴訟を依頼され、始めは戸惑いますが・・・
ウィリー・ゲイリー
ジェイミー・フォックス
大企業相手に勝訴を続ける敏腕弁護士
貧しい農家の出身
ジェレマイア・オキーフ
トミー・リー・ジョーンズ
ミシシッピの片田舎の町で代々葬儀社を営む
トミー・リー・ジョーンズとジェーミー・フォックス
日本でも大人気の二大スターが好演を
マイク・オルレッド
ジェレマイアの友人で顧問弁護士
メイム・ダウンズ
ローウェン・グループの訴訟担当弁護士
レイ・ローウェン
大手葬儀会社・ローウェン・グループの社長
金儲け主義で貧困層を食い物にしている
アネット・オキーフ
ジェレマイアの良き伴侶
グロリア・ゲイリー
ウィリー・ゲイリーの妻
同じ貧困層の出身で、ウィリーの良き理解者
映画の見どころ
ストーリーは、ミシシッピの片田舎にある、経営難の小さな葬儀社の経営者ジェレマイアが、カナダの大手葬儀会社のローウェン・グループから買収を持ち掛けられ、合意するが、その後ローウェンから故意に連絡がなく、会社の自滅を待たれている。
ジェレマイアは、ローウェンを契約違反で訴えることに決め、伝手を頼りにゲイリーに訴訟を依頼する。
最初は引き受けることに躊躇したゲイリーだが、徐々にローウェンに対する義憤と、ジェレマイアへの理解と友情から、挫折をしながらも困難を乗り切って、裁判を勝ち取っていく。
映画の筋書きとしては、いろんな障壁に遭いながらも、ついには正義が勝つストーリーだが、この映画の底流にあるのは、黒人・貧困層への差別、根深い人種差別問題である。黒人弁護士のゲイリーは、初めのうちは白人のジェレマイアの依頼に消極的だったが、次第にその実直な人柄に触れるとともに、厚い友情が芽生えるようになる。
二大スターの共演と言い、劇場での一般公開がないのは残念だが、アマゾン・プライムで観る機会のある人は、ぜひご覧になっていただきたい後味の良い作品です。
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