大相撲九州場所も18日で10日目の中盤戦を終え,大の里が義ノ富士に敗れて全勝の力士が姿を消した。
今日19日(水)から迎える終盤戦と,優勝のゆくえを占ってみましょう。
勝敗の上位力士は
10日目を終えて,7勝3敗以上の力士は次のとおり。
| 横綱 | 大の里 | 9勝1敗 |
| 横綱 | 豊曻龍 | 8勝2敗 |
| 関脇 | 安青錦 | 9勝1敗 |
| 前頭五 | 義ノ富士 | 7勝3敗 |
| 前頭十四 | 時疾風 | 7勝3敗 |
| 前頭十五 | 錦富士 | 7勝3敗 |
優勝候補は3力士に
上の表のとおり,1敗は大の里と安青錦。2敗に豊曻龍。3敗が前頭の3人に。
残り5日間での賜杯のゆくえは,横綱の大の里・豊曻龍,そして関脇安青錦の三力士に絞られて来た。
13日目に予想される大の里対安青錦の取組が,今場所最大の山場となるのでは。そのあと,14日目に予想される豊曻龍対安青錦の対戦。そしてもし,安青錦が豊曻龍に敗れたら,千秋楽結びの一番,大の里対豊曻龍まで優勝のゆくえはもつれこむだろう。
昨日の義ノ富士戦で大の里が不覚を取った結果,賜杯のゆくえは千秋楽まで予断を許さない状況になって来ました。
三賞のゆくえは
大相撲の三賞は,以下のポイントが重視されて決められます。
* 殊勲賞(しゅくんしょう): 横綱・大関を破るなど、特に目覚ましい功績を残した力士。
* 敢闘賞(かんとうしょう): 全勝や、勝ち越しを目指して最後まで奮闘した力士。特に二桁勝利(10勝以上)を挙げた力士が有力。
* 技能賞(ぎのうしょう): 巧みな技や、卓越した相撲内容で活躍した力士。
殊勲賞候補 ; 10日目の大の里戦で金星を挙げた義ノ富士が現在のところ筆頭候補。今後の対横綱戦での結果によっては安青錦が上回る可能性もある。
敢闘賞 ; 義ノ富士はじめ,時疾風・錦富士らの千秋楽までの勝ち星の数により決まっていく見通し。
技能賞 ; 義ノ富士・時疾風らにくわえ,藤の川らも候補になるのでは。
むすび
終盤戦に入り,ますます白熱化してきた大相撲九州場所。
一日一日が目を離せない,予断を許さない状況となって来ました。両横綱と関脇安青錦を軸にした支配の争いに注目して,大相撲を楽しみましょう。



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