8月中旬から9月初めまで、3週間に亘って3ゲーム続く、フェデックスカップ・プレーオフの最初のトーナメント。レギュラーシーズンで勝ち残ったプレイヤー・70名が、テネシー州のTPCサウスウィンドに集合。数あるツアーの会場の中でも、とりわけ難しいコ―スで、4日間のトーナメントが開かれる。
今回は、このフェデックスカップのプレーオフ、セントジュード選手権を追って、放送予定、見どころをお伝えし、ゲームが始まれば速報もお届けします。
会場・日程・競技方法・賞金など
競技会場は、テネシー州メンフィスの郊外、市内から東南東に20kmほど離れたTPCサウスウィンド。
数多いPGAツアーのゴルフ場の中でも、とりわけ難易度の高いコースと言われている。
注目ホールは11番パー3
風も強く、PGAツアーの
最高難易度のショートホール!
競技日程・競技方法
8月15日(木)~8月18日(日)
フェデックスポイント上位70名による、4日間のストロークプレー。プレーオフ第2戦・BMW選手権への、フェデックスポイント上位50名を決定する。
賞金総額
賞金総額2000万弗 優勝賞金360万弗
タイトル・スポンサー セントジュード小児研究病院
テネシー州・メンフィスにある、白血病などの小児の重篤な病気を治療する病院。全米プロゴルフ協会は、多大の寄付を行うとともに、同病院のPRの一環として本大会を開催している。
放送予定(日本時間)
CS放送 ゴルフネットワーク
一日目 | 8月16日(金) | 02:00~07:00 |
二日目 | 8月17日(土) | 03:00~07:00 |
三日目 | 8月18日(日) | 02:00~07:00 |
最終日 | 8月19日(月) | 01:00~07:00 |
BS放送 BSJapanext(BS263ch)
8月18日(日) | 05:00~07:30 |
8月19日(月) | 5:00~07:30 |
初日のスタート時間(日本時間)
主な選手の,1日目のスタート時間は,次のとおり。全選手がアウトスタートとなります。
松山英樹は,S.ティーガラ(米)とのペア。
T.フリートウッド | 22:30 |
C.ヤング | 22:30 |
B.ホーシェル | 22:55 |
L.オーベリ | 23:35 |
R.マキロイ | 23:45 |
C.モリカワ | 23:55 |
V.ホブラン | 00:30 |
松山英樹 | 02:35 |
S.シェフラー | 02:45 |
X.シャウフェレ | 02:45 |
松山は,日本時間16日(金)午前2時35分のスタート。次の組,2時45分はトップ2のスコッティ・シェフラー,ザンダー・シャウフェレと言う豪華な組み合わせになりました。
松山英樹 予選ラウンドを首位タイで通過!
初日、松山秀樹は5アンダー、2位タイと好調な滑り出し。首位は6アンダーのC.カーク(米)。
また、4アンダー・5位タイには、ローズ、シャウフェレ、シェフラーら、強豪がひしめいています。
コリン・モリカワ、ローリー・マキロイは-2。初日として、有力選手がほぼ並んだスコアとなっています。
二日目、松山英樹は6アンダーで回り、この日7アンダー・63で回ったD.マッカーシーと共に、首位タイで予選を通過。プレーオフ第一戦を好調な滑り出しでスタートしました。
有力選手では、S.シェフラーがー9・単独4位。J.ローズが5位タイ。B.ホーシェル・V.ホブランが7位タイと迫っており、決勝ラウンドも予断を許さない状況が続きそう。
一方、X.シャウフェレ・T.フィナウはー5で13位タイ。フリートウッドー4、C.モリカワー1,R.マキロイ+1と出遅れています。
決勝ラウンド 松山がプレーオフ初優勝!
三日目をー17と、2位のニック・ダンラップを5打引き離して最終ラウンドに臨んだ松山英樹。
前半の9ホールは、ノー・ボギー。8番で15ヤードのフックラインを読み切り、バーディとするなど、ー19でトップのまま後半Sunday Back Nineへ。
ところが、12番ショートを池ポチャとし、ボギーで切り抜けたあと、14番でティショットがラフに入り、再度ボギーとした。この間、シャウフェレとホブランが追い上げ、15アンダーに迫る。
15番もティショットを右に曲げ、第2打が奥の深いラフに。ここでバミューダ芝の抵抗にあい、3打目をラフに残し、結局ダブルパーで15アンダーとなった。この時点で、バーディを重ねたホブランがー16でトップに立つ、松山にとり大ピンチと。
このあと、難しい17番で2打目を手前10ヤードに付けた松山は、これを見事に沈めて16アンダーと、大きな希望の火を再び灯した。
この間、追い上げて来たホブランが痛恨のボギーを叩き、18番も上からの4ヤードを外してパーとなり、先に上がっていたシャウフェレと同じ-15で終了。
松山の最後の圧巻は18番ホール。ティショットをスプーンで、フェアウェイにキープ。第2打を、とりわけ難しい池越えにあるピンそば2ヤードに付けた。このパットをスムーズに入れて、難関の18番をバーディで締めくくり、スコアをトータル―17に戻して優勝を❣
松山 PGAツアー
10度目の優勝!
主な選手の最終結果を下記します。
順位 | プレイヤー | 最終スコア |
1 | 松山英樹 | -17 |
2 | V.ホブラン | -15 |
X.シャウフェレ | -15 | |
4 | S.シェフラー | -14 |
5 | N.ダンラップ | -13 |
S.バウンズ | -13 | |
7 | W.クラーク | -12 |
10 | B.ホーシェル | -10 |
むすび
今日の最終ラウンドは、松山英樹の楽勝と思いきや、一時はトップを昨年のプレーオフ優勝者ホブランに奪われるなど、ハラハラドキドキの試合展開でした。
特に、ダブルボギーとして、あっという間に4打落とし、ー19からー15になった時点で、これは駄目なのかな、と瞬間思ったのは私だけでなかったのでは。
ここから立ち直り、バーディ。そして圧巻は、最終ホールのティショットと第2打!松山英樹の精神力の強さを、改めて認識した試合でした。
来週の、プレーオフ第2弾、BMW選手権も大いに楽しみましょう❣
コメント
コメント一覧 (1件)
松山英樹の活躍ぶり、その速報がとても参考になりました。今後も参考にさせていただきます。
とても感謝です。