2025年PGAツアー第3弾「ザ・アメリカンエキスプレス」が,1月16日よりアメリカ西海岸・カリフォルニア州のPGAウェスト ピート・ダイ・スタジアムコースで開催されます。
名設計者のピート・ダイによる,難関コースで繰り広げられる大会の情報をお届けしましょう。


ザ・アメリカンエキスプレスの概要
大会の名称 ザ・アメリカンエキスプレス
日程 2025年 1月16日(木)~19日(日)
開催コース ピート・ダイ スタジアムコース PGAウェスト Pete Dye Stadium Course PGA West
主催スポンサー アメリカンエキスプレス社
賞金総額 840万ドル 優勝賞金

24年度はアマチュア・20才の
ニック・ダンラップが優勝を
コース設計者 ピート・ダイはゴルファー泣かせの難関コースで有名 日本でも「ピート・ダイ・ゴルフ俱楽部(栃木)」「メイプルポイント(山梨)」「JGM笠間ゴルフクラブ」など15か所に上るコースを設計
ピート・ダイ(Pete Dye)は、アメリカの著名なゴルフコース設計者であり、ゴルフ界における革新者の一人として広く認識されています。1925年にインディアナ州で生まれたダイは、大学では建築を学び、後にゴルフコースの設計に取り組むこととなりました。彼のデザインスタイルは、戦略性と視覚的な美しさを兼ね備えたものであり、多くのプロゴルファーやファンから高く評価されています。
ダイは、1970年代から80年代にかけて数々の名作コースを設計しました。特に有名なのは、インディアナ州の「TPCソーゴス」というコースで、これはPGAツアーのトーナメントが開催される場として知られています。また、南カリフォルニアの「ラ・コスタリゾート」や、フロリダ州の「プレジデンシャル・ゴルフコース」なども、彼の手によるものです。彼のデザインしたコースは、自然の地形を生かしたレイアウトが特徴で、プレーヤーに挑戦を与える要素が数多く取り入れられています。
彼の仕事における革新性は、特にバンカーやウォーターハザードの配置、ティーとグリーンの高低差などに見られます。これらの要素は、プレーヤーに戦略的な選択を促し、スリルと挑戦のあるラウンドを提供します。ピート・ダイの設計したコースは、しばしばプロトーナメントの会場としても採用されることが多く、彼の名声を不動のものとしています。
また、彼はゴルフデザインの有名な家族でもあり、妻のキャロル・ダイや息子のアレックス・ダイも設計者として活躍しています。彼らは共にダイの名を受け継ぎ、家族でゴルフデザインの世界に貢献しています。
ピート・ダイは、ゴルフのデザインに対する情熱と革新性で知られており、彼の業績は世界中のゴルフ愛好者やプロフェッショナルに影響を与え続けています。彼の作り上げたコースは、今なお多くのプレーヤーによって評価されており、彼の遺産は今後もゴルフ場設計の分野で語り継がれることでしょう。
放送予定(日本時間)
CATV ゴルフネットワーク
1月17日(金) | 06:00~09:00 |
1月18日(土) | 06:00~09:00 |
1月19日(日) | 06:00~09:00 (最長10:00) |
1月20日(月) | 06:00~09:00 (最長11:00) |
BS放送 BS10
1月19日(日) | 07:00〜09:30 |
1月20日(月) | 07:00〜09:30 |
出場選手の顔ぶれ
日本人選手の出場者は,金谷拓実・久常涼・星野陸也・大西魁人の4人。松山英樹選手をのぞく,今年のシード権保持者4人が揃う予定です。
おもな有力選手は,W.クラーク B.ホーシェル イム・ソンジェ P.カントレー J・トーマス J.デイ T.フィナウ N.ダンラップ など。
初日の組み合わせ
16日から3日間は予選で、3つのコースをそれぞれ回り、上位65位タイ以上が最終日の決勝ラウンドに進む。
日本人選手4人の初日のスタート時間、組み合わせは次のとおり。
out | 01:30 | 久松涼 M.シュミット |
out | 02:25 | 金谷拓実 P.ピーターソン |
in | 02:25 | 星野陸也 T.ディクソン |
in | 03:42 | 大西魁斗 J.パウル |
予選ラウンド2日目の結果
1日・2日目の予選ラウンドを終えて,チャーリー・ホフマン(米),リコ・ホイ(比)が9アンダーで首位に立ち,ジャスティン・ローワー,ジェイソン・デイ,J.J.スポーン,ニック・テイラー,リッキー・ファウラー,ジャスティン・トーマス,パトリック・カントレーと言ったおなじみの顔ぶれが上位を占めている。
日本人選手でトップに立っているのは,10アンダー,20位タイの星野陸也選手。久常涼選手もこの日ー2で締め,トータル7アンダー47位タイで予選を通過した。
金谷拓実選手はトータル5アンダー,78位タイ。大西魁斗選手はー4、93位タイで終えて,3日目に向かいます。
予選ラウンド3日目
予選ラウンドの最終日の3日目。日本人選手4名のうち,決勝ラウンドに進んだのは星野陸也・久常涼の2選手。共に,10アンダー・44位タイでの予選通過となった。
金谷拓実(ー7)・大西魁人(ー2)の両選手は残念ながら予選カットに。
3日目を終えて首位に立ったのは,この日8アンダーとし,トータルー23のS.ストレイカ(オーストリア)。J.デイ(豪)・C.ホフマン・J.ローワーが,ー19・2位タイで追いかけている。
決勝ラウンドの結果
最終日を終えて,優勝は3日目をー23で通過したS.ストレイカ。最終日を2アンダーとし,追い上げてきたジャスティン・トーマス(ー23)・ジェイソン・デイ(ー22)らを退けて,見事優勝の栄冠を手にした。
日本勢では,星野陸也・久常涼選手がこの日も共に2アンダー。トータル12アンダーとし43位タイで四日間の闘いを終えました。










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