読書– category –
読書関係の情報全般
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作家「フレッド・ヴァルガス」 アダムスベルグ警視シリーズ フランス・ミステリー界の女王
小柄で型破りの警察署長・ジャン₌バチスト・アダムスベルグ警視が登場する,フレッド・ヴァルガスの傑作ミステリーシリーズ「青チョークの男」そして「裏返しの男」の二編。 文庫本出版元は二冊とも「創元推理文庫」です アダムスベルグ警視をはじめ,実に... -
ハードボイルド小説の傑作「解錠師」 作者S.ハミルトンとは
アメリカの現代ハードボイルド作家の第一人者,スティーブ・ハミルトンが著した第一級のハードボイルドタッチの犯罪小説「解錠師」について,作者の紹介と,ストーリーの骨子,読みどころをお届けします。 作者 スティーブ・ハミルトンとは スティーブ・... -
スペインの代表的ミステリー「風の影」 作者・C.R.サフォンとは
バルセロナ生まれの作家,カルロス・ルイス・サフォンは,この長編「風の影」でスペインを代表するミステリー作家の地位を不動のものとしました。 「風の影」は,単なるミステリー小説の域を越え,文芸小説としても傑作ともいえます。 本編を詠む前に ー... -
フレッド・ヴァルガス作「死者を起こせ」 フランス・ミステリー小説の傑作
20世紀後半から,フランスミステリー界にさっそうと登場した女流作家「フレッド・ヴァルガス」。 彼女は作家であるとともに,今回紹介する作品「死者を起こせ」で主人公的役割をになう考古学者,マルク・ヴァンドスレールと同じ中世の研究を専門とする考... -
良書に巡り合う 「雍正帝」(中公文庫)
著者・宮崎市定博士は偉大な東洋史学者 作者宮崎市定(みやざきいちさだ) 明治34年(1901年)~平成7年(1999 年)京都大学・文学部・東洋史教授 のち名誉教授平成元年・文化功労者に顕彰される日本歴史学会における東洋史の第一人者です。 「雍正... -
おすすめの良書「悪童日記」<あなたの忘れられない一冊に>
良書の定義を単純に考えるとき、良い映画をもう一度観たいというのと同じく、「もう一度、読みたい」と言う気持ちの昂(たかぶ)りが生じるかどうか、ではないかなと思います。 そういう気持ちが,心の底から湧いてくる一冊が、この人生のバイブル的書物の... -
<片隅の世界史>義和団事件と柴五郎 良書「ある明治人の記録」を紹介
義和団事件とは 日清戦争後の西暦1899年から1900年にかけて、生活に困窮した農民を主力に起こった、主にキリスト教徒をターゲットとした排斥・排外運動です。北清(ほくしん)事変とも言う。時の清国政府は、この動乱を制圧しないばかりでなく、陰... -
「悪童日記・ふたりの証拠・第三の嘘」アゴタ・クリストフ衝撃の3部作
ネタバレはしません 「悪童日記」に続く,アゴタ・クリストフの第2作目「ふたりの証拠」。そして3作目の「第三の嘘」。 この3部作は,ストーリーとして一貫性があるわけでなく,虚実を織り合わせた構成というか,出てくる登場人物は作品ごとにシチュエ... -
ジェフリー・ディーバー 米国の代表的推理作家のプロフィール
現代のアメリカを代表する、ミステリー小説の大家、ジェフリー・ディーバーとはどのような人物か。 ジェフリー・ディーバーのプロフィールと、代表作「ボーン・コレクター」の概略をお届けします。 ジェフリー・ディーバーのプロフィール ミステリー作家 ... -
佳作ミステリー「裏切り」ネタバレせずに解説します
シャルロッテ・リンクの傑作ミステリー「裏切り」を、まだ読んでいないミステリー大好きのあなたに紹介します。 本記事では、作品内で描かれる殺人や暴力の要素に関する説明が含まれています。苦手な方はご注意ください。 作者シャルロッテ・リンクのプロ...
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