喉は健康寿命の鍵 ふだんから喉を鍛えましょう <年金暮らしのやり繰り日記>

「喉は健康長寿の鍵」と言っても過言ではありません。

日本人の死因で常に上位に入る「肺炎」ですが、その多くは喉の機能低下による「誤嚥(ごえん)性肺炎」がきっかけです。喉の筋肉が衰えると、食べ物や細菌が食道ではなく気管に入りやすくなり、命に関わるリスクが高まります。

喉を若々しく保つことは、美味しく食べ、楽しく話し、力強く呼吸し続けるための「生命線」です。

今日からできる、喉を鍛えて衰えを防ぐ具体的な方法をまとめました。

このブログは情報提供のみを目的としています。医学的なアドバイスや診断については、専門家にご相談ください


目次

1. 喉の筋肉をダイレクトに鍛える体操

喉の周りには多くの筋肉がありますが、特に「飲み込む力」を維持するトレーニングが有効です。

  • シャキア・エクササイズ(頭部挙上訓練) 仰向けに寝て、つま先を見るように頭だけを持ち上げ、30秒〜60秒キープします。喉の筋肉(舌骨下筋群)を強力に鍛えられます。

両手を頭の後ろに組んで,あおむけに寝転がるだけ
意外に簡単にできて効果抜群! 

  • おでこ押し体操 おへそを見ながら、おでこに手のひらを当てて押し合います。5秒間力を入れ、これを数回繰り返すことで、喉仏を押し上げる筋肉が鍛えられます。
  • あいうべ体操 「あー」「いー」「うー」「べー(舌を出す)」と口を大きく動かします。喉だけでなく、口周りの筋肉や舌の運動になり、嚥下機能が向上します。

2. 日常生活でできる「喉活」

特別な運動時間を設けなくても、日々の習慣で喉をケアできます。

  • カラオケ・音読・おしゃべり 声を出すことは最高の喉トレです。特に「大きな声で歌う」「感情を込めて本を読み上げる」ことは、喉の開閉運動をスムーズにします。
  • 「ゴックン」と意識して飲み込む 食事の際、意識的に強く「ゴックン」と飲み込む練習をしましょう(空嚥下)。
  • よく笑う 笑う動作は喉や横隔膜を刺激し、呼吸機能を高めます。

お笑い番組や寄席は大歓迎
心の底から思い切り笑おう!

3. 喉の環境を整える(防御力を高める)

筋肉だけでなく、喉の粘膜や衛生状態を保つことも重要です。

  • 口腔ケアの徹底 口の中の細菌を減らすことで、万が一誤嚥しても肺炎になりにくい状態を作ります。毎食後の歯磨きと舌の掃除は必須です。
  • こまめな水分補給 喉が乾燥すると、異物を排出する「繊毛(せんもう)運動」が鈍ります。一口ずつで良いので、こまめに喉を潤しましょう。
  • 食事の姿勢を正す 顎を軽く引き、背筋を伸ばして食べることで、物理的に誤嚥を防ぎやすくなります。

喉の衰えチェックサイン

もし以下のようなサインがあれば、喉のトレーニングを重点的に行うタイミングです。

  • 食事中や食後にむせることが増えた
  • 薬が飲みにくくなった(喉に引っかかる感じ)
  • 声がかすれたり、弱くなったりした
  • 夜中に咳き込むことがある

喉の衰えは、40代・50代から少しずつ始まると言われています。元気なあいだから「喉の貯筋」をしておくことが、将来のQOL(生活の質)を大きく左右します。

まずは、明日からの食事の前に「あいうべ体操」を3回やってみることから始めてみませんか? あるいは時間のある時に(いつも時間はありますねー)仰向けに寝転がって,両手で頭を持ち上げて30秒間,足のつま先を見続けるだけ。

それだけでも,効果があるようですよ!

「この記事は一般的な情報提供を目的としており、医学的なアドバイスや診断の代わりになるものではありません。ご自身の健康問題については、必ず専門の医療機関にご相談ください。」

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次