7月17日から日から始まる全英オープンの前哨戦、「ジェネシス・スコットランドオープン」が、7月10日から4日間、スコットランドのザ・ルネサンス・クラブで開催されます。
今回は、このジェネシス・スコティッシュの概要・放送予定・出場選手・初日の組み合わせなどを,速報とともにお届けします。

大会の概要
大会の名称 ジェネシススコットランドオープン
日程 2025年 7月10日(木)~7月13日8日(日)
開催会場 スコットランド ザ・ルネサンス・クラブ
主催スポンサー 現代自動車(GENESIS)
賞金総額 900万ドル 優勝賞金 1,575,000ドル
前回優勝者 R.マッキンタイア
ザ・ルネサンス・クラブについて
ジェネシススコットランドオープンが開催される「ザ・ルネサンスクラブ」は、スコットランドのノースバーウィックに位置するゴルフ場です。
ザ・ルネサンスクラブの主な特徴
- 絶景のロケーション: フォース湾のパノラマを望むスコットランドの海岸線に位置しており、美しい景観が楽しめます。
- 戦略性の高いコース: 設計者トム・ドークによって設計されたコースは、一流ゴルファーにも試練を与える戦略性の高さが特徴です。元々は松林だった場所にあり、多くの木々が伐採されて砂っぽい地形が現れていますが、一部の木々は巧妙に配置され、コースの特徴と造形美を際立たせています。
- パワーと精度が求められる: ティーからの長いキャリーを必要とするホールが多く、パワーヒッターに有利ですが、少しでも曲がると深いラフに埋もれてしまいます。
- 伝統的なリンクスコースとは異なる特徴: フェアウェイに起伏があり、グリーンが高いことから、低空でのプレイが通用しにくい場合があります。そのため、ボールを打ち上げてスコットランドの強烈な潮風に乗せるアプローチが求められることもあります。
- 難易度の高さ: 一流とそれ以外をふるい分けるような難しさがあり、プロゴルファーにとっても手強いコースとして知られています。
名物ホール
特に注目される名物ホールとして、9番ホール(218ヤード、パー3)が挙げられます。
- 「王冠の宝石」と呼ばれる美しさ: コースに比較的新しく追加されたホールで、8番から12番に沿う海岸線上に位置し、その美しさから「王冠の宝石」と称されています。
- 試練のパー3: 美しいだけでなく、あらゆるゴルファーにとって試練となるホールです。コース最長のパー3であり、常に北海からの向かい風が吹き付けています。
- トリッキーなグリーン: ティーショットでグリーンに乗せられても、不安定に傾斜したグリーンがパッティングの腕を試します。このホールでパーを取れれば上出来、バーディーは珍しいと言われるほどの難易度です。
放送予定
インターネット配信 U-NEXT

おもな出場選手
日本からのエントリーは、以下の4選手。
桂川有人 星野陸也 中島啓太 久常涼
全英オープンの前哨戦でもあり,世界各地から以下の強豪が参戦する予定。
スコッティ・シェフラー コリン・モリカワ ザンダー・シャウフェレ アダム・スコット イム・ソンジェ ウィンダム・クラーク ローリー・マキロイ ジャスティン・トーマス ルドビク・オーバーグ トミー・フリートウッド コリー・コナーズ ジャスティン・ローズ ジェイク・ナップ ほか


初日の組み合わせ
日本選手4人のスタート時間(日本時間)、組み合わせは次のとおり。
15:55 | アウト | 中島啓太 L.ホッジス M.パボン |
16:50 | アウト | 久常涼 Y.パウル D.ラベット |
17:12 | イン | 星野陸也 R.ジョンストン J.ディーン |
22:16 | イン | 桂川有人 チョ・ウヨン M.グレイザーマン |
予選ラウンドのもよう
初日を終えて,日本選手のなかでは,久常涼がイーブンパーで68位タイ。
中島啓太と桂川有人は,3オーバー・130位タイと出遅れている。
星野陸也は残念ながら,体調不良のため途中棄権となっています。首から左の肩甲骨にかけて、ショットの都度、激痛が走るため、来週の全英オープンに備えて、大事をとったとのことです。
2日目 前日出遅れた中島啓太。2日目は5アンダー・トータルー2と健闘し,46位タイに急浮上した。
一方,初日イーブンの久常涼が,2日目を7オーバーと大きくくずれ,予選落ちに。桂川有人もトータル+11として,残念ながら両選手が予選カットとなった。
予選ラウンドを終えて首位を走っているのは,米国のクリストファー・ゴッタランド。この日を9アンダーとしてトータルー11に。
2位には9アンダーでハリーホール(英)。ルドビク・オーバーグが3位タイ,ローリー・マキロイ,ニック・テイラー,セップ・ストレイカ,ジェイク・ナップなど6選手が首位と4打差・7アンダーの6位タイで追いかける展開となっている。
決勝ラウンド3日目
3日目、中島啓太はこの日を1オーバーとして、順位を53位タイに下げた。
ローリー・マキロイが3日目を4アンダーで回り、ー11として、前日の6位タイからC.ゴッタランドとともに首位タイにおどり出た。
ジェイク・ナップ、順位を上げてきたウィンダム・クラークらが、2打差のー9で追いかける展開に。
最終日の結果
最終日,中島啓太はこの日も3日目と同じく1オーバーとなり,トータル・イーブンパーで55位タイに。
3日目を首位タイのマキロイとゴッタラップ。首位争いの結果は,最終日を4アンダーでラウンドしたクリストファー・ゴッタラップが,2アンダーのマキロイを破り,昨年の「マートルビーチクラシック」に続いて,優勝の栄冠を手にしました。







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