第62回ゴルフ日本シリーズ「JTカップ」が12月4日より、今年も東京よみうりカントリークラブで開催されます。今年度最後の男子ツアー、選ばれた30名の選手がストロークプレーで、4日間たたかう本大会の概要・放送予定・出場資格と選ばれた選手など、詳細をお届けします。
大会の概要
大会名称 第62回ゴルフ日本シリーズJTカップ
日程 2025年 12月4日(木)~12月7日(日)
開催コース 東京都稲城市 東京よみうりカントリークラブ
賞金総額 130百万円 優勝賞金 40百万円
前回優勝者 ショーン・ノリス
東京よみうりカントリークラブについて
東京よみうりカントリークラブは、1964年(昭和39年)に正式開場した歴史と実績のある名門ゴルフ場です。
- 1960年に読売新聞社主であった正力松太郎氏の「国際的チャンピオンコースを開設しよう」との構想のもと、多摩丘陵の自然を生かして着工されました。
- 開場以来、「ゴルフ日本シリーズJTカップ」をはじめとする数多くのプロゴルフトーナメントが開催されており、日本男子ツアー最終戦の開催コースとして知られています。
- 1968年に「東京読売カントリークラブ」から**「東京よみうりカントリークラブ」**に改称されました。
コース設計は、日本のゴルフコース設計における名匠である井上誠一氏が手掛けています。
- 井上誠一氏特有の、自然の地形を最大限に活かした戦略性の高いコースレイアウトが特徴です。
- 近年の改修も、井上氏の理念を壊さないよう、そのお弟子さんに依頼されるなど、設計者の意図が大切に守られています。
コースの特徴
東京よみうりカントリークラブは、多摩丘陵に展開する丘陵コースで、雄大さと格調の高さが感じられる18ホールです。
- 戦略性の高さ: 自然の起伏を活かしたレイアウトで、打ち上げ、打ち下ろし、ドッグレッグなどが組み込まれ、ボールの落としどころを制約する戦略性が求められます。
- バンカー: 数多く巧みに配置されたバンカーがグリーンをガードしており、これらのハザード攻略がスコアメイクの大きなカギとなります。バンカーの数は100以上とされています。
- 名物ホール(18番): 最終の18番ホールは、池越えで距離の長いパー3(ショートホール)という、国際的なチャンピオンコースとしては世界的に見ても珍しいレイアウトで、当クラブ最大の名物ホールです。グリーンの傾斜も強く、「魔の18番」とも呼ばれる難関で、数々のドラマを生んできました。国内のトーナメント開催コースで最終18番がパー3なのは、このコースが唯一です。
放送予定
地上波テレビ 日本テレビ系全国ネット
| 12月6日(土) | 15:00~16:25 (22局ネット) |
| 12月7日(日) | 15:00~16:55 (31局ネット) |
CS放送 日テレジータス
| 12月4日(木) | 13:45~15:45 18番ホール |
| 12月6日(土) | 08:30~12:30 前半ホール |
| 12月7日(日) | 08:30~12:30 前半ホール |
CS放送 日テレニュース24
| 12月5日(金) | 09:00~15:15 |
大会の出場資格
本大会の出場優先順位は次のとおりです。
- 第61回(前年度)本大会優勝者
- 本年度日本ゴルフツアートーナメント優勝者(アマチュアを含む)
- 本年度賞金ランキング20位以内
- ツアーメンバーで、本年度米・欧ツアー優勝者
- ワールドランキング100位以内で、上記該当者を除く上位3名
- 上記の資格で30人を満たさない場合、賞金ランキング21位以下より繰り上げる
選ばれた30人の選手たち
最終のレギュラー大会,「カシオワールド」を終えて,以下の30選手が決定した。
金子駆大・蝉川泰果・堀川未来夢・片岡尚之・佐藤大平・大岩龍一・比嘉一貴・米澤蓮・小西たかのり・吉田泰基・小木曾喬・木下稜介・勝俣陵・下家秀琉・清水大成・今平周吾・塚田よおすけ・岩田寛・小斉平優和・阿久津未来也・ソン・ヨンハン・坂本雄介・長野奏雅・池村寛世・イ・サンヒ・細野勇策浅地洋佑・原敏之・金谷拓実・中島啓太
初日の組み合わせ
初日の組み合わせ・スタート時間は次のとおり。
| 09:30 | 金谷拓実 中島啓太 原敏之 |
| 09:40 | 浅地洋佑 細野勇策 池村寛世 |
| 09:50 | イ・サンフン 長野奏雅 坂本雄介 |
| 10:00 | 宋永漢 阿久津未来也 小斉平優和 |
| 10:10 | 岩田寛 小木曾喬 塚田よおすけ |
| 10:20 | 今平周吾 清水大成 下家秀琉 |
| 10:30 | 勝俣陵 木下稜介 吉田泰基 |
| 10:40 | 小西たかのり 米澤蓮 佐藤大平 |
| 10:50 | 片岡尚之 堀川未来夢 比嘉一貴 |
| 11:00 | 大岩龍一 蝉川泰果 金子駆大 |
初日のもよう
気温は低いが、風も柔らかく快晴のインディアンサマー(小春日和)の下、JTカップの四日間がスタートした。
初日、首位に立ったのは、7アンダーの宗永漢。
2打差の2位タイに、細野勇策・小木曽喬が並んでいる。
初日を終えて、上位選手の順位は次のとおり。
| 1 | 宗永漢 | -7 |
| 2T | 細野勇策 | -5 |
| 小木曽喬 | ||
| 4 | 岩田寛 | -3 |
| 5T | 金谷拓実 | -2 |
| 阿久津未来也 | ||
| 木下稜介 | ||
| 下家秀琉 | ||
| 吉田泰基 |
2日目を終えて
2日目,最終組で宋永漢と一緒にスタートした小木曾喬が,17番パー5でイーグル。宋永漢を抜いて,7アンダーの首位に立った。
宋選手は2日目を1オーバーとして,小木曾喬に次ぐ6アンダー・2位に。同じく最終組の細野勇策がイーブンパーでまわり,単独3位としている。
2日目を終えて,上位選手の順位は次のとおり。
| 1 | 小木曾喬 | -7 |
| 2 | 宋永漢 | -6 |
| 3 | 細野勇策 | -5 |
| 4 | 吉田泰基 | -4 |
| 5 | 岩田寛 | -3 |
| 6T | 片岡尚之 | -2 |
| 蝉川泰果 | ||
| 金谷拓実 | ||
| 阿久津未来也 | ||
| 木下稜介 |
ムービングサタディ
3日目を終えて,8アンダー首位に小木曾喬,宋永漢,そしてこの日4アンダーで廻った吉田泰基の3人。
以下,1打差で4位細野勇策,5位蝉川泰果と続く。
3日目を3アンダーと伸ばした金谷拓実は,同じく4アンダーの金子駆大とともに,首位と3打差5アンダーで6位タイに。
金谷らに2打差の8位タイ,米澤蓮・木下稜介まで,明日の最終日,首位の3人に追いつき追い越す息詰まる展開を見せるか。
小木曽喬メジャー初優勝❗️
まれに見る接戦を制したのは首位タイからスタート、最終日を5アンダーで抜け出した小木曽喬。
最終ホール、難関の18番ショートを無理せず、ボギーで手堅くおさめ、トータルー13として2位・細野勇策に2打差をつけて、昨年の韓国でのトーナメント、シンハンオープンに続くJPGA2勝目、メジャー大会初優勝を!
金谷拓実は伸び悩み、この日2アンダーで5位に。
優勝すれば、今年の賞金王と期待された蝉川泰果は1オーバー6位で終えた。
大会を終えて、上位選手の成績は次のとおり。
| 優勝 | 小木曽喬 | -13 |
| 2 | 細野勇策 | -11 |
| 3 | 吉田泰基 | -10 |
| 4 | ソン・ヨンハン | -8 |
| 5 | 金谷拓実 | -7 |
| 6 | 蝉川泰果 | -5 |
| 7T | 金子駆大 | -4 |
| 今平周吾 |







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