今年のレギュラーツアー最終戦,「ウィンダム選手権」が7月31日(木)から始まります。
1938年に、ノースカロライナ州でグレーター・グリーンズボロ・オープンとして開催されたのが始まり。それ以来、大会は毎年、ノースカロライナ州で開催され、今年も同州、セッジフィールド・カントリークラブで開催される
レギュラーツアー最終戦ならではの,「コムキャストビジネスツアー賞」。大会名物「サム・スニード杯」のいわれなど,大会のもようと共にお届けします。


大会の概要
大会の名称 ウィンダム選手権
日程 2025年 7月31日(木)~8月3日(日)
開催コース ノースカロライナ州 セッジフィールドCC
主催スポンサー ウィンダム・ホテルズ&リゾーツ(世界最大のホテルフランチャイザー)

傘下のホテルブランドには
ラマダ・ハワードジョンソンなど
賞金総額 790万ドル 優勝賞金 142.2万ドル
前年度優勝者 アーロン・ライ



優勝者には、本大会で最多優勝記録8回、最年長優勝記録53才を持つ、「サム・スニード」を称え、サム・スニード杯が授与される
コムキャストビジネスツアー賞
PGAレギュラーシーズンの、フェデックスポイント上位10名に贈られる、「コムキャストビジネスツアー賞」が、シーズン最後のウィンダム選手権終了とともに確定する。
コムキャスト社 米・東海岸ペンシルヴァニア州・フィラデルフィアに本拠を置く、ケーブルTV・情報通信・メディアエンターテインメントの大手企業
2021年に始まったこの制度は、初年度は総額1000万ドルでスタート。初年度は,コリン・モリカワが1位で200万ドルを獲得した。
「セッジフィールドCC」について
大会の会場,ノースカロライナ州の「セッジフィールドカントリークラブ」は、その歴史とドナルド・ロス設計のクラシックなコースレイアウトで知られています。PGAツアーのウィンダム・チャンピオンシップが開催されることでも有名です。
セッジフィールドカントリークラブの主な特徴:
- ドナルド・ロス設計のクラシックなコース: 1926年にオープンした歴史あるコースで、伝説的なコース設計家ドナルド・ロスが手がけました。2007年には大規模な改修が行われましたが、ロスのオリジナルデザインが尊重されています。
- 起伏のあるグリーンとフェアウェイ: 小さく、起伏に富んだグリーンと、うねるようなフェアウェイが特徴で、熟練したゴルファーには挑戦的でありながら、初心者にも楽しめるよう設計されています。グリーンの傾斜や「コレクションエリア」と呼ばれるボールが転がり落ちる場所など、精度の高いショットが求められます。
- 戦略的なバンカーとクリーク: コース全体で48のバンカー、12のクリーク、1つの池が配置されており、正確なショットが不可欠です。
- 比較的短いコース: PGAツアーのコースの中では比較的短く、特にパー5とパー4の多くが短めです。そのため、バーディが出やすく、ウィンダム・チャンピオンシップでは毎年低いスコアが記録されます。
- バミューダ芝のグリーン: グリーンはバミューダ芝で、非常に速いのが特徴です。
- 美しい景観と歴史的な雰囲気: 松の木に囲まれた、風情のある景観が広がっています。
名物ホール:
セッジフィールドカントリークラブには印象的なホールがいくつかありますが、特に言及されるのは以下のホールです。
- 12番ホール (パー3): 最も難しいパー3とされています。ティーからクリークを越える必要があり、2段グリーンは深いバンカーで守られています。
- 16番ホール (パー3): 風光明媚なパー3で、馬蹄形(ホースシュー型)のグリーンが特徴です。深いポットバンカーがグリーン手前を守っており、正確なショートアイアンでのアプローチが求められます。
- 17番ホール (パー4): ノースカロライナで最も美しいホールの1つと言われることもあります。狭いフェアウェイがクリークに沿って蛇行し、コースで最も小さいグリーンへのショートアイアンでのアプローチは、フェアウェイのライの難しさも相まって難易度が高いです。グリーン周辺は自然の円形劇場のような形状になっています。
これらのホールは、セッジフィールドカントリークラブの戦略性と美しさを象徴しており、プレーヤーに忘れられないゴルフ体験を提供します。


放送予定(日本時間)
CS放送 ゴルフネットワーク
8月1日(金) | 04:00~07:00 |
8月2日(土) | 04:00~07:00 |
8月3日(日) | 04:00~07:00 (延長07:30まで) |
8月4日(月) | 00:00~03:00 |
BS放送 BS10
8月3日(日) | |
8月4日(月) |
インターネット配信 U-NEXT
おもな出場選手
日本からは,松山英樹・久常涼・金谷拓実・大西魁人の4選手。
注目選手は,アダム・スコット M.ホーマ K.キタヤマ N.エチャバリア キム・シウ チャン・キム T.オルセン R.マッキンタイア キーガン・ブラッドリー トニー・フィナウ M.フィッツパトリック サフィス・ティーガラ イム・ソンジェ ほか
初日・日本勢の組み合わせ
初日,日本選手4人の組み合わせ・スタート時間(日本時間)は次のとおり。
20:12 | in | 久常涼 I.サリンダ K.ミッチェル |
21:40 | in | J.コイヴン D.フォード 大西魁人 |
21:51 | out | B.ソーンベリー 金谷拓実 N.グッドウィン |
01:43 | in | リッキー・ファウラー マット・クーチャー 松山英樹 |
初日の結果
初日,日本勢のトップは,2アンダー・64位タイの金谷拓実。
2年ぶり出場の松山英樹は、トータル・イーブンパーで,110位タイと出遅れた。久常涼も,+1・126位タイと大きく出遅れている。
大西魁人は,体調不良のため途中棄権となった。
初日の首位は,9アンダーのジョエル・ダーメン(米)。キャメロン・ヤング,N.エチャバリアらがー7・3位タイ。アダム・スコット,ジョーダン・スピースらがー5・7位タイで追いかける展開となっている。
予選ラウンド2日目
2日目、早めのスタートの松山英樹は、18ホールを終えてこの日は4アンダー。トータルー4とし、順位を上げて予選通過を確実とした。
久常涼は2日目も1オーバー。トータル+2として、残念ながら予選カットが確実に。
金谷拓実は2アンダーのまま、後半のラウンドを迎えたところで雷雨のため試合は中断。
結局、第二日の残りゲームは明日、7時半から再開されることとなった。
3日目の結果
3日目、早朝から前日の残りゲームが終わり、トータル+2の金谷拓実は残念ながら予選カットとなり、日本選手の決勝ラウンド進出は松山英樹一人となった。
41位で2日目を終えた松山英樹は、3日目を3アンダーでラウンド。トータルー7として、順位を20位タイに上げて来た。
松山英樹19位タイで終了
最終日,松山英樹は3アンダー・トータルー10で大会を終了・順位は19位となった。
優勝は,最終日をー2,トータル22アンダーと伸ばしたキャメロン・ヤング(米)。2位のM.マイスナーに6打差を付けての勝利となった。






















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