国内女子プロゴルフ界で活躍中の原英莉花選手が、この春から全米女子ツアーの下部組織、「エプソンツアー」に挑戦をはじめた。
原選手は,フロリダでの初戦からの3連戦を終えた時点で、全体の18位となっている。
原英莉花の健闘を祈りつつ、エプソンツアーについてレポートします。
エプソンツアーとは
エプソンツアーは、全米女子プロゴルフ協会(LPGA)の下部組織であり、女子ゴルファーにとっての重要なステップアップの舞台で,「LPGAのステップアップツアー」と位置付けている。
元々は「ナビスコ・ツアー」として知られ、2019年からエプソンという企業名が冠されるようになった。このツアーは、LPGAツアーの出場資格を得るためのトーナメントを提供し、若手選手や潜在能力のある選手が経験を積む場となっています。
エプソンツアーは、主にアメリカ国内で活動し、各イベントは一般に18ホールのストロークプレー形式で行われる。選手たちは、年間を通じて得たポイントに基づき、LPGAツアーへの昇格を目指します。
主催スポンサーは,日本のセイコーエプソン株式会社 年間賞金の総額は500万ドルにのぼり,LPGAツアーへの昇格を目指す選手たちの,モチベーションアップになっている
2025年のスケジュール
2025年度エプソンツアーのスケジュールは以下の20試合。20試合のうち4日間プレーは4回で,残りは3日間プレーとなっている。
日程 | 競技名 | 開催コース |
2/28~3/2 | セントラルフロリダ選手権 | ウィンターヘブンCC |
3/6~3/8 | アトランティックビーチクラシック | アトランティックビーチCC |
3/14~3/16 | IOAゴルフクラシック | アラクアCC |
4/25~4/27 | IOA選手権 | モロンゴGC |
5/1~5/4 | リライアンスマトリックス選手権 | スパニッシュトレイルCC |
5/8~5/11 | カーライルアリゾナウィメンズ | TPCスコッツデール |
5/15~5/17 | カッパーロック選手権 | カッパーロックGC |
6/6~6/8 | ファアイアキーパーズカジノホテル選手権 | バトルクリークCC |
6/13~6/15 | グレートレイクス選手権 | ハイランドatヘザー |
6/20~6/22 | アイランドリゾート選手権 | スイートグラスGC |
6/27~6/29 | オッタークリーク選手権 | オッタークリークGC |
7/10~7/13 | ハートフォードヘルスケア選手権 | ハイランドメドウズGC |
7/18~7/20 | カゼラゴルフ選手権 | パインヘブンCC |
7/25~7/27 | グレータートレドクラシック | ハイランドメドウズGC |
8/1~8/3 | フォーウィンズ招待 | サウスベンドCC |
8/15~8/17 | ワイルドフォースレディスクラシック | ワイルドホースGC |
8/22~8/24 | ドリームファーストバンクチャリティクラシック | バッファローデューンズGC |
9/12~9/14 | ガーディアン選手権 | RTJゴルフトレイル・セネターズ |
9/19~9/21 | マーフィーUSAエルドラド | ミスティッククリークGC |
10/2~10/5 | エプソンツアー選手権 | インディアンウェルズゴルフリゾート |

LPGAへの昇格基準
エプソンツアー全試合のポイントランキングが基準となり,1位から15位までがLPGAの資格者となる。
ポイントランキング1位~10位 優先カテゴリー9となり,Qシリーズ突破者より上位にランクされる。
ポイントランキング11位~15位 優先カテゴリー15となり,LPGAの有資格者だが,公式競技への出場機会は少なくなる。
15位以下になった場合は,別途おこなわれるLPGAへの挑戦競技「Qシリーズ」に参加することで,LPGAシード権の獲得を目指すことができる。

エプソンツアーで頑張る日本勢
原英莉花選手とともに,2025年度エプソンツアー参戦中の日本人選手は,長野未折・谷田侑里香・深谷琴乃・伊藤二花の4人。あわせて5人の選手が挑戦する。
長野・谷田の両選手は,昨年度に続いてのチャレンジです。
3月29日現在。日本勢のエプソンツアーポイントランキングは次のとおり。
18位 | 原英莉花 |
51 | 伊藤二花 |
72 | 谷田侑里香 |
81 | 長野未祈 |
深谷琴乃 |
原英莉花選手のプロフィール
1999年横浜市生まれ。10才からゴルフをはじめる。

原英莉花選手はゴルフ界のリジェンド
尾崎将司プロの愛弟子!
2017年プロに転向。2019年リゾートトラストレディスで初優勝。
2020年10月4日,日本女子オープン選手権で公式競技初優勝。そして2020年11月の,JLPGAツアーチャンピオンシップ・リコーカップでは完全優勝を達成。
2021年,終盤の大王製紙エリエールレディースオープンで勝利,ツアー通算4勝目を挙げた。2022年シーズンオフは,持病の腰椎ヘルニアを発症した影響で未勝利に終わった。
2023年シーズンは,前年苦しんだ腰椎椎間板ヘルニアを手術で克服。その後、10月の日本女子オープンで2回目の優勝を達成。
2024年末の,全米女子・LPGA女子ツアーの予選会を通過できなかったが、下部ツアー(エプソンツアー)から参戦するため、1月15日に2025年シーズンの単年シード権の放棄する申し出をの本女子プロゴルフ協会・JLPGAが受理した。しかし,日本女子オープン選手権に2度優勝の原選手には,年度内の日本ツアー復帰の権利は残されている。
原選手を応援しているスポンサー,日本通運のプロフィール紹介記事はこちら
https://www.nipponexpress-holdings.com/ja/about/sponsorship/hara-erika.html
むすび
LPGAへの登竜門のエプソンツアー。来季の昇格を目指して,居心地(いごこち)の良い国内ツアーから,背水の陣でチャレンジする原英莉花選手を中心に,若手選手たちを応援しましょう!
このブログでは,選手たちの状況を刻一(こくいち)レポートして行きます














コメント
コメント一覧 (2件)
何がなんでも勝負強さを発揮、ねばっこいゴルフでTOP1になって日本選手の技術を世界に知らしめて欲しい
頑張れエリカちゃん❤️
一緒に応援しよう❗️