原英梨花のLPGA昇格を目指すたたかいは,いよいよ残り5試合に。
8月15日からは,オレゴン州・ワイルドホース・リゾート&カジノ内の「ワイルドホースGC」で三日間,ワイルドホースレディスクラシックが開催されます。
原英莉花選手を中心に,今年で3回目の、大会のもようを速報とともにお届けします。

大会の概要
大会の名称 ワイルドホース・レディスクラシック
日程 2025年 8月15日(金)~8月17日(日)
開催コース オレゴン州ペンドルトン ワイルドホースゴルフコース
主催スポンサー ワイルドホース・リゾート&カジノ
前年度優勝者 ポルナノン・ファトラム(タイ)
開催コースについて
オレゴン州ペンドルトンのワイルドホースゴルフコース
- 概要: ペンドルトンにある「ワイルドホース・リゾート&カジノ (Wildhorse Resort & Casino)」に併設された18ホールの公共ゴルフコースです。東オレゴンのブルーマウンテンのふもとに位置しています。
- 設計者: ジョン・スタイデル (John Steidel) 氏によって設計されました。
- 特徴:
- 広々としたフェアウェイ、美しい湖、戦略的に配置された66のバンカーが特徴で、プレーヤーは挑戦的なゴルフを楽しむことができます。
- 4つのティーグラウンドが用意されており、最長のチャンピオンシップティーからは7,128ヤード、最も短いティーからは5,718ヤードと、多様なレベルのプレーヤーに対応しています。
- 高地の砂漠地帯に位置しているため、長いシーズンにわたってプレーできるという利点があります。
- LPGAツアーの下部ツアーであるエプソンツアーの開催地にもなっており、プロのトーナメントも開催されています。
- クラブハウスには、プロショップやグリルレストランが完備されており、ゴルフ以外にも楽しめる施設が充実しています。
ワイルドホースレディスクラシックについて
エプソンツアー・ワイルドホースレディスクラシックとは
エプソンツアー・ワイルドホースレディスクラシックは、LPGA(全米女子プロゴルフ協会)の公式下部ツアーである「エプソンツアー」(旧LPGAフューチャーズツアー)の一戦です。ワイルドホース・リゾート&カジノ(オレゴン州ペンデルトン)が主催しており、2022年から開催されています。
特記事項
- 開催地: オレゴン州ペンデルトンのワイルドホース・リゾート&カジノにあるワイルドホース・ゴルフコースで開催されます。
- 歴史: 2022年に初開催され、比較的歴史の新しいトーナメントです。
- 過去の優勝者:
- 2022年:ダニエラ・イアコベリ(アメリカ)
- 2023年:殷若寧(イン・シャオウェン)(中国) – この年は大気汚染のため36ホールに短縮されました。
- 2024年:ポルナノン・ファトラム(タイ)
- 地域コミュニティとの連携: ワイルドホース・リゾート&カジノとウムアティラ・インディアン居留地連合部族は、このイベントを通じて地域社会と部族の若者に有意義な機会を提供し、ゴルフの普及に貢献しているとされています。ユースクリニックやプロアマ戦なども開催されます。
ツアーにおける位置付け
- LPGAの公式下部ツアー: エプソンツアーは、LPGAツアーへの「登竜門」として位置付けられています。1999年から「Road to the LPGA」としてLPGAの公式育成ツアーに指定され、2007年にはLPGAが買収し、公式な予選ツアーとなりました。
- LPGAツアーへの昇格: エプソンツアーの年間賞金ランキング上位者は、翌年のLPGAツアーの出場権を獲得できます。ワイルドホースレディスクラシックは、そのLPGAツアーへの道を歩む選手たちにとって、重要な獲得賞金やランキングポイントを稼ぐ機会となります。
- 若手選手の育成: エプソンツアーは、世界の優れた若手女子プロゴルファーがLPGAツアーで成功するための準備をすることをミッションとしています。この大会も、そのミッションの一環として、才能ある選手たちが経験を積み、スキルを向上させる場を提供しています。
意義
- LPGAツアーへの扉: LPGAツアーを目指す選手たちにとって、この大会での好成績はLPGAツアーへの昇格を大きく近づけるものとなります。過去にはエプソンツアーから300人以上の選手がLPGAツアーに進出しています。
- 地域経済への貢献: 大会開催地であるオレゴン州の地域経済に貢献し、ゴルフを通じてコミュニティを活性化させる役割も果たしています。
- 女子ゴルフの発展: 若手選手の育成とLPGAツアーへのパイプラインとしての役割を通じて、女子ゴルフ全体のレベルアップと発展に寄与しています。
- 多様な才能の発見: 世界中から集まる多様な才能を持つ選手たちが競い合う場を提供し、将来のスター選手を発掘する機会となっています。
要するに、エプソンツアー・ワイルドホースレディスクラシックは、LPGAツアーを目指す若手女子ゴルファーにとって重要なステップとなる大会であり、地域社会との連携や女子ゴルフ全体の発展にも貢献しているトーナメントです。

日本からの出場選手
日本からの出場は、原英莉花・長野未祈・谷田佑里香・伊藤二花の4選手。
日本人選手のエプソンポイントランキングは、原英莉花の6位は別格として、伊藤選手68位、長野選手72位、谷田選手92位と言う状況。
初日の原英莉花選手
初日、原英莉花は現地時間、午後12時59分アウトコーススタート。
同伴競技者は、長野未祈とケイリー・テルファー(南ア)。珍しく、日本人選手同士の組となっている。
谷田佑里香は、午前8時54分アウトスタート。伊藤選手はインスタートとなっている。
初日 アウトスタートの原英莉花は、前半を4バーディ2ボギー、後半は3バーディで締めて、トータル5アンダー・6位タイと好調な滑り出しを。
首位はー10のジュリア・グレッグ(米)。原選手と1打差の3位タイには,K.スミス,L.フライなどエプソンランキング上位を争う選手がならんでいる。
日本人選手では,谷田選手が1アンダー・61位タイ。伊藤選手93位タイ。原選手と同組の長野選手は,11位タイと出遅れている。
原英莉花3位タイに!
予選ラウンド2日目,原英莉花はこの日も5アンダーと好調を持続。トータル10アンダーとして,首位のサブリナ・イクバル(米)・カン・ミンジ(韓)と1打差の3位タイに浮上した。
同じく3位タイには,エプソンランキング49位のジュリア・グレッグが付けている。
日本人選手では,谷田侑里香が予選を通過したが,長野選手と伊藤選手は残念ながらカットとなった。

原英莉花 絶好のチャンス!
原英莉花初優勝❗️
最終日、3位タイからスタートした原英莉花。前半を5バーディ1ボギーとし、後半も5バーディ1ボギー。この日8アンダー・トータルー18の素晴らしい内容で見事に逆転。念願の、エプソンツアー初優勝を飾った!
これで、エプソンポイントランキングも3位に上昇。来季のLPGA昇格に向けて、大きな一歩となった。
谷田佑里香も最終日を4アンダー。順位を29位タイに上げて大会を終えました。








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