令和7年 大相撲春場所 序盤戦を振り返る 優勝するのは?

3月9日より、恒例の大阪・春場所が始まりました。

新横綱・豊昇龍はじめ、元気な力士たちの序盤の相撲を観ながら、優勝のゆくえを探ってみましょう。

目次

春場所の番付表

春場所の新番付は次の通り。

番付 西
豊昇龍横綱
大の里大関琴櫻
大栄翔関脇王鵬
霧島小結阿炎
若隆景前頭筆頭若元春
豪ノ山前頭二千代翔馬
翔猿前頭三隆の勝
高安前頭四一山本
宇良前頭五金峰山
平戸海前頭六尊富士
正代前頭七玉鷲
熱海富士前頭八欧勝馬
伯桜鵬前頭九遠藤
錦木前頭十湘南乃海
翠富士前頭十一明生
宝富士前頭十二阿武剋
錦富士前頭十三獅司
竜電前頭十四美ノ海
安青錦前頭十五佐田の海
朝紅龍前頭十六琴勝峰
御嶽海前頭十七白熊
時疾風前頭十八

初日を振り返って

元気が目についたのは、先ず豪快な力業(ちからわざ)を見せた豪ノ山。そして、初日横綱豊昇龍をまっしぐらに突出しで破った阿炎。

逆に、元気のないのが大関琴櫻。今場所が角番だけに、心配です。

若元春、若隆景兄弟力士は、今場所ともに前頭筆頭ですが、初日の取組みは上々の滑り出し。若隆景は大関大の里に敗れはしたものの、あわやと言う粘りを見せ、若元春は落ち着いて、琴櫻を寄切った。

2日目 三役陣は

対若隆景戦,豊曻龍が寄り切りで,横綱としての初勝利を飾った。これで,横綱になった緊張感がほどけて,従来の力を出してくるのでは。

琴櫻も,これまでの対戦成績が無敗の豪ノ山をあいてに,無難に寄り切って星取りを1勝1敗に。

大の里が2連勝と元気な相撲をみせているが,王鵬が初日に続いて2連敗と元気がない。

大栄翔が千代翔馬を突き出しでくだして星を五分にもどした。

小結・阿炎は今場所,立ち合いがするどく,2日目も翔猿を一気に突き落としでやぶって2連勝。

前頭陣をみてみると,高安・尊富士(たけるふじ)・伯桜鵬(はくおうほう)・阿武剋(おうのかつ)・竜電(不戦勝あり)・美ノ海(ちゅらのうみ)・朝紅龍・琴勝峰が2連勝。

序盤の五日間 おもな力士の星取表

序盤戦をおわり,優勝に絡みそうな力士たちの星取表をまとめました。

番付
豊曻龍横綱
大の里東大関
霧島東小結
阿炎西小結
若元春前一
高安前四
尊富士前六
伯桜鵬前九
遠藤前九
阿武剋前十二4
獅司前十三4
美ノ海前十四

5日目,序盤戦をおわり,はやくも全勝力士は消え,4勝1敗が次の6人に。

大の里 高安 伯桜鵬 遠藤 阿武剋 獅司 美ノ海 

5日目で優勝をうらなうのは早すぎる気もするが,今場所元気な力士を念頭に,大胆に予測してみたい。

まず,4勝1敗の力士群からは,大の里・高安・伯桜鵬をあげたい。大の里はもちろん,元大関の高安も今場所は落ち着いた土俵。伯桜鵬もここに来て,安定感を増したように感じる。

3勝2敗のなかでは,やはり断トツが豊曻龍。初日は,横綱相撲をとらなければといった緊張感から。5日目は千代翔馬の奇策に敗れたが,徐々に実力が出てくるとおもう。

あと,3勝2敗組では優勝経験のある尊富士,初日から前に出る相撲の阿炎あたりを候補としてあげたい。

むすび

一昔前の,大鵬とか青昇龍,白鳳といった絶対的な力士がいなくなった最近の土俵では,10日目を過ぎても優勝の行方が混とんとする場所も多い。

そんな中でも,場所ごとに芯となる元気な力士に注目し,優勝のゆくえを占うのは,大相撲の大きな楽しみです。

5日目をおわり,大相撲は中盤戦へと向かいます。力士たちの序盤戦での戦いぶりを振り返りつつ,中盤・終盤に向かって土俵を注目していきましょう!

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