2024年の、世界選抜対米国選抜チームの対抗戦、ザ・プレジデンツカップが、9月26日からカナダ・モントリオールで開催される。
今回は、このユニークな対抗戦の会場と仕組み、日程・出場選手、試合の速報などをお届けします。
プレジデンツ杯の構成・基本的な競技方法
ライダーカップ(全米選抜 対 全ヨーロッパ選抜)と交互の年度の9月に開催。先に始まった、ライダーカップに次いで、PGAゴルファーの国際化にともなって、ヨーロッパ以外の国々の有力選手を選抜し、全米選抜と闘う団体戦として、1994年より開始された。
チーム構成
それぞれのチームは、フェデックスカップ・ポイントランキング上位の選手と、キャプテン推薦からの12名の選手と、キャプテン・コーチを加え、計14名で構成される。
競技方法
ライダーカップに準じており、フォアサム・フォアボール・シングルス(マッチプレー)の3種類のゲームが、4日間を通して行われる。
フォアサム Foursome 2チームの2人がそれぞれ順番に一つのボールをプレーするマッチプレー ティショットは順番に打っていく
フォアボール Four-Ball 2人のうち、良い方のスコア同士で2組が競うゲーム
シングルス Singles 1対1のマッチプレー(ワンホールずつ勝敗を決するゲーム 大きな差がつくと18ホール消化以前に終了する)
勝敗の決定方法 <ポイント制>
勝敗のポイント数は、各マッチプレーで、勝利したチームに1ポイント加算。引き分けの場合、それぞれ0.5ポイントが与えられる。(負けた方のチームはゼロ・ポイント)
4日間の競技を通じて、獲得したポイント数が多いチームが優勝となる。
1994年より、14回のプレジデンツカップが開催され、全米選抜チームの12勝1敗1引き分けとなっている。
開催地と日程 両チームのキャプテン
これまでの大会は、ほぼ米国内と世界選抜の国で交互に開催されている。
また、世界選抜チームのキャプテンは、原則開催国から選ばれる。
2024年、今年の会場は、カナダ・モントリオールの「ロイヤル・モントリオールGC」。
日程は、9月26日(木)~9月29日(日)
両チームのキャプテン
世界選抜 カナダのマイク・ウィアー 副キャプテンに丸山茂樹
アメリカ選抜 ジム・ヒューリック
会場のロイヤル・モントリオールGCは、1873年創設の北米最古の歴史のあるゴルフコース
放送予定(日本時間)
プレジデンツカップは、CS放送「ゴルフネットワーク」で中継されます。
9月27日(金) | メンテナンス のため休止 |
9月28日(土) | 00:30~07:00 |
9月28日(土) ~29日(日) | 20:00~07:00 |
9月30日(月) | 01:00~07:00 |
各チーム12名の出場選手が決定
出場選手は、フェデックスポイント上位6名とキャプテン推薦6名の12名が選ばれる。
最終的に、以下の選手が決定しました。
世界選抜チーム
ランキング上位6名 松山英樹 アダム・スコット(豪) イム・ソンジェ(韓) トム・キム(韓) ジェイソン・デイ(豪) アン・ビョンハン(韓)
監督推薦 コーリー・コナーズ(加) テイラー・ペンドリス(加) マッケンジー・ヒューズ(加)
クリスチャン・べゾイデンハウト(南ア) キム・シウ―(韓) ミンウ・リー(豪)
米国選抜チーム
ランキング上位6名 スコッティ・シェフラー ザンダー・シャウフェレ コリン・モリカワ ウィンダム・クラーク パトリック・キャントレー サヒス・ティーガラ
監督推薦 キーガン・ブラッドリー サム・バーンズ トニー・フィナウ ブライアン・ハーマン
ラッセンル・ヘンリー マックス・ホーマ
1・2日目のゲームの結果
初日はフォアボール5試合が行われ、5試合とも米国組が勝利。
松山英樹はコリー・コナーズとのペアで、米国チームのパトリック・キャントレー、サム・バーンズのペアとのゲームだったが、2&1で敗北。
2日目は、フォーサム5ゲームが行われ、世界選抜チームが5戦全勝の快挙を遂げた。
松山秀樹はイム・ソンジェとのペアで、米国チームのX.シャウフェレ、パトリック・キャントレーの組と対戦し、7&6という大差で勝利した。
3日目の結果は
3日目は、フォーサム4試合、フォーボール4試合がおこなわれ、米国チームが両方とも3対1で勝利した。
松山英樹・イム・ソンジェの組は、フォーサムが米国S.シェフラー・R.ヘンリーに、フォーボールはP.カントレー・S.バーンズに敗れ、連敗を喫(きっ)した。
この結果、3日間のトータルは、米国チームが11ポイント、世界選抜チームが7ポイントとなっています。
最終日のマッチプレー 松山がシェフラーに勝利!
プレジデンツカップ最終日は「シングル」。いよいよマッチプレイの個人戦に。
松山英樹は、今年のフェデックス王者、スコッティ・シェフラーと対戦。
まさに両軍のエース同士の対戦に!
この日、松山はショットが冴え、18ホールの激闘の末、最終ホールで決着。1アップでの勝利となった。
神業(かみわざ)のごとくピンに絡む
アイアンショットの連続!
マッチプレイ12組の結果は、米国6ポイント、世界選抜3ポイント、引き分け3。
4日間のトータルは、米国チームが18.5ポイントに対し、世界選抜は11.5ポイント。今回も米国チームの勝利となりました。
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