読売ジャイアンツはドミニカ共和国の若手有望選手を獲得するために、特別なコネクションを構築しています。
具体的には、ドミニカ共和国で独自にトライアウト(入団テスト)を主催し、選手の発掘を行っています。今年も投手と外野手の2人の選手を採用し、マスコミにも発表しました。
また、獲得した若手選手に対しては、単に野球の指導だけでなく、日本語や日本文化、教養などの教育プログラムも提供し、日本での生活を総合的にバックアップする体制を整えていることも、大きな特徴です。
こうした取り組みは、長期的な視野で若い選手を育成し、将来的にチームの中心選手として成長させることを目的としていると考えられます。
4人の育成選手
大リーグからスカウトされて、昨年の前半戦で大活躍したエリー・ヘルナンデス選手はドミニカ共和国出身。
大リーグから移籍したヘルナンデスとは別に、トライアウトを経て、ドミニカから直接ジャイアンツに入団しているのは次の4選手。
ティマ 20才 21年入団 外野手 194cm 右投右打
フェリス 22才 今年入団 外野手 200cm 左投左打
ルシアーノ 23才 23年入団 投手 190cm 右投右打
グズマン 18才 今年入団 投手 189cm 左投左打
4人は現在、育成選手枠 これからの支配下登録を目指し、猛練習にはげんでいる!
読売ジャイアンツの戦略
読売ジャイアンツは、特にMLBのアカデミーに所属していない若手選手を積極的に獲得しています。
これにより、競争が激しいメジャーリーグのプロスペクトとは別のルートで、将来性のある選手を発掘しようとしていると考えられます。
また、若年期から日本で生活させることで、日本語や日本文化に慣れさせ、長期的な育成を目指すという方針も、ドミニカ共和国の若い選手をターゲットにする理由の一つです。
トライアウト(入団テスト)
読売ジャイアンツがドミニカ共和国で独自に実施しているトライアウトは、例年 6月頃に開催されているようです。
このトライアウトの開催頻度については、具体的な年間回数の公表はありませんが、少なくとも毎年この時期に行われている可能性が高いと考えられます。
なぜドミニカ共和国なの?
ドミニカ共和国から多くの野球選手が輩出される背景には、以下のような理由があります。
貧困からの脱却
ドミニカ共和国では、国民の多くが貧困層であり、野球は貧しい生活から抜け出すための数少ない手段の一つとされています。プロとして成功すれば、莫大な富と名声を得られるため、幼い頃から野球に打ち込む子供が多く、その情熱とハングリー精神が才能を開花させる原動力となっています。
MLBアカデミーの存在
メジャーリーグ(MLB)の多くの球団がドミニカ共和国にアカデミーを設立し、若い才能を育成しています。これは、ドミニカ共和国が選手育成に有利な税制優遇措置を設けていることなども関係しています。これらのアカデミーは、才能ある若手選手に教育の機会を与え、技術指導や生活支援を行うなど、野球漬けの環境を提供しています。
豊富な才能
ドミニカ共和国の子供たちは、恵まれた身体能力とバネ、そして天性の野球センスを持っています。また、幼少期から硬式球を使用し、試合形式の練習を繰り返すことで、実戦的な技術を自然と身につけていきます。
ドミニカ共和国
ドミニカ共和国は、カリブ海に浮かぶイスパニョーラ島の東部を占める国です。
- 首都: サントドミンゴ
- 面積: 約48,442平方キロメートル(日本の九州と高知県を合わせた程度の広さ)
- 人口: 約1,133万人(2023年時点)
- 言語: スペイン語
- 気候: 亜熱帯性気候で、年間平均気温は約25℃です。
- 経済: 観光業が主要産業であり、農業、鉱業なども行われています。
- 文化: ヨーロッパ系、アフリカ系、先住民のタイノ族の文化が混ざり合い、独自の文化を形成しています。メジャーリーガーを数多く輩出する野球大国としても知られています。
むすび
カリブ海に浮かぶ西インド諸島の島国、ドミニカ共和国から夢を持って来日した若き選手たち。
次のジャイアンツを背負って立つ人材を求め、ドミニカにトライアウト制を確立した巨人軍。
このユニークな試み(こころみ)から、巨人軍の屋台骨を背負う一流選手がおおぜい現れるよう、われわれファンは期待をこめて見守りましょう!


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