老いを笑って心を整える 年金暮らしの調整日記 「投資信託の活用」

傘寿を越して,今なお浮き世に未練を残す(笑),年金生活の爺さん・カズのひとりごと日記です。

日記と言っても,毎日書くわけでもなく,と言って随筆と言えるほど上品でもない独り言(ごと)を,お金や健康など,ハイシニアの関心が高いテーマを思い付くままに綴って行きますので,お付き合いのほどよろしくお願いします

目次

投資信託への投資

ハイシニア(後期高齢者のこと)の2大関心は,「おかね」と「健康」。先ずは,老後の「おかね」についての提言を。

記載している情報や見解は、特定の投資行動を勧めるものではありません。また、その正確性や将来の成果を保証するものでもありませんので、ご理解いただければ幸いです。

もし手元に3百万円があれば,あなたはどうしますか。

① そのまま定期預金にする。あるいは普通預金か自宅に寝かせる。

② 株式に投資する。

③ 投資信託など財形的な貯蓄に投資する。

と言ったところでしょうか。

私の場合,インターネット証券の「マネックス証券」を通じて,米国の不動産信託に投資をしています。具体的には,「フィデリティ投資信託」の「米国リート・B 為替リスクヘッジなし 毎月分配型」に投資をして,毎月下旬に分配金を受け取っています。(毎月15日(土日祝日は順延)の分配金発表後4週日目に入金)

例;15日(金)・18日(月)が祝日の場合,16(土)・17(日)・18(祝)日のあと21日(木)に分配金を入手できる。)

マネックス証券などインターネット証券は,手数料がとにかく安い たとえば,米国リートの購入についても,購入手数料ゼロ・毎月の分配金送付手数料もゼロ

ネット証券には三菱UFJ銀行グループの「三菱UFJesmart証券」SBI証券など大手の系列証券会社がいろいろあります
マネックス証券はdocomoと連携しています

フィデリティ・米国リートB 収益は?

では具体的にフィデリティ・米国リート(毎月分配・為替リスクヘッジなし)の収益はどうなのでしょうか。

具体的な予想数字は以下のとおりです。

市場基準価額(1万口当り) ; 2025年10月 約2800円(毎日変動) 

毎月の分配金(1万口当り) ; 35円 (2017年11月以来,35円分配が続いている)

1万口と言うと大げさに感じるが
要は1単位(1口)と同じ意味

上記の1口当たりの価額と分配金で利回りを計算すると

35円x12か月=420円 税引き後は420円x80%=336円

単純利回りは,年率 336円2800円=0.12  すなわち年利12%になります。

ただし,投信の価額は長期的にみると漸減する傾向にあります すなわち,この12%には投資資金の漸減分は入っていません

手元の300万円を投資すると

以上,今の低金利時代に夢のような利回りの米国リートですが,手元に300万円余裕資金があると仮定して,その運用を計算してみます。

ネット証券の口座を開設し,300万円を預けてフィデリティ米国リートB(為替ヘッジなし・毎月分配型)に全額投資をすると(価額2800円と仮定)。

3,000,000円2800円=1071.4口

なぜだろう

投資信託の場合,買い付け単位は口数でも
金額のままでもOK 
金額で購入すると割り算で口数が半端になりますが
支障はまったくありません

毎月の期待できる分配金は,約3万円となります。(1071.4x35円x0.8)

大きな金額ではありませんが,年金生活の中で,毎月ちょっと楽しめる小遣いになりますね。

投資信託のコツ

われわれ年金生活者にとって,リスクの大きい世界(たとえば株式投資など)は大損をすると,取り返しのつかない事態に陥ります。

さりとて,手元のお金をただ寝かしておくのはもったいない。

このような時には,一度上記のような,利回りの良い投信への投資を考えてみてもよいのでは。

この投資信託ですが,お勧めしたい取り組み姿勢は,」ひと口で言うと「長期保有」です。

具体的に私の場合,最初にフィデリティ・米国リートを購入したのは15年前,2010年ごろでした。そのころの価額は約5500円。分配金は毎月100円(税引き前)もありました。

それから15年。価額はだんだんと下がり,いまでは3000円を切って2800円弱に。分配金も100円から70円。そして2009年からは35円に。

この15年間での分配金の総額は,なんと9600円となりました。税引き後では7680円です。すなわち,5500円の投資に対して見返りは,分配金が純収入で7680円。これに現在価値の2800円を足すと10480円となります。

すなわち,5500円の投資に対して,15年間で約2倍の10480円が産まれたわけです。そしてもちろん,これからも続きます。

15年間でやっと倍近くか,と思われる方もおられると思います。しかし,株式とか何かの相場に手を出すのは,年金生活者のわれわれには余りにも危険が大きすぎますね。

それよりは手堅く毎月を楽しめる,毎月分配型の投資信託のほうが,より安全でおすすめできます。

今後も継続すれば?!

では,現在の投資残高をそのまま,今後も10年間寝かせるとどうなるでしょうか。仮定の数字ですが,推測してみましょう。

与件(考えられる今後の分配予想) ; 現在価額(1万口) 2800円 

今後の価額の推移(予想) 10年後・2000円と仮定 

分配金の予想金額;5年間は毎月35円 その後5年間は毎月25円と仮定

現在の口数 3000000円=1071.4口(取引画面には1,071,4000口と表現されます) 

分配金 5年間(60か月)x35円=2100円 5年間(60か月)x25円=1500円

分配金総額 3600円x0.8(税引後)=2880円

総産出額 2000円 + 2880円 = 4880円

すなわち,向こう5年間は毎月3万円。その後の5年間は毎月21400円の分配金を得ながら,10年後に投信価額として約210万円残るという計算となります。(あくまで仮定ですが,ほぼ近いのではと予測しています)

むすび

年を取り,年金生活を営む身には,お金は命の次に大事なもの。できる限り安全で,高利回りの活用をとたどり着いたのが米国リートでした。

もちろん,金融商品はリスクとのウラオモテ。最も大事なことは,手元にある融通できるお金を活用すること。間違っても生活に必要なお金・財産をリスクにさらさないようにしましょう。

当ブログの情報は、あくまでも参考としてお読みください。投資はご自身の判断と責任で行っていただき、損失等について当方は一切の責任を負いかねます

年金暮らしの仲間に参考になれば
さいわいです

    

 

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