「いい夫婦の日」の誕生秘話
来たる11月22日は何の日かご存知でしょうか? そうです、「いい夫婦の日」ですね。この日がどのようにして生まれたのか、その背景には、とても温かい夫婦愛の物語があります。
この記念日を提唱したのは、財団法人余暇開発センター(現在の公益財団法人日本生産性本部)という団体です。1988年(昭和63年)に、この団体が夫婦円満の社会的な広がりを願い、国民に呼びかけました。
なぜ11月22日になったのでしょうか?それは、「いい夫婦」という語呂合わせに由来します。 「11(いい)」と「22(ふうふ)」と読むことができるためです。
この記念日を定めた目的は、単なる語呂合わせだけではありません。 「いい夫婦の日」をきっかけに、普段は照れくさくて伝えられない感謝の気持ちを、夫婦がお互いに伝え合う機会を持ってほしい、そんな願いが込められています。 日々の忙しい生活の中で、お互いの存在を当たり前だと思いがちですが、この日を特別な日として、感謝の気持ちを形にすることで、夫婦の絆をさらに深めることができるでしょう。
夫婦の絆を深める「5つの秘密」
「もう長年連れ添っているから、今さら…」 「若い人たちの記念日でしょ?」 なんて思っていませんか?
いいえ、そんなことはありません! 長い年月を共に歩んできたからこそ、この「いい夫婦の日」は、私たちシニア世代にとって、より特別な意味を持つ日なのです。
今回は、私たちがこれからも仲良く、幸せに過ごすための「5つの秘密」を、一緒に考えていきたいと思います。
秘密その1:感謝の気持ちは「言葉」で伝えましょう
長年一緒にいると、「言わなくてもわかるだろう」と思ってしまいがちですよね。 でも、一番大切なのは、「ありがとう」や「いつも助かってるよ」といった感謝の気持ちを、声に出して伝えることです。
例えば、
- 朝、おいしい味噌汁を作ってくれたら「今日も美味しいね、ありがとう」。
- 重い買い物袋を持ってくれたら「いつも頼りになるね、ありがとう」。
ほんの些細なことでも、言葉にすることで、相手の心に温かさが届きます。 「ありがとう」は魔法の言葉。毎日少しずつ使ってみませんか?
秘密その2:二人だけの「趣味」を見つけましょう
昔は子育てや仕事で忙しかったけれど、今は時間に少し余裕ができた方も多いのではないでしょうか。 この時間を活かして、二人で楽しめる新しい趣味を始めてみましょう。
- 近所の散歩やハイキング
- 料理教室や陶芸教室
- 写真や絵画
- 庭いじりや家庭菜園
共通の趣味があると、会話も弾みますし、一緒に目標に向かうことで、夫婦の絆はさらに強くなります。 「これやってみたいね」と、二人で話し合ってみることから始めてみませんか?
秘密その3:たまには「特別な日」を作りましょう
日常に小さなサプライズを加えてみましょう。 高価なものでなくても構いません。
- たまには外食で、懐かしいお店に行ってみる。
- 近くの温泉に日帰りで行ってみる。
- 思い出のアルバムを二人で眺めてみる。
こうした「特別な日」を作ることで、日々の生活にハリが生まれ、二人の関係も新鮮に保たれます。 「そういえば、昔はよく行ったね」なんて、思い出話に花を咲かせるのも素敵ですね。
秘密その4:お互いの「時間」を大切にしましょう
夫婦とはいえ、一人の人間として、それぞれに自分の時間も大切にしたいですよね。 お互いが一人の時間を持つことを尊重し、応援することも大切です。
例えば、
- 夫が囲碁や将棋に集中する時間。
- 妻が友人とカフェでおしゃべりする時間。
一人でゆっくり過ごすことで、気持ちをリセットでき、また二人の時間をより楽しく過ごすことができます。 「今日は気分転換してきたら?」と声をかけあうのも、優しさですよね。
秘密その5:相手の「良いところ」を再発見しましょう
長年一緒にいると、相手の欠点ばかりが目についてしまう、なんてことはありませんか? いい夫婦の日をきっかけに、改めて相手の良いところを再発見してみましょう。
- 「いつも家のことを綺麗にしてくれて、ありがとう」
- 「重たいものをサッと持ってくれて、頼もしいね」
- 「あなたがそばにいてくれて、本当に幸せだね」
こんな風に、素直に感じたことを伝えてみてください。 きっと、お互いに「この人と結婚してよかったな」と、心から思えるはずです。
いかがでしたでしょうか。 「いい夫婦の日」は、夫婦の絆を再確認し、感謝の気持ちを伝えあう、素晴らしい日です。 ぜひ、この日をきっかけに、お二人の関係がより温かいものになることを心から願っています。
皆さんは、この「いい夫婦の日」、どんな風に過ごしますか? ぜひ、コメントで教えてくださいね。 皆さんの幸せなエピソードをお待ちしています!
夫婦で選びたいプレゼントのアイデア
妻から夫へ贈るプレゼント5選
長年連れ添った夫婦だからこそ、感謝の気持ちを込めたプレゼントは特別な意味を持ちます。 ここでは、実用性と心温まるサプライズを兼ね備えたプレゼントを5つご紹介します。
- 趣味を応援するアイテム: ゴルフ好きなら新しいグローブやボール、釣り好きならルアーやリールなど、夫の趣味をより一層楽しめるアイテムを贈るのはどうでしょうか。 「いつも頑張っているね」というメッセージが伝わり、日々のストレス解消にもつながります。
- 上質なリラックスグッズ: 毎日忙しい夫に、質の高い睡眠やリラックスタイムをプレゼントしましょう。 高級なパジャマや、上質な素材の枕、マッサージクッションなどがおすすめです。 「毎日お疲れ様」という労いの気持ちが伝わるでしょう。
- ペアウォッチまたはペアアイテム: 「これからも一緒に時を重ねていこうね」というメッセージを込めて、ペアの腕時計を贈るのも素敵です。 お揃いのマグカップやキーホルダーなど、さりげないペアアイテムも、二人の絆を再確認できるプレゼントになります。
- 思い出を共有する体験ギフト: モノではなく、二人で過ごす「時間」をプレゼントするのはいかがでしょうか。 温泉旅行やレストランでの食事券、夫婦で楽しめる料理教室など、新しい思い出作りのきっかけになる体験ギフトは、きっと心に残るでしょう。
- 手書きのメッセージカード: 高価なプレゼントも素敵ですが、一番のプレゼントは「気持ち」です。 照れくさくても、普段は言えない「いつもありがとう」「これからもよろしくね」といった感謝の気持ちを手書きで伝えるメッセージカードは、どんなプレゼントよりも夫の心に響くでしょう。
夫から妻へ贈るプレゼント5選
妻へのプレゼントは、日頃の感謝を形にする絶好の機会です。 ここでは、感謝の気持ちが伝わる、喜ばれるプレゼントを5つご紹介します。
- 日頃の家事を助ける便利な家電: 「いつも家事を頑張ってくれてありがとう」の気持ちを込めて、食洗機やロボット掃除機、衣類乾燥機など、家事の負担を減らす便利な家電をプレゼントするのはいかがでしょうか。 実用的で、妻の「自分のことを考えてくれている」という気持ちにつながります。
- 好きなブランドのバッグや財布: 妻が普段から欲しがっていた、少し奮発するようなブランドのバッグや財布は、特別な日のプレゼントに最適です。 「いつも素敵な君に、さらに輝いてほしい」という気持ちが伝わるでしょう。
- 花束とメッセージカード: 誕生日や記念日以外で、サプライズで花を贈るのは、とてもロマンチックです。 妻の好きな花や、この日のために特別にアレンジした花束に、感謝の気持ちを手書きで添えると、喜びもひとしおです。
- 上質なスキンケアセット: 年齢を重ねても、いつまでも美しくいてほしいという願いを込めて、上質なスキンケアセットを贈るのも良いでしょう。 普段は買わないような高級なクリームや美容液は、特別なプレゼントとして喜ばれます。
- 二人だけの特別なディナー: 素敵なレストランを予約して、二人だけでゆっくりと食事を楽しむ時間も素晴らしいプレゼントです。 家事を休んでもらい、いつもとは違う場所で、特別な時間を共有することで、日頃の感謝を改めて伝えることができます。
むすび
「いい夫婦の日」に寄せて、夫婦の絆・ふさわしいプレゼントなどについて考えてきました。結婚生活は楽しいことばかりではなく、時には困難に直面することもあります。しかし、お互いを思いやり、支え合う気持ちがあれば、どんな壁も乗り越えられるはずです。
これからも、感謝の気持ちを忘れずに、夫婦で手を取り合って人生の道を歩んでいきましょう。今日という日が、皆様にとって、改めてパートナーへの愛を確かめ合う、素敵な1日となりますように。

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