8月22日、東京ドームの天井山、対広島戦が惜しくも1勝2敗の結果となった。そして、23日からの対中日戦では、初戦を西舘が初先発したが、2-8で敗戦。
しかしながら、浅野の目覚ましい活躍、大黒柱のの戸郷の踏ん張り、菅野の復調、井上・グリフィンの好投など、明るい材料が満載となっています。
今回は、そんなジャイアンツの終盤戦、そして来季に向けての布石などを予想してみましょう!
先発陣は安定したが、あと一人欲しい
目下の巨人軍の先発陣を概観してみます。
今年、見事に復調した菅野智之(ともゆき)。8月にかけて18試合に登板。11勝2敗と2020年の14勝に迫る素晴らしいピッチング。
大黒柱・戸郷翔征(しょうせい)。今年はこれまで21試合に登板。9勝6敗だが、防御率2.09とピッチングの内容はピカ一。直近3試合も、完封・完封・9回までゼロ封と、まさに大黒柱の存在。
先発の一角を背負う山崎伊織(いおり)。ここまで登板数は19回。8勝5敗で防御率2.32。オールスター戦後の4回の登板では1勝3敗と不振が続いているが、これから終盤に掛けての奮発が期待される。
頼りになる助っ人、フォスター・グリフィン。昨季は20試合に登板。6勝5敗だったが、今春から2軍で調整。6月に一軍に加わると、14試合の登板で5勝3敗、防御率3.12と、先発の一翼を担っている。本人も闘志むき出しで、優勝に貢献したいと、頼もしい言葉を。
そして、今年の成長株が井上温大(はると)。今年のシーズン当初は負けが込み、しばらく先発陣から外されたが、5月30日のソフトバンク戦で途中登板。4回を投げ無安打の好投、勝利投手に。その後は先発の大役をこなして、今年はこれまで20試合に登板し、7勝4敗。防御率3.08と、先発の大役を立派に果たしている。
先発陣 西館は入れるか!?
23日、対中日戦に西館がプロ初めて先発登場。期待されたが、初回からプロの洗礼を浴び、5回まで99球投げて4失点。敗戦投手となった。
この苦い経験を活かして、このまま先発陣に食い込めるか。また、一軍登録でそのまま残れるか、阿部監督の判断を注目したい。いずれにせよ、次回8月30日、対阪神戦の登板は必至だろう。そこでの踏ん張りを期待しましょう!
6月30日に二軍に降格後、2か月にわたる調整で、7月27日にはイースタン・リーグで初先発。対DeNAで3回を無難に投げ切り、その後も桑田二軍監督の指導の下、順調に仕上がっていた。
23日も直球は最速152kmと球威は充分。素人判断だが、初先発で肩に力が入ったところを打たれたが、この経験を生かして、そのまま来季に向けて先発陣の一角を担える投手になっていくのでは。
中継ぎ陣・クローザーは大勢のカムバックで体制良し
先ず、抑えの陣容だが、言うまでもなく大勢(本名 翁田大勢 おうた・たいせい)の復帰で、バルドナードと共に抑えは万全に。8回バルドナード、9回大勢の構えは安心感抜群です。
中継ぎ陣も8月に入り、船迫(ふなばさみ)・ケラー・高梨、そして先発から転じた感のある赤星らの起用が多くなっている。
因みに、上記の先発・抑えの投手を除いた、登板回数10回以上の選手の投球内容をまとめると、次のような数字に。
選手名 | 登板回数 | 投球回数 | 防御率 |
赤星優志 | 17 | 61.1 | 3.52 |
泉 圭輔 | 28 | 27.1 | 1.98 |
大江竜聖 | 16 | 13.2 | 2.63 |
高梨雄平 | 38 | 27.1 | 2.63 |
中川皓太 | 15 | 12.1 | 8.76 |
船迫大雅 | 40 | 30.1 | 1.78 |
平内龍太 | 23 | 25 | 1.80 |
堀田賢慎 | 13 | 43.1 | 2.70 |
ケラー | 38 | 32.1 | 1.67 |
このうち、赤星・堀田はシーズン初め、先発要員として使われており、また、現在は2軍で調整中の選手もあり、上記の数字だけで中継ぎ陣の比較はできないが、一応の目安として、終盤から来期への起用・活躍の参考にしてください。
打撃陣の見通しは 痛いヘルナンデスの負傷欠場
好調だったセンター・ヘルナンデスが手首骨折で長期欠場を余儀なくされ、巨人打線の一角が崩れた感がある。もっとも、負傷の直前のヘルナンデスが少しペースが落ちていたが、チーム全体の士気から言っても痛かった。
ヘルナンデスと入替えのように、外人助っ人で頭角を現したのがココ・モンテス。8月23日までの成績は、打率.323、21安打のうち10本が二塁打と、ホームランこそまだ出ていないが、長打力のある選手。
3Aでは23年、22ホーマーと活躍
日本でもそろそろ一発が!
ヘルナンデスの穴を埋める浅野翔吾の活躍!
痛いヘルナンデスの負傷欠場で、出場の機会を与えられた浅野翔吾。まずは8番バッターから、そして23日中日戦で6番に。昨日24日は2番に抜擢され、みごと期待に応えてホームラン、2塁打2本を含む4安打の活躍。チームの勝利に大きく貢献しました。
トップバッターの丸・4番岡本は、少なくとも今期一杯は不動と思われ、ここで浅野が2番に座ると、3番にモンテス。5番は相手投手、バッティングの調子などにより、坂本・大城・吉川あたりではと思われる。
今年の巨人は昨年と違い、ホームランの数が減少しており、ここに来てホームランが打てる浅野が台頭してきたことは、得点力の向上につながり、これからの終盤戦、そして来季への期待が盛り上がります。
浅野・モンテス・岡本の
本塁打そろい踏みが見たい❣
コメント
コメント一覧 (2件)
プロ野球の動き、特にジャイアンツ関連情報にいつもたいへん興味もって見ています。multipoints.jpの情報は速報性があってポイントをついていますので参考になってますのでありがたく思っています。今後もしっかりフォローしていきたいと思っています。
すみません。コメントを見逃してました。
ありがとうございます。
また、お願ですが、誤字とか不明瞭な文面などありましたら、是非
遠慮なくご指摘ください!
カズ