全米オープンゴルフ選手権 見どころ・放送予定・順位速報・試合結果も

SIAIKEKKA

今年も6月13日より,世界4大メジャー・ゴルフ大会のひとつ,「第124回全米オープン選手権2024」が開催されます。

目次

全米オープンゴルフ選手権とは

全米オープン選手権(United States Open Championship)は1895年に創設された古い歴史のトーナメント。毎年6月に開催されており,今年で124回目と長い歴史のある大会。

コースのセッティングは,優勝スコアがトータル・イーブンを想定した非常に厳しい条件で,マスターズなどのようなバーディ合戦でなく,いかにパー・プレイを続けることができるかという前提に作られています。

予選のカットは60位タイ以上,ただし2ラウンドが終わってトップとのストロークの差が10以内のプレイヤーは,決勝ラウンドに進むことができる。

出場資格は,優先出場権を得るか,全米オープン予選会で上位成績を収め出場権を獲得するかの2通り。

開催予定地は来年のオークモントカントリークラブ(ペンシルバニア州)はじめ,すでに2051年まで開催地予定が組まれています。

今後の開催予定地
2025年 オークモントカントリークラブ (ペンシルバニア州・オークモント)
2026年 シネコックヒルズゴルフクラブ (ニューヨーク州・サウサンプトン)
2027年 ペブルビーチゴルフリンクス  (カルフォルニア州・ペブルビーチ)

2028年は筆者が駐在時代に(1984年)青木とニクラウスのペアを見たニューヨーク州郊外のウイングドフットGCの予定

全米オープンのスケジュール 日程と放送予定

開催会場  ノースカロライナ州 パインハーストリゾート&カントリークラブ(コースNo.2)

日程    6月13日(木) ~ 6月16日(日)

本大会に先立って,アジア地区の最終予選が5月20日,日本の滋賀県・日野ゴルフクラブ・キングコースで行われる (1日36ホール・ストロークプレイ 18X2)

放送予定

地上波    ; 未定

BS・CS  ; ゴルフネットワーク BS松竹東急

ネット配信  ; ABEMA

全米オープンの見どころ 出場選手の顔ぶれ

見どころの一番は,目下、世界ランキングNo.1のシェフラーが栄冠を獲得するか、又はそれに続くマキロイ・シャウフレ・ラーム・クラークら強豪が、追い上げるかです。

スコッティ・シェフラーは,今年のマスターズで前評判通り,正確無比のショットでグリーンジャケットを獲得しました。当然,グランドスラムに向けて,この全米オープンも初制覇を狙っており,優勝候補の筆頭。

スコッティ・シェフラーの横顔
S・シェフラーは,1996年ニュージャージー州リッジウッド生まれの27才。裕福ではない一家だったが,彼のゴルファーとしての才能を信じ,ゴルフ界の名門テキサス大学に入るため,テキサスに引っ越した。
2018年よりプロに転向,20年よりレギュラーツアーに昇格し,22年2月「フェニックスオープン」で優勝。その後,破竹の勢いで,一か月後「アーノルド・パーマー招待」「WGCデルテクノロジー」と勝ち続けて世界ランキング1位に上り詰めた。
その後も22年「マスターズ」で初優勝。23年「フェニックスオープン」を連破し,「ザ・プレイヤーズ」でツアー6勝目。
今年3月の「アーノルド・パーマー招待」「ザ・プレイヤーズ」を連破するとともに,今回の「マスターズ」で二回目の優勝を飾った。
私生活では,高校時代からの恋人メレディスと2020年に結婚。両親は健在で3人の妹がいる。

期待の松山英樹はマスターズが終わった時点で、世界ランキングがコリン・モリカワ、キャメロン・ヤングに続いて15位。もちろん、優勝を狙える実力を備えており、得意の正確なアイアンショットに加え、パットが好調であればチャンスば充分にあります。

日本からの参加選手
5月16日から行われた全米オープン予選で
石川遼・河本力・清水大成が出場権を!
欧州ツアー上位の星野陸也、そして米国での予選で
金谷拓実が出場権を! 日本から総勢6人が!

6月13日の予選初日より,順位などの速報をお届けします!

banamo

速報
タイガー・ウッズ
が特別推薦で
出場決定!

予選ラウンドが開始された

初日の,主な選手のスタート時間は次のとおり。(日本時間)/

星野陸也13日 19:56 イン
石川遼   20:29 アウト  
コリン・モリカワ   20:40 アウト
金谷拓実   21:35 アウト
シャウフェレ14日 02:14 アウト
シェフラー   同上
マキロイ   同上
松山英樹   02:36 アウト
清水大成   03:31 アウト
河本力   03:42 アウト

日本からの出場・6選手を中心に,予選ラウンドを見ていきます。

初日の主な選手のスコア 

日本人選手の成績は次のとおり 清水が+1と健闘、松山は+2で50位タイに。あとの4人は出遅れのスコアとなっています

50位タイ松山英樹+2
122位タイ石川遼+6
34位タイ清水大成+1
122位タイ河本 力+6
142位タイ星野陸也+8
122位タイ金谷拓実+6

マキロイがカントレーと並んで、ー5と好スタートを切り首位タイに。デシャンボーがあー3で4位タイ。
コリン・モリカワ,ケプカ,シャウフェレはイーブンで16位タイ。

タイガー・ウッズはこの日,+4で88位タイから,先週のメモリアルの優勝者・シェフラーは+1で34位からのスタートとなっています。

予選ラウンド2日目を終えて

日本人選手6人のなかで決勝ラウンドに進んだのは、2日目を4アンダーでまわり、トータルー2とした松山英樹ただ一人でした。カットラインが+5のところ、清水大成は2日目が5オーバーとなり、トータル+6で惜しくも進出できず。石川遼も+8、金谷拓実は+10、星野陸也・河本力は+19となりました。

世界の実力者との差と、その中で互角に闘う
松山の凄さを見せられた大会に!

2日目を終わり、主な選手のスコア・順位はつぎのとおり

順位スコア選手名本日の
スコア
1-5オーバーグ-1
2-4キャントレー 1
2-4デシャンボー-1
5-3フィナウ-1
5-3マキロイ 2
8-2松山英樹-4
9-1シャウフェレ-1
51 4モリカワ 4
57 5シェフラー 4

コリン・モリカワ、スコッティ・シェフラーともに、この日は+4と崩れ、それぞれ51位タイ、57位タイで、かろうじて予選をクリア。

明日はムービング・サタディ どんなドラマが待ち受けているのか、目が離せません!

決勝ラウンドの結果

三日目を終わって,首位はトータル7アンダーのデシャンボーに。

松山はこの日イーブンで2アンダーをキープし,前日の8位から5位にと順位を上げ,マキロイがー4で2位タイに付けています。

最終日の各選手のプレイに注目しましょう!

最終日の推移と結果

最終日、最後の18ホールまで、デシャンボーとマキロイが激闘を繰り返し、栄冠を獲得したのはデシャンボー!

7アンダーからスタートしたブライソン・デシャンボーは、たびたびティショットが深いラフに入り、危機に見舞われながらもパーを重ね、マキロイが一打落とした最後の18番でも、絶対絶命と思われた左の樹木の下から、グリーンの55ヤード手前のバンカーまで運び、そこからピン手前1ヤードに絶妙のバンカーショット。手前からやや上りのパー・パットを慎重に沈めて、-6をキープ。-5となったローリー・マキロイを負かして勝利の雄叫びを‼️

松山秀樹は、前半で1ボギーを叩いたが、後半でバーディをもぎ取り、トゥデイ・イーブンの-2で、6位に踏みとどまりました。

優勝賞金💰は430万ドル(約6億8千万円)。6位となった松山の獲得賞金は74万8154ドル(約1億1700万円)でした。

賞金額も半端じゃないねー

その他、主な選手の最終成績は次のとおり。

順位選手名最終スコア
3トニー・フィナウ-4
3パトリック・キャントレー-4
5マチュー・パボン-3
7ザンダー・シャウフェレ-1
12ルドビグ・オーバーグ+1
14コリン・モリカワ+2
26ブルックス・ケプカ+6
32キーガン・ブラッドリー+7
41スコッティ・シェフラー+8

以上、今年の全米オープンゴルフは最後まで息をつかせぬ展開で、観ていても非常に面白く、また世界の水準と日本のゴルフのレベルの違い、そしてその世界の中でベスト10に入る松山の凄さを改めて実感する大会だったと言えます。

次のメジャー、7月の「全英オープン」も大いに楽しみましょう♪

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