琉球王朝時代の18世紀の終わりにつくられた琉球王家最大の別邸「識名園」。
首里城・国際通りなどと並んで、那覇の観光スポットに必ず出てくる「識名園」をバスで訪ねました。
できれば、9時の開園に合わせて、早い目に訪問されることをお勧めします。
10時を過ぎると段々と混みますが、早い目だと静謐な庭園をゆっくりと散策できますよ!
ちなみに、私は国際通りから5番のバスで8時35分ごろに出発。9時前に着き、暫く待って
9時ちょうどに入園しましたが、ゆっくりと散策ができました。
識名園について
琉球の王族の別邸として、18世紀の終わりごろに完成。
1800年に琉球王朝の尚温王冊封(さくほう)のために訪れた、清朝の高官を招いています。
「冊封(さくほう)」
中国の皇帝が、国内の諸侯や近隣諸国の国王の即位に際し、「冊(さく)」という勅書を与えて
その地位に任命する制度
総面積は約42,000坪(13,000坪弱)と広大な敷地に、池の周りを回遊する「回遊式庭園」で、池に浮かぶ小島には中国風のあずまや「六角堂」やアーチ形の橋が配されています。
2000年12月には、ユネスコの世界遺産にも登録されている名園です。
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入園時間は9時から夏季は5時半まで(4月~9月)
冬季は5時まで
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1入場料は大人400円だよ
(中学生以下は200円)
休園日は毎週水曜日 ただし水曜日が休日および「慰霊の日」(6月3日)のときはその翌日
庭園の中を歩く <見どころ紹介>
庭園の中の道や石橋・石垣など、すべての石材は琉球石灰岩が使われ、サンゴ礁が隆起してできた沖縄本島そのものを思い起こさせます
ぜひ、独特の石たちの風貌をご覧になってください!
園内の歩道には,ご覧のような自然の琉球石灰岩で舗装されたところが多いです。つまずいたりしないよう,歩きやすいシューズで出かけましょう!(写真は石灰岩で作られた石塀)
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入園してしばらく歩くと、当時の「正門」が。(右の写真)
この門は、王族と中国からの冊封使などが出入りする門でした。
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さらに奥に歩いていくと、池の入口に「育徳泉(いくとくせん)」という清水が湧き出る泉を、琉球石灰岩をたくみに積み上げた井戸口が。
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そして静かな池のほとりには、木造建築の15の部屋からなる総面積525㎡の平屋造りの御殿(ウドゥン)がたたずんでいます。
ここで、王族一家がくつろいだり、冊封の正史、副正史などを歓待しました。
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建物内もゆっくり
見学できるよ
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池の中の小島にはアーチ状の橋が、二つ掛けられています。
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御殿とアーチ橋に対比するかのように、池の対岸には小さなアーチ状の橋で渡れる写真のような
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庭園からの眺め
池の周囲を散策のあと、案内板に沿って歩くと林の中に。
この林をしばらく進むと、庭園の南端にあたる場所から、小高い丘に囲まれた那覇市の一部が展望できます。
ここから眺める景色には、海がまったく見当たりません。中国からの冊封使を迎えた琉球政府の役人が、彼らをこの展望所に案内し、「ご覧ください。琉球国はこのように、海が見えないほど大きい国なのですよ!」と説明したとか(^。^)
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以上のような庭園内のコースをゆっくりと,約2時間で巡っていただくことができます。
沖縄・那覇を観光の際は,ぜひこの名園「識名園」も訪ねてみてください!
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