2026年度のPGAツアーは,1月15日から始まる「ソニー選手権」で幕をあける予定。8月末のフェデックスカップ最終戦「ツアー選手権」までに開催されるツアーイベントのうち,メジャーの4大会とシグネチャーイベントの8大会について,大会の意義・出場資格などについて説明します。
メジャーの4大会 プラス1
2026年度のPGAツアー・メジャー大会は,以下のスケジュールで開催されます。
| マスターズトーナメント | 4/9~4/12 |
| 全米プロゴルフ選手権 | 5/14~5/17 |
| 全米オープン | 6/18~6/21 |
| 全英オープン | 7/16~7/19 |
シグネチャー・イベント 8大会
メジャー大会に次ぐ大きなトーナメントとして,PGAは8大会を掲げています。
これらの大会の名称・開催時期は次のとおりです。
| ザ・セントリー | 環境問題のため中止 |
| AT&Tペブルビーチ・プロアマ | 2/12~2/15 |
| ザ・ジェネシス招待 (タイガー・ウッズ) | 2/19~2/22 |
| アーノルドパーマー招待 | 3/5~3/8 |
| RBCヘリテージ | 4/16~4/19 |
| トゥルーイスト選手権 | 5/7~5/10 |
| ザ・メモリアルトーナメント (ジャック・ニクラス) | 6/4~6/7 |
| トラベラーズ選手権 | 6/25~6/28 |
新たなシグネチャー「マイアミ選手権」
2026年シーズンのPGAツアーは、シグネチャー大会を1試合増やし、合計9試合となることが発表されています。その追加される大会が、フロリダ州マイアミにあるトランプナショナル・ドラールで開催される「マイアミ選手権(Miami Championship)」です。
- 大会名: マイアミ選手権(Miami Championship)
- 開催地: フロリダ州マイアミ、トランプナショナル・ドラール(Trump National Doral)のブルーモンスター(Blue Monster)コース
- 開催時期: 2026年4月30日~5月3日(予定)
- 特徴:
- シグネチャー大会として開催されます。
- 賞金総額は2,000万ドル(約30億円以上)の高額設定です。
- トランプナショナル・ドラールでのPGAツアー開催は、2016年以来10年ぶりの復活となります。
この大会は、メジャー大会である「マスターズ」と「全米プロゴルフ選手権」の間に組まれており、トップ選手が集結する注目のイベントとなる見込みです。
シグネチャー・イベントの特徴
先ず,これらシグネチャー・イベントは賞金総額が2000万ドル(2025年度)と通常大会より高額です。
また,フェデックスカップ・ポイントも通常のトーナメントは優勝者に対し500ポイントだが,シグネチャー・イベントでは700ポイントが付与される。
シグネチャー・イベントを設定した大きな要因は,多額の契約金・賞金で有力選手を引き込む「LIVゴルフ」への対応からと言われている
シグネチャー・イベントへの出場資格は,基本的に前シーズンのツアー選手権(8月下旬)終了時のフェデックスカップ・ポイントが50位以内の選手 これに加え,50位以下の今期の優勝選手・フェデックスカップ・フォールの上位者などに与えられる
むすび
プロゴルファーにとって,賞金の獲得高は実力の証し。
メジャー大会・シグネチャー大会に出場することは,すべてのPGAツアー・プロゴルファーの目標です。
今年は松山英樹選手に続いて日本からも,久松涼・金谷拓実・星野陸也・大西魁人の4選手がPGAツアーに参入しました。
来季はあらたに,コーンフェリー・ツアーから昇格した平田憲聖が参入するPGAツアーに注目しましょう。







コメント