日本男子ゴルフツアーの最高峰、日本オープンが今年は会場を東京ゴルフ倶楽部に移して、10月10日から開催されます。
大会の日程・放送予定・出場選手の顔ぶれ、そして大会の歴史などをレポートします。
日本オープンの歴史
日本オープンゴルフ選手権は、国内男子ツアーの中でも最も権威のある大会の一つで、1951年に始まりました。以下にその歴史や概況をまとめます。
歴史
創設 : 1951年に第1回大会が開催されました。
主催 : 日本ゴルフ協会(JGA)および日本プロゴルフ協会(JPGAs)が主催。
グレード : 別名「日本オープン」として知られ、国内外から多くのプロゴルファーが参加し、非常に高いレベルの競技が行われています。
概況
開催場所 : 毎年、国内の異なるゴルフコースで開催されており、特に名門とされる有名なコースなどが選ばれる。
フォーマット : 通常、72ホールのストロークプレー形式で行われ、上位選手には賞金と名誉が与えられる。
歴代優勝者 : 日本のトッププロや、時には海外の有力選手も参加しており、歴代の優勝者には、尾崎・青木プロなど多くの伝説的なゴルファーが名を連ねています。
特徴
トーナメントの重要性 : 日本オープンは、優勝することでプロとしての地位を確立する重要な機会であり、多くの選手にとってキャリアの節目となる大会です。
メディアとファン: 大会は多くのメディアに取り上げられ、ファンによる応援も活発で、国民的な関心を集めています。
日本オープンは、プロゴルフ界において重要な役割を果たしており、今後も多くの選手がこの名誉ある大会での挑戦を目指して奮闘することでしょう。
日本オープンの歴代優勝者 (2010年~2023年)
年度 | 優勝者 | 開催コース |
2023 | 岩崎亜久竜 | 茨木CC |
2022 | 蝉川泰果(A) | 三甲GC |
2021 | S.ノリス | 琵琶湖CC |
2020 | 稲盛佑貴 | 紫CC |
2019 | チャン・キム | 古賀GC |
2018 | 稲盛佑貴 | 横浜CC |
2017 | 池田勇太 | 岐阜関CC |
2016 | 松山英樹 | 狭山GC |
2015 | 小平智 | 六甲国際GC |
2014 | 池田勇太 | 千葉CC |
2013 | 小林正則 | 茨城GC |
2012 | 久保谷健一 | 那覇GC |
2011 | ペ・サンムン | 鷹乃台CC |
2010 | チャン・キム | 愛知CC |
日本オープン・2024の概況
日程 2024年 10月10日(木)~10月13日(日)
開催コース 埼玉県 東京ゴルフ倶楽部
主催 日本ゴルフ協会
賞金総額 210百万円 優勝賞金 42百万円
放送予定
地上波テレビ NHK
10月10日(木) | 15:10~ |
10月11日(金) | 15:10~ |
10月12日(土) | 13:50~ |
10月13日(日) | 13:05~ |
CS放送 ゴルフネットワーク とことん1番ホール
10月12日(土) | 07:00~12:30 |
10月13日(日) | 07:00~12:15 |
おもな出場選手は
10月10日からの日本オープン、おもな出場選手は次のとおりです。
阿久津未来也 池田勇太 池村寛世 石川遼 稲盛佑貴 今平周吾 岩崎亜久竜 岩田寛 大槻智春 小木曾喬 片岡尚之 金谷拓実 金子駆大 河本力 木下稜介 小平智 坂本雄介 清水大成 鈴木晃祐 蝉川泰果 宋永漢 谷原秀人 崔虎星 塚田陽亮 中島啓太 永野竜太郎 幡地隆寛 比嘉一貴 藤田寛之 細野勇策 堀川未来夢 宮里優作 米澤蓮 宮本勝昌
予選ラウンド1日目の組合せ
予選ラウンド1日目の、主な組合せは次のとおり。
in | 07:25 | 谷原秀人 杉浦悠太 片岡尚之 |
in | 07:35 | 中野麟太郎(a) 稲森佑貴 今平周吾 |
in | 07:45 | 平田憲聖 米澤蓮 金谷拓実 |
in | 07:55 | 時松隆光 平本世中 藤田寛之 |
in | 08:05 | 蝉川泰果 幡地隆寛 木下裕太 |
out | 10:55 | 池村寛世 大槻智春 ヤン・ジホ |
out | 11:05 | 細野勇策 佐藤大平 鍋谷太一 |
out | 11:15 | 池田勇太 木下稜介 阿久津未来也 |
out | 11:25 | E.チャカラ 堀川未来夢 河本力 |
out | 11:35 | 永野竜太郎 塚田陽亮 吾妻陣一朗 |
out | 11:45 | 小木曾喬 岩田寛 崔虎星 |
out out | 11:55 12:15 | 松山栞生(a) アダム・スコット 岩崎亜久竜 清水大成 中島啓太 石川遼 |
今年の賞金王を争う、平田憲聖と金谷拓実が同組に。アダム・スコットがPGAツアーから出場と、面白い組み合わせが組まれています。
松山英樹選手は日本オープンを
欠場となりました
予選ラウンドの流れ
予選ラウンド初日、首位に立ったのは7アンダーでまわった池村寛世。最終ホール18番では、左のバンカーからチップインするなど、運にも恵まれたが、安定したプレーで2位と3打差に。
2位は今平周吾(ー4)、3位稲森佑貴・比嘉一貴(-3)と、実力者が上位を占める初日のラウンドとなった。
上位選手の成績は次のとおり。
1 | 池村寛世 | -7 |
2 | 今平周吾 | -4 |
3T | 稲森佑貴 | -3 |
比嘉一貴 | -3 | |
5T | 西山大広 | -2 |
崔虎星 | -2 | |
7T | 塚田陽亮 | -1 |
岩崎亜久竜 | -1 | |
中島啓太 | -1 | |
10T | 生源寺龍憲 | e |
片岡尚之 | E | |
大槻智春 | E | |
木下稜介 | E | |
河本力 | E | |
小田孔明 | E | |
P.キャンベル(a) | E | |
石川遼 | E |
2日目の結果
2日目、中島啓太が急ピッチで追い上げ、前日首位の池村寛世とならんで4アンダーで首位タイに。
3位タイには、木下稜介t稲森佑貴がー3で。5位今平、6位比嘉一貴と、2日目を終わって実力者が上位で混戦模様となりました。
2日目を終わって、上位の成績は次のとおり。
1T | 中島啓太 | -4 |
池村寛世 | -4 | |
3T | 木下稜介 | -3 |
稲森佑貴 | -3 | |
5 | 今平周吾 | -2 |
6 | 比嘉一貴 | E |
7T | T.ペク | +1 |
佐藤大平 | +1 | |
塚田陽亮 | +1 | |
片岡尚之 | +1 | |
生源寺龍憲 | +1 | |
香妻陣一朗 | +1 |
石川遼らが2日目を終えて、2オーバー・13位タイで、上位をうかがう展開に。
3日目の結果
決勝ラウンド3日目、首位に立ったのはトータルスコアー3の木下稜介と池村寛世。1打差で3位タイに、今平周吾・稲森佑貴が。前日、急追した中島啓太は、この日3オーバーでトータル―1とし、5位に。
上位選手の成績は次のとおり。
1T | 木下稜介 | -3 |
池村寛世 | -3 | |
3T | 今平周吾 | -2 |
稲森佑貴 | -2 | |
5 | 中島啓太 | -1 |
6 | J.デロスサントス | +1 |
7T | 片岡尚之 | +2 |
金子駆大 | +2 | |
9T | T.ペク | +3 |
阿久津未来也 | +3 | |
11T | 吉田康基 | +4 |
大岩龍一 | +4 | |
比嘉一貴 | +4 | |
金谷拓実 | +4 |
最終日、今平周吾が逆転優勝を
最終日、優勝の栄冠は3位タイから発信した今平周吾に。
最終組で回った木下稜介が、17番ショートでティショットを右のバンカーに入れ、ピンチの状況から寄せの一打がチップイン!
木下が見事なバーディを決め、今平・木下が3アンダー首位タイで並んだあと、今度は18番で、今平が左ドッグレッグの難関のミドルでピンから20ヤードに2オン。パーがやっとの状況下、なんと20ヤードを見事に沈めてバーディを!
お互い、バーディを奪い合ったのち、今平4アンダー、木下3アンダーでホールアウトとなった。
3位は正確無比なティショットの稲森佑貴。この日は+2でトータル・イーブンに。
最終日、61人の選手のうち、アンダーで回ったのは4人と、非常に厳しいセッティングである
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