東京は今日も35度を越す猛暑日でしたが、テレビで「上野動物園のリーリーとシンシンが、もうすぐ中国に帰る」と言うニュースを観た我が家の奥方が、「パンダを観たことがないので、一度観に行きたいねー」と言い出し、「それなら、見物に行こう!」と話しがトントン拍子にまとまり、ハイシニアの二人が猛暑にもめげずに上野動物園に。
「リーリー」と「シンシン」そしてパンダ親子
新聞・テレビなどで報道されているように、2011年に日本にやって来て以来、多くの人に愛されたジャイアントパンダ「リーリー」と「シンシン」が、高齢化にともなう高血圧などの症状から、今月末に中国に返還されることになりました。
「リーリー」と「シンシン」を観ることができるのは9月28日まで。(28日午後3時以降は抽選)
かれらのあいだには、2017年に「シャンシャン」。そして2021年に双子の「レイレイ」「シャオシャオ」が産まれています。子供たちも両親と一緒に、中国に返還されることになっています。
9月24日(火)は休園日だから注意を!
地下鉄「上野」駅から動物園に
地下鉄銀座線の、上野駅を出たのがちょうど9時。
地上はすでに33℃くらいか、ジワッと暑く、歩くと早くも汗が滲み出てくる中、ゆっくり歩いて約7〜8分で上野動物園の入り口に。
開園が9時半となっていたので、多分、この暑さでも大勢の人が並んでるだろうな、と思いながら歩いて来たが、想像通り我々の前には千人近いの人々の行列ができていた。
9時半から開園
行列は、実にうまく蛇行して作られ、ジグザグに張り巡らされた枠に沿って、狭い入り口付近を300Mくらいに延ばす形に。(要は、行ったり来たりの繰り返しです(笑))
この行列で特に目立ったのは、女性の黒装束。並んでいる人の半数が、上から下まで黒一色の女性軍。
最初は何かの特異な集団が並んでいるのかな、と思ったが、そうでもなさそう。
多分これらの皆さんは、日本気象協会が出している、紫外線予防の服装ガイドなどを参考に、黒装束で身を固めてパンダを観に来たのだと。
日本気象協会の紫外線対策ガイドは
のサイトです!https://tenki.jp/amp/indexes/dress/column/m_takizawa/2022/08/10/31297.html
最後尾に並んで、開園まであと20分。ちょうど9時30分になると動物園の門が開き、入園開始。
園内に入り、待つこと1時間
園内に入っても、先ほどと同じように蛇行の列の中で、お目当てのジャイアントパンダの館が開場するまで、待つこと1時間。じっと立ってるだけで、ぽたぽたと汗が・・・
準備の良い人は、じっと待つ間に折り畳み式の小さな椅子で休憩を また、日よけの傘を持参している人も多い 我々の立っていた場所は、上部に薄いビニールのような天幕を貼ってくれていたので、直接には日がささず、持参していた傘も使わずにすんで助かった
じっと同じ場所で40~50分ほど待っていると、係員の人の「準備が整いましたので、本日は早めにパンダ館の入場を開始します。」とにアナウンスを聞き、ほっと一息を。
パンダ舎に入場を
入場開始の知らせにともない、それまでじっと立っていたところから徐々に前進が始まった。我々の前には1000人近い人が並び、パンダ舎には一度に15人ずつ入館できるとあって、もちろん前進の速度はノロノロだが、それでも前に進めるのはありがたい。
全身を始めてから約50分。やっと我々の番が来た。
パンダの舎内では、入口から出口までに3か所の見物箇所があり、一つの場所にちょうど1分ずつ立ち止まって、写真を撮ったり笹を食べる姿を見たりできる。1X3か所=合計3分間の至上の楽しみ(笑)
中に入ると、まずオスのジャイアントパンダ「りーりー」が、しきりに笹の葉をむしっている。
そして前に進んで、「リーリー」と「シンシン」の間で1分間。
最後に、メスのシンシンの前に。
シンシンは葉っぱではなく、しきりに竹の幹を齧っていました。
見物を終えて
わずか3分間のパンダとのめぐり逢いでしたが、もうすぐ中国に帰る二頭のジャイアントパンダ「リーリー」「シンシン」をこの目で見ることができ、「猛暑の中を2時間かけた価値があったね!」と夫婦二人で満足しながら、動物園をあとに、帰りは表通り(452号線)を右に折れて「上野広小路」駅に向かいました。
私は中国に出張した折、仕事の合間をみては1980年に広州市で、2000年ごろに上海で、ジャイアントパンダを観る機会がありましたが、家内は今回が初めてで、おおいに楽しんでくれたようです(笑)
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