2019年10月31日未明の大火災で焼失した,首里城・正殿などの修復工事現場を見学しました。
焼失以来6年目を迎えますが,火災の3年後,2022年11月より開始された修復工事は順調に進展し,2026年秋には完成する見込みです。
ゆいレール首里駅から首里城へ
那覇市の大動脈とも言えるモノレールの「ゆいレール」を利用し,首里城公園に近い首里駅に。
駅からは1キロ余りなので,そのまま徒歩で移動。途中,県立沖縄芸術大学の特色ある校舎を通りぬけて,旧円覚寺経堂(弁財天堂)のほとりで珍しい鳥の夫婦らしき姿を写真に収めました。
この,のどかな風景を楽しみながら上り坂を進むと,目の前に首里城の入り口が見えてきます。
城内で正殿の修復工事現場を見学
正殿の修復工事現場のそばには,大火災のなかを奇跡的に残った「大龍柱」が補修を終え,展示されています。
入場料(大人)400円を支払い,いよいよ正殿の修復工事現場へ。
現在は正殿の瓦葺きが進行中です。我々が見学した日はちょうど工事の休日で,作業の風景は見られませんでしたが,硝子越しに1階から3階までの工事現場を見ることができました。
確かな修復工事の手ごたえを感じながら,時間をかけて現場を見学させていただき,首里城公園からお別れをしました。
帰路は金城町石畳道経由で
首里城正殿の修復工事現場を見学したあと,守礼の門をくぐりなだらかな坂道を下りて行き,一般道路に出たところを左に折れて金城町石畳道の入り口に。
首里城側からは下りの坂道となったおり,そのまま石畳を踏みしめながら降りて行きました。
途中で,樹齢200年以上と言われる「大アカギ」をふたたび見学。そのまま休まずに石畳を降り切って一般歩道に。
金城町石畳道はこの
詳しく説明しています!
石畳の下の道路はあいにく,バスが一日に数本。朝夕だけの便で,降り立った時間帯にはバスの便は無く,しばらく待っていたがタクシーも皆無。
やむなくというか,思い切って3キロ近いゆいレール安里駅の方向に徒歩前進。(笑) 結局,そのまま歩いて牧志駅周辺から国際通りまで,この日は約13,000歩という大行進でした。
むすび
12月の好天のなか,今回は復旧作業中の首里城正殿を中心に見学しました。来年,2026年秋には修復工事が完了する予定です。
無事,完成したあかつきには,ぜひ首里城に足を運んでいただき,歴史的遺産の広大な城内をゆっくりと散策してください。
また,できれば足を延ばして,昔の軍道でもあった金城町石畳の坂道も散策されるようお勧めします。
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