PGAツアーは終盤を迎え、舞台を米大陸東岸の大西洋に浮かぶバミューダ諸島に移して、11月13日から「バターフィールド・バミューダ選手権」が開催されます。
今回は、2019年に創立された、この大会の概要・コース紹介・放送予定などを,速報とともにお届けします。
大会の概要
大会名称 バターフィールド・バミューダ選手権
日程 2025年11月13日(木)~16日(日)
開催コース バミューダ島 ポートロイヤルゴルフクラブ
主催者 バターフィールド銀行 全米プロゴルフ協会
賞金総額 600万ドル 優勝賞金 108万ドル
前回優勝者 ラファエル・カンボス(プエルトリコ)
開催コースについて
恒例の開催コース,バミューダ諸島のポートロイヤル・ゴルフ・コース(Port Royal Golf Course)について、歴史、設計者、コースの概要と特徴を以下にまとめます。
1. 歴史
- 設立: 1965年に創設され、1970年に開場しました。
- 経緯: 当初は「サウサンプトン・ゴルフ・クラブ」として知られ、用地買収の過程で土地所有者との紛争により設計変更を余儀なくされましたが、このルート変更の結果、後に世界的に有名となる16番ホールが誕生しました。
- 改修: 1995年にロバート・トレント・ジョーンズ・シニア自身によって、また2009年にはPGAグランドスラム・オブ・ゴルフ開催に向けて、オリジナルの設計チームのメンバーであった**ロジャー・ルーレビッチ(Roger Rulewich)の主導により大規模な改修が行われました。
- 主な大会: 2009年から2014年までPGAグランドスラム・オブ・ゴルフの開催地となり、近年はPGAツアーのバターフィールド・バミューダ選手権の開催コースとして使用されています。
- 所有・運営: バミューダ政府によって所有・運営されている公共コースです。
2. 設計者
- オリジナル設計:ロバート・トレント・ジョーンズ・シニア(Robert Trent Jones, Sr.)
- 彼は、ポートロイヤルを「アメリカ国外で設計したコースの中で最高傑作だ」と評したとされています。
- 2009年の大規模改修: ロジャー・ルーレビッチ(Roger Rulewich)
3. コースの概要と特徴
- コースタイプ: 18ホール、パー71
- 全長: チャンピオンティーからは約6,800ヤード(改修後)。バミューダ諸島で最も長いコースの一つです。
- 景観とレイアウト:
- 大西洋の壮大な眺めを誇り、特にバックナインではオーシャンビューのホールが連続します。
- フロントナインの多くは、内陸の熱帯のゴルフコースのような雰囲気を持つ一方、7番ホール以降は丘の上の高台に出て、風と海に直面するドラマチックなレイアウトに変わるという、二面性を持っています。
- 高低差のある丘陵地を利用したルーティングで、フェアウェイは比較的広く、あらゆるレベルのゴルファーが楽しめるよう複数のティーグラウンドが用意されていますが、強風の影響を受けると非常に難しくなります。
- シグネチャーホール(名物ホール):
- 16番ホール(Par 3): 世界で最も壮観で写真に撮られることが多いホールの1つ。大西洋に突き出た岬の断崖の上にグリーンがあり、海を越えて打つティーショットが求められます。風の影響を強く受けるため、難易度が高いことでも知られています。
- その他、8番ホールも海洋断崖の上に位置するインフィニティ・エッジ・グリーン(海に向かって切れ目なく続くように見えるグリーン)が特徴的な美しいショートホールです。
放送予定
CS放送 ゴルフネットワーク
| 11月14日(金) | 03:00~06:00 |
| 11月15日(土) | 03:00~06:00 |
| 11月16日(日) | 01:00~04:00 延長05:00まで |
| 11月17日(月) | 01:00~04:00 延長07:00まで |
BS放送 BS10
| 11月16日(日) | 05:00~07:30 |
| 11月17日(月) | 05:00~07:30 |

初日の日本勢
初日、日本人選手4人のスタート・組み合わせは次のとおり。(日本時間)
| 20:00 | アウト | 久常涼 M.マクリービ H.スプリンガー |
| 01:36 | イン | E.ローゼンミュラー 星野陸也 J.ヘイスティングス |
| 01:47 | アウト | 金谷拓実 T.ディクソン T.ワッツ |
| 02:09 | アウト | 大西魁斗 N.グッドウィン K.ルサー |
初日、金谷拓実は5アンダー・2位タイ。久常涼4アンダー・4位タイ。星野陸也3アンダー・8位タイと、日本人選手がトップ10に3人入る好スタートを切っている。
大西魁斗も1アンダー・28位タイと健闘中。
2日目が楽しみです。
日本勢4人決勝ラウンドへ
予選ラウンドを終えて、久常涼・金谷拓実・星野陸也の三選手は共に6アンダーでフィニッシュ。9位タイで決勝ラウンドに進んだ。
大西魁斗もトータル・イーブンパーとして、61位タイで決勝ラウンドへ。
日本勢4人が全員、決勝に進むのはシーズンを通じて初めて。
明日からの健闘を期待しましょう♪
ムービングサタデイ金谷・星野が躍進!
決勝ラウンド3日目、強風の中を金谷拓実がノーボギーの5アンダーとスコアを伸ばし、首位と1打差3位タイに躍進。
星野陸也も4アンダーと健闘。順位を単独7位に上げた。
久常涼は3日目1アンダーで13位タイにとどまり、大西魁斗はこの日イーブンパー、55位タイとなっています。
明日、最終日の日本勢の活躍が楽しみです^_^
金谷拓実3位タイ
金谷拓実が最終日をPGA初の最終組でまわり、強風の吹き荒れる中を1オーバー・トータルー10で堂々の3位タイに。

最終18番で1mのパットを
外したのは痛かったが、、、
横からの突風のためやむなし
星野陸也も8位タイと健闘した。
久常涼は52位タイ、大西魁斗67位タイで大会を終えた。















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