米国で飛躍を誓う新星、平田憲聖の挑戦
日本ゴルフ界の期待を背負い、米国の舞台へと飛び出した若き才能、平田憲聖。その挑戦の舞台は、PGAツアーへの登竜門であるコーンフェリーツアーです。日本ツアーで圧倒的な強さを見せつけた彼が、なぜ、そしてどのようにしてアメリカでの戦いを決意したのか。これまでの歩みと、海を渡ってからの活躍、そしてその先にある夢について、詳しく見ていきましょう。

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コーンフェリーツアーとは?
ゴルフファンの中には、「コーンフェリーツアーって何?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。コーンフェリーツアーは、世界最高峰のプロゴルフツアーであるPGAツアーの「下部組織」として位置づけられています。日本のプロ野球で言えば、ファームや二軍のような存在でしょうか。
このツアーの最大の魅力は、その年に活躍した上位選手に翌年のPGAツアー出場権が与えられる、まさに「PGAツアーへの登竜門」である点です。世界中からPGAツアーを目指す若手や中堅選手が集結し、熾烈な争いを繰り広げています。ここで結果を残すことができれば、夢のPGAツアーへの切符を手にすることができるのです。
日本ツアーでの輝かしい実績
平田憲聖選手は、アマチュア時代からその才能をいかんなく発揮してきました。2015年には中学3年生ながら「日刊アマ」で優勝、2017年には高校2年生で「関西アマ」を制覇。そして2021年には大学3年時に「日本学生」で優勝を飾り、プロ転向を決意します。
プロとして本格参戦した日本ツアーでは、その実力を瞬く間に証明しました。ルーキーイヤーの2022年に早くもシード権を獲得すると、翌2023年には「~全英への道~ミズノオープン」で初優勝。さらに「日本プロゴルフ選手権大会」では、戦後最年少での大会制覇という偉業を達成しました。
そして、2024年は平田選手にとって飛躍の年となりました。年間で最多となる4勝を挙げ、賞金ランキングでは金谷拓実に次ぐ2位と大活躍しました。特に9月には「フジサンケイクラシック」「Shinhan Donghae Open」「パナソニックオープンゴルフチャンピオンシップ」で月間3勝をマークするなど、その安定感と勝負強さは日本ツアーでも群を抜いていました。これらの功績が評価され、プロ転向3年以内の選手に贈られる「最優秀新人賞 島田トロフィー」も受賞しました。


コーンフェリーツアーでの活躍
日本での圧倒的な実績を引っ提げ、2025年シーズンから米国下部コーンフェリーツアーに挑戦することを決めた平田選手。その決断は、PGAツアーでの活躍を見据えたものでした。海を渡ってからの彼のプレーは、周囲の期待に応えるものでした。
シーズン初戦の「バハマ・グレートアバコクラシック」では、いきなり2位タイという好成績を収め、米国の舞台でも十分に通用することを証明しました。さらに、2025年3月の「アスタラ・チリクラシック」でも3位に入るなど、安定して上位に食い込んでいます。7月には「NV5インビテーショナル」で3位、8月には「ユタ選手権」で再び2位タイとなり、今季2度目の2位、そして今季出場19試合で5度目のトップ10入りを記録しました。
PGAツアー昇格への展望と期待
コーンフェリーツアーでPGAツアー昇格を果たすには、いくつかの方法があります。最も直接的かつ手っ取り早いのは、年間で3勝を挙げることです。これにより、シーズン途中であっても即座にPGAツアーのメンバー資格を得ることができます。また、シーズン終了時のポイントランキングで上位20位以内に入ることでも、翌年のPGAツアー出場権を獲得できます。
平田選手は、これまでの安定した成績により、すでにPGAツアー昇格が目前に迫っている状況です。現在のポイントランキング12位という位置は、彼の昇格がほぼ確実であることを示しています。彼自身も「PGAツアーへの昇格をほぼ確実にし、毎週、新しいコースでやっている中ではよくやっていると思う」と、自信を深めている様子です。
日本での圧倒的な強さを証明し、海を渡ってからもすぐに適応してみせた平田選手。そのショートゲームの巧みさと勝負強さは、PGAツアーでも大きな武器となるでしょう。彼がコーンフェリーツアーを卒業し、世界最高峰の舞台で戦う日は、そう遠くないはずです。日本ゴルフ界の新たな歴史を刻む、平田憲聖選手の今後の活躍に期待が高まります。
がんばれ 平田憲聖 !!




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