9月14日(日)にふたを開ける大相撲秋場所。両国国技館で繰り広げられる熱戦が楽しみだ。
9月1日に,新番付が以下のように発表された。
さまざまがドラマが期待される秋場所の,見どころ・ポイントをレポートします。
目次
秋場所新番付(幕内)
東 | 西 | |
大の里 | 横綱 | 豊昇龍 |
琴櫻 | 大関 | |
若隆景 | 関脇 | 霧島 |
高安 | 小結 | 安青錦 |
玉鷲 | 前頭 筆頭 | 阿炎 |
伯桜鵬 | 2 | 王鵬 |
熱海富士 | 3 | 豪ノ山 |
平戸海 | 4 | 若元春 |
琴勝峰 | 5 | 一山本 |
阿武剋 | 6 | 草野 |
隆の勝 | 7 | 歐勝馬 |
宇良 | 8 | 金峰山 |
翠富士 | 9 | 藤ノ川 |
大栄勝 | 10 | 美ノ海 |
正代 | 11 | 狼雅 |
尊富士 | 12 | 御嶽海 |
明生 | 13 | 時疾風 |
佐田ノ海 | 14 | 朝紅龍 |
翔猿 | 15 | 湘南ノ海 |
友風 | 16 | 錦木 |
竜電 | 17 | 日翔志 |
獅司 | 18 |

秋場所の見どころ・ポイント
1. 優勝争いの行方
- 横綱・大の里の真価が問われる場所 新横綱として臨んだ先場所は11勝4敗に終わり、優勝争いに加わることができませんでした。今場所は横綱としての真の実力を示すことが期待されます。
- 横綱・豊昇龍の復調なるか 先場所は怪我のため途中休場した豊昇龍。両横綱が揃い踏みするのは23場所ぶりでしたが、千秋楽の横綱対決は実現しませんでした。今場所こそ、両横綱による優勝決定戦が期待されます。
- 平幕優勝からの連覇に挑む琴勝峰 先場所、東前頭15枚目で13勝2敗という好成績で初優勝を飾った琴勝峰が、今場所は東前頭5枚目まで番付を上げました。平幕優勝から連覇を果たせば史上初の快挙となります。上位総当たりの厳しい番付で、どこまで実力を発揮できるか注目です。
- 若手の台頭とベテランの意地 先場所、新入幕ながら11勝を挙げ敢闘賞と技能賞を受賞した草野(西前頭6枚目)、同じく新入幕で10勝を挙げた藤ノ川(西前頭9枚目)、11勝の好成績で東前頭3枚目まで番付を上げた熱海富士など、若手力士の勢いが止まりません。一方、40歳の大ベテラン玉鷲が東前頭筆頭まで番付を上げ、三役復帰は惜しくもなりませんでしたが、金星獲得や三賞受賞など、ベテランらしい相撲で場所を盛り上げることが期待されます。
2. 三役力士の動向
- 大関昇進に挑む若隆景 先場所10勝5敗で2場所連続関脇となった若隆景は、今場所が大関昇進の足がかりとなる場所として期待されています。
- 史上7例目の小結優勝を目指す安青錦 新入幕から3場所連続で11勝を挙げ、堂々の新小結昇進を果たした安青錦にも注目が集まります。新入幕から4場所連続2桁勝利という、横綱昇進よりも難しいと言われる記録の達成も期待されています。安治川部屋からは初の三役力士の誕生となります。
- 琴櫻、霧島、高安の巻き返し 大関・琴櫻は先場所8勝7敗とギリギリの勝ち越し。大関の地位を維持できるかどうかが問われる場所となります。関脇・霧島も同様に8勝7敗と苦戦が続いており、関脇・高安とともに上位陣としての意地を見せられるかどうかが注目されます。

若隆景は11勝以上すれば
大関昇進濃厚か!?
3. 十両・幕下の注目力士
- 朝乃山の巻き返し 前場所で怪我から復帰した元大関・朝乃山が、今場所は十両に復帰しました。再起をかけた土俵に注目が集まります。
- 新十両・朝翠龍、西ノ龍 新十両に昇進した朝翠龍は、兄の朝紅龍と史上24組目の兄弟関取となります。また、西ノ龍は元幕内・常の山を父に持つ史上14組目の親子関取となり、今後の活躍が期待されます。
- 新入幕・日翔志(ひとし) 日翔志が新入幕を果たしました。大学相撲出身の力士として、幕内での活躍が期待されます。



十両13枚目に返り咲いた朝乃山
幕内カムバックを目指して快進撃できるか!?
むすび
躍進する若手と,返り咲きを目指すベテラン力士。秋場所のガチンコ勝負が待ち遠しい。
今場所も15日間,わくわくした日々を一緒に過ごしましょう!


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