五日目、序盤戦を終えた大相撲九州場所。五日目を終えて、幕の内で全勝は豊昇龍・隆の勝・阿武剋の3人に。
序盤戦を振り返りながら、中盤から千秋楽に向けて、賜杯を手にする力士は誰か。好調な力士を中心に、今後を予想してみます。
五日目を終えて元気な力士は
5日目の取組を終えて、好調な力士の一覧表は次のとおり。
全勝
大関 | 豊昇龍 |
前頭六枚目 | 隆の勝 |
前頭十五枚目 | 阿武剋 |
4勝1敗
大関 | 琴櫻 |
大関 | 大の里 |
前頭三枚目 | 阿炎(あび) |
同 | 熱海富士 |
前頭七枚目 | 御嶽海 |
前頭八枚目 | 豪ノ山 |
3勝2敗には、大栄翔・若元春・若隆景・翔猿(とびざる)・遠藤・一山本・宝富士・明生・佐田の海・湘南乃海・千代翔馬・尊富士の12人です。
一方、上位陣で元気がなく、大きく負け越しているのは、関脇・霧島(5敗)、小結・正代(1勝4敗)、前頭筆頭・平戸海(同)、前頭二枚目・宇良(同)など。
霧島は先場所12勝を
挙げたが・・・
中盤戦のゆくえ
今日11月15日は6日目で、いよいよ中盤戦に突入します。少し気が早い気もしますが、元気のよい力士を中心に賜杯の行方を占ってみましょう。
まず、6日目・本日の大関陣の取組は、熱海富士x豊昇龍、琴櫻x阿炎、若隆景x大の里と、好取組の連続です。
4勝1敗と好調の熱海富士、阿炎に対し、同じく好調の豊昇龍、琴櫻との対戦で、星のつぶし合いとなり、誰がそのまま勝ち進むのか、また、先場所優勝の大の里が今日も若隆景相手に白星を挙げるのか。今日6日目は、今場所を占う大きな山場とも言えます。
今場所の豊昇龍は、4日目・5日目とうまく自分のペースに引き込んで投げ技を使う場面が多い。しかし、初日から3日目までは、寄切り・押出しなど押し相撲で勝っており、以前の強さが戻って来ている。
琴桜も、やや危ない場面もあるが、総じて実力を出し切っており、先場所の8勝7敗の相撲内容に比べれば、格段の上昇と言える。
先場所優勝の大の里は、初日は硬くなったのか土俵際でかろうじて逆転する相撲。4日目は阿炎に左押っ付けが効せず、右をすくわれ、すくい投げで完敗した。これらは、言い方を変えれば立ち合いで先手を打てておらず、先場所に比べ、思い切って出る姿勢がやや消極的な立ち合いになっているのでは。
阿炎も、初日は若元春に押出しで敗れたが、3日目の大の里戦をはじめとして、2日目以降は白星を重ねており、久しぶりの好調さを示している。
もう一人、熱海富士も22才と若く、場所ごとに力を付けてきている。阿炎と並んで今場所のダークホースといえる存在。
全勝の隆の勝・阿武剋(おうのかつ)については、5日目までは下位での取り組みであり、上位陣の豊昇龍・琴櫻・大の里あたりが元気が良いので、上位との対戦が組まれるようになると、優勝戦線に残るのは難しいのでは。
優勝戦線に残るのは
未だ序盤戦を終えたばかりですが、ここまでの相撲内容から予想すると、優勝戦線に残るのは、順当なところで豊昇龍・大の里・琴櫻、そして阿炎あたりでは。
今日6日目以降も、一番一番を大いに楽しみましょう♪
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