BMW選手権 開催コース・放送予定・出場選手・組み合わせ フェデックスカップシリーズ第2戦

フェデックスカップ第2戦・BMW選手権は,8月14日から東海岸メリーランド州のケイブスバレーゴルフ俱楽部で,熱戦の火ぶたが切られます。

50人に絞られた闘いの舞台の紹介,放送予定・出場選手・初日の組み合わせなどを,速報とともにお届けします。

目次

フェデックスカップシリーズとは

PGAツアーの年間王者を決める「フェデックスカップシリーズ」は、レギュラーシーズンのポイントランキング上位者が出場できる、全3戦からなるプレーオフシリーズです。この3大会を勝ち抜いた選手が、年間王者の栄冠と巨額のボーナスを獲得します。

各大会の概要は以下の通りです。

1. フェデックス・セントジュード選手権 (FedEx St. Jude Championship)

  • 出場資格: レギュラーシーズン終了時のフェデックスカップポイントランキング上位70名。
  • 概要: プレーオフシリーズの初戦で、ここでの成績に応じてフェデックスカップポイントが大きく加算されます(通常大会の4倍のポイントが付与されます)。この大会で上位に入り、次の大会への出場権を争います。

2. BMW選手権 (BMW Championship)

  • 出場資格: フェデックス・セントジュード選手権終了時のフェデックスカップポイントランキング上位50名。
  • 概要: プレーオフシリーズ第2戦。さらに出場選手が絞られ、よりハイレベルな戦いが繰り広げられます。この大会終了時のポイントランキング上位30名が、最終戦「ツアー選手権」への出場権を獲得します。

3. ツアー選手権 (TOUR Championship)

  • 出場資格: BMW選手権終了時のフェデックスカップポイントランキング上位30名。
  • 概要: フェデックスカップシリーズの最終戦で、年間王者が決定する大会です。
    • 2024年までのフォーマット: これまでは、直前のポイントランキングに応じて、各選手のスタートスコアにハンディキャップが設けられる「ストローク・プレーヤー」方式が採用されていました。例えば、ランキング1位の選手は10アンダーからスタートし、2位は8アンダー、3位は7アンダー…といった形で、スタート時点で打数差がついていました。
    • 2025年からのフォーマット変更: PGAツアーは2025年から、このハンディキャップシステムを撤廃することを発表しました。これにより、出場する30人全員がイーブンパーからスタートし、72ホールのストロークプレーで優勝した選手がそのままフェデックスカップ年間王者となります。この変更は、ファンの分かりやすさや、大会としての純粋なスコア勝負を求める声に応えたものです。
  • 年間王者: ツアー選手権で優勝した選手が、フェデックスカップ年間王者となり、優勝賞金と5年間のツアーシード権を獲得します。巨額のボーナスも用意されています。

この3つの大会を通して、PGAツアーのトップ選手たちが年間王者の座をかけて熾烈な争いを繰り広げます。特に終盤になるにつれて、出場選手が絞られ、一打の重みがさらに増すのがこのシリーズの魅力です。

大会の概要

大会の名称 BMW選手権

日程 2025年 8月14日(木)~8月17日(日)

開催コース メリーランド州 ケイブスバレーゴルフ俱楽部

主催スポンサー BMW

賞金総額 2000万ドル  優勝賞金 360万ドル

前回優勝者 キーガン・ブラッドリー

開催コースについて

2025年のBMW選手権は、ケイブスバレーゴルフクラブ (Caves Valley Golf Club) で開催されます。開催期間は2025年8月14日から17日です。

ケイブスバレーゴルフクラブの特徴

  • 設計者: トム・ファジオ (Tom Fazio) によって1991年に設計されました。
  • レイアウト: メリーランド州の田園地帯に広がる広大なレイアウトで、18ホール全体にわたって起伏に富んだ地形が特徴です。
  • 戦略性: バンカーやウォーターハザードが巧みに配置されており、特にグリーン周りのバンカーは戦略的なプレーを要求します。
  • 景観: 美しい自然と調和した景観が魅力で、秋の紅葉の時期は特に見事です。
  • クラブハウス施設: 宿泊施設も充実しており、クラブハウス内や敷地内のコテージに49室の宿泊部屋があります。
  • 過去の主要大会: 過去には1995年の全米ミッドアマチュア選手権、2002年の全米シニアオープン、2005年のNCAAディビジョンI男子選手権など、数々の主要大会が開催されてきました。

名物ホール

ケイブスバレーゴルフクラブには、いくつかの印象的なホールがありますが、特に以下のホールが挙げられます。

  • 18番ホール (旧9番ホール):
    • 2021年のBMW選手権では、本来の9番ホールが最終18番ホールとして使用され、大会の勝敗を左右する重要なホールとなりました。
    • パー4で、上り坂のティーショットに始まり、さらに高い位置にあるグリーンへと続いています。
    • フェアウェイの右側には蛇行する小川があり、左側からはフェアウェイバンカーが狭めています。
    • グリーンは奥行き約50ヤードで、手前右と左に2つのバンカーがあり、正確なアプローチショットが求められます。特に手前にある深く大きなバンカーは非常にペナルティが大きいです。
    • 多くのチャンピオンシップで、勝者を決定する上で重要な役割を果たしてきました。
  • 17番ホール:
    • ティーイングエリアによって120〜220ヤードと距離が変わります。
    • 美しいバンカーがグリーンを守り、右側にはウォーターハザードがあります。
  • 4番ホール:
    • 224ヤードのパー3で、チャンピオンシップティーからのティーショットは特に挑戦的です。
    • グリーンは広く、周辺にバンカーが配置されています。風向きや季節によってクラブ選択が大きく影響します。

これらの特徴と名物ホールが、2025年のBMW選手権での選手たちの熱戦をさらに盛り上げるでしょう。

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