巨人の新戦力 北浦・松浦・松本・ウィットリー・ダルベックを紹介 マタ投手も

今シーズンオフの10月から12月現在にかけて、読売ジャイアンツは日本ハムからの積極的な選手獲得や,大物外国人選手の補強など、非常に大きな動きを見せています。

これまでに獲得した新戦力5人と,入団濃厚なマタ投手を紹介しましょう!


目次

1. 北浦 竜次(きたうら りゅうじ)

  • 経歴: 白鷗大足利高 ― 日本ハム(2017年ドラフト5位) ― 巨人
  • 投打: 投手/左投左打
  • 登録日: 2024年11月14日(自由契約を経て支配下契約)

【プロフィールと期待される活躍】 日本ハムを自由契約となった直後、巨人が支配下選手として獲得を発表した25歳の左腕です。最速150km超の直球と、ブレーキの効いたカーブ、スライダーを操ります。2024年は日本ハムで育成契約ながら二軍で圧倒的な数字を残し、終盤には先発もこなすなど高い適応力を見せました。 巨人では、手薄な「中継ぎ左腕」の即戦力として期待されています。特に高梨雄平投手らベテラン左腕に次ぐ、若手・中堅のサウスポーとして、1イニングを任せられる安定感や、左打者へのワンポイントでの起用が想定されます。新天地での背番号「56」を背負い、ブルペンの層を厚くする役割を担います。

2. 松浦 慶斗(まつうら けいと)

  • 経歴: 大阪桐蔭高 ― 日本ハム(2021年ドラフト7位) ― 巨人
  • 投打: 投手/左投左打
  • 登録日: 2025年12月9日(現役ドラフトでの移籍)

【プロフィールと期待される活躍】 2025年12月の現役ドラフトで日本ハムから移籍。187cm、100kgの恵まれた体格を誇る大型左腕で、大阪桐蔭高時代には全国制覇も経験しています。プロ入り後は怪我にも苦しみましたが、角度のある直球と鋭いスライダーは一級品で、阿部監督も「球威がある」とそのポテンシャルを高く評価しています。 新天地では、まずは二軍で制球力の向上を図りつつ、一軍での先発ローテーション争いに食い込むことが期待されます。同じく移籍組の「右の田中(瑛斗)、左の松浦」として、将来の主力投手へと成長することが望まれる、期待の若手枠です。

3. 松本 剛(まつもと ごう)

  • 経歴: 帝京高 ― 日本ハム(2011年ドラフト2位) ― 巨人
  • 投打: 外野手/右投右打
  • 登録日: 2025年11月26日(国内FAでの移籍)

【プロフィールと期待される活躍】 2022年のパ・リーグ首位打者が、FA権を行使して地元・関東の巨人へ電撃移籍しました。驚異的なバットコントロールと、粘り強い打撃が持ち味の球界屈指のアベレージヒッターです。守備・走塁の意識も極めて高く、外野ならどこでもこなせる器用さを兼ね備えています。 巨人は近年、外野陣の固定に苦しんでおり、松本選手の加入は「1番・中堅」または「2番・右翼」としての定着を意味します。高い出塁率でクリーンアップの前にチャンスを作る役割はもちろん、若手選手への良き手本として、チームに「勝つための野球」を浸透させるリーダーシップも期待されています。

4. フォレスト・ウィットリー(Forrest Whitley)

  • 経歴: アストロズ ― レイズ ― 巨人
  • 投打: 投手/右投右打
  • 登録日: 2025年12月16日(新外国人選手)

【プロフィールと期待される活躍】 かつてMLB全体でもトップクラスのプロスペクト(有望株)と称された、190cmを超える大型右腕です。常時150km後半を計測する直球と、落差の大きいカーブ、チェンジアップが武器です。メジャーでの実績はまだ浅いものの、その圧倒的な球威は日本球界を席巻する可能性を秘めています。 巨人では、先発ローテーションの一角としての期待がかかります。菅野智之投手がメジャー挑戦で抜けた穴を埋める存在として、持ち前の奪三振能力を活かした支配的なピッチングが求められます。制球面にやや課題はありますが、日本のマウンドに適応できれば、最多勝争いに加わるポテンシャルを持っています。

5. ボビー・ダルベック(Bobby Dalbec)

  • 経歴: レッドソックス ― ホワイトソックス ― ロイヤルズ傘下 ― 巨人
  • 投打: 内野手/右投右打
  • 登録日: 2025年12月22日(新外国人選手)

【プロフィールと期待される活躍】 メジャー通算47本塁打を誇る、右の長距離砲です。2021年にはレッドソックスで25本塁打を放つなど、パワーに関しては現役メジャーリーガーに引けを取りません。三塁・一塁を中心に内野の複数ポジションを守れる点も強みです。 期待されるのはズバリ「岡本和真の後継者」および「右の主砲」としての役割です。打線に厚みを持たせるため、5番や6番で本塁打を量産し、相手バッテリーにプレッシャーを与える存在になることが期待されています。三振を恐れない豪快なスイングで、東京ドームのファンを魅了するシーンが数多く見られるはずです。


ブライアン・マタ(Bryan Mata)

2025年12月現在、巨人が獲得に向けて基本合意に達したと報じられているブライアン・マタ(Bryan Mata)投手についても解説します。

161kmの剛速球を持つ「ベネズエラの至宝」として、ファンの間でも大きな期待を集めている右腕です。


  • 経歴: レッドソックス(2016年〜) ― 巨人(2025年12月合意報道)
  • 投打: 投手/右投右打
  • 背番号: 未定

【プロフィールと期待される活躍】 ベネズエラ出身の26歳。190cm、101kgの屈強な体躯から放たれる最速161km(100マイル)の直球が最大の武器です。かつてレッドソックス傘下で「球団No.1の投手プロスペクト(有望株)」と称され、若くしてオールスター・フューチャーズゲームにも選出されたエリート右腕です。近年は怪我(トミー・ジョン手術等)に泣かされましたが、2025年は3Aで42試合に登板。67.1イニングで93個の三振を奪うなど、圧倒的な奪三振率(12.43)を記録しました。

期待されるのは、その圧倒的な球威を活かした「先発ローテーションの柱」または「勝ちパターンのリリーフ」としての活躍です。特にツーシーム(シンカー)が鋭く沈むため、日本の打者に対しても力で押し切る投球が期待できます。制球力に若干の課題はありますが、三振を取れる能力は一級品。今回ご紹介したウィットリー投手やダルベック選手らと共に、2026年シーズンの「V奪還」に向けた外国人補強の目玉として、大きな注目が集まっています。

むすび

以上,支配下登録を終えた5選手と,入団が濃厚なマタ投手の6人のプロフィールを紹介しました。

2026年度のセ・リーグの覇権,日本一のタイトル奪還をめざす阿部巨人にとり,頼もしいストーブリーグの花形たちのグラウンドでの活躍を大いに期待しましょう!

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