1ヤードのショートパットを、緊張のあまり思わず外すことの多いヘボゴルファーです
長いあいだ、何か良い方法はないものかと悩んでいたところ、ボビー・ジョーンズの名言のひとつを実践して、みごとに改善したので、同じ悩みを持つゴルファーの皆さんに参考にしていただきたく、以下レポートします!
Bobby Jonesの「パットの教え」
このサイトの「悩めるゴルファー「ボビー・ジョーンズの教え」100年経っても基本は同じ」の記事でも書きましたが、パッティングに関するボビーの教えの中で、筆者にとってもっとも役に立ったのが「ボールの背面を見つめる」ことでした。
ラインを決めたら、そのラインがボールを突き抜けて背面に現れる点(ポイント)に釘を刺す感じでストロークする。
実に単純なことですが、このボビーの本を読むまでは思いもつかない発想でした。これまでのパッティングは、いろんなレッスン書にかいているように、「ボールの。少し前の見つめ、そのラインに通すようにストロークする」ことを信条として、残念ながらさんざんな結果に。
ボビーはそのほかパッティングの極意として
「ゆるいグリップとリラックスした姿勢で、
両ひざを少しゆるめて」
などと教えている
パッティングについての一般的な教え
巷にあふれるゴルファーのためのパッティングの教科書には、だいたい以下のようなアドバイスが並んでますね。
- ストロークの安定性をキープするために、一貫したスイングのリズムを維持する
- ボールを正確にターゲットに向かって打つために、ボールの少し先に適切な目標を見つけ、そこに向かって打ち出す
- リラックスした姿勢を保ち、余分な緊張やプレッシャーを取り除く
- 足腰を揺らさず、一定の姿勢をキープする
- パッティング時に目標を見逃さないようにと、ヘッドを固定しすぎないように
- さまざまな距離を打ち分けて、距離感をみがく
- グリップを強く握りすぎずに、柔らかいグリップでスムーズなストロークを心掛ける
- 練習前に軽いストレッチやウォームアップをおこない、筋肉を温めることでパフォーマンスを向上させる
- グリーンの速さや傾斜をよく読み、打ち出し方向や強さを適切に調整する
- 失敗を恐れず、ポジティブなマインドでパットに臨む
これらの指導は、パッティングの向上には、もちろん貴重なアドバイス。しかしながら、実際のラウンド中に、これらのアドバイスをそのとおり「できるか?」と聞かれると、難しい。「分かっちゃいるけど🎶」ですね。
キーワードは「背面凝視」 ボールの背面を見つめる
ウォームアップで身体を温め、リラックスしたコンディションでグリップは柔らかく、ボールは左目の下に来るように立ち(レフティーの人は右目の下) さア、そしてどうすれば⁉️
ここで、ボビーの教えでは、
1) 先ず、グリーンの傾斜・距離などから、ボールを打ち出す方向と打感(距離感)を決める。
2) 打ち出す目的のポイントからボールまで、頭の中でラインを描く。
3) そのラインがボールを突き抜けて出て来る背面のポイントを決める。
4) その背面のポイントに、パターのフェイスを合わせ、打ち出す方向に直角にさせる。
5) そのまま背面のポイントを凝視。そこに釘を打ち込むように、距離感を維持しながらストロークする。
この作業を淡々とおこなうだけ。ショートパットでは、距離感が捉えやすいから、より背面凝視に集中できて、有効です。
背面凝視 プラス「肩でパットを」
もうひとつ。これはボビーの教本には書いていませんでしたが、少し目からウロコが落ちる改善方法を。
それは、パットの動作を腕でするのではなく、両腕をファッと両脇に付け、腕は動かさずに両肩でパットの動作をすることです。
そうすると、これまでショートパットで緊張して、どうしても左に引っ掛けたりしていたのが、肩でテークバックからフォローをすると、ボールが真っすぐしか進みません。(と言う気がします(笑))
これがいわゆる「肩パット(?)」
実戦で即効果が出てビックリ‼️
下手なダジャレですが、実戦で実践してみたら、直ぐに効果抜群。スコアにもはっきり表れました。
この方法を実践するまでのここ1年間。パット数は1試合当たり、ひどい時は40。平均すると37程度でした。トータルスコアは、当然ながらミゼラブルで、平均103とアベレージゴルファーの自称も返上しなければと。
そのようなスランプに喘いでいたタイミングで、このブログの記事を書くために、昔読んだゴルフ教書の一冊で、書棚にある「ボビー・ジョーンズの教え」を引っ張り出して再読。そしてこの「ボールの背面に釘を刺すように」の言葉に再会し、何となくインスピレーションを感じて、カーペットの上でさっそくテストを。
すると、思ったよりも素直にボールが目標に!考えてみると、ボールの前方10~20cmのところの何かの点を目印にストロークするのでなく、ボールの手前(背面)の一点を目印に打ち込む(ストロークする)と言う、言ってみれば発想の転換です。
ボールの前方に合わせるより、ボールの背面に集中する方が
ストロールしたときの引っ掛け・押しのミスが激減
理由は多分、前方に合わすと身体が無意識に突っ込み
背面だと突っ込めないからでは!?
沖縄から自宅にもどり、久しぶりにホームコースで実際にラウンドしたところ、パッティングは確かに改善!
5月から6月上旬にかけての5回のラウンドでの成績は次のように。
トータルスコア | パット数 |
99 | 33 |
95 | 32 |
96 | 34 |
98 | 33 |
99 | 34 |
結びに
もちろん、5回程度のラウンドでの結果を結論としてしまうのは、乱暴かもしれません。
しかし、一緒にラウンドするゴルフ仲間が、「以前のおっかなびっくりのパットが良くなった!」と褒められるところをみると、やはり「ボビーの教え」は効果抜群だったかなと思っています
なんとか、今年中にパット数30を目標に頑張りたいと
人それぞれ個性があり、原因も違うので、すべての悩めるゴルファーに当てはまるかは分かりませんが、パットで悩むあなた、是非試してみてください!!
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