2026年PGAツアー第2弾「ザ・アメリカンエキスプレス」が,1月22日より恒例の会場,アメリカ西海岸・カリフォルニア州のPGAウェスト ピート・ダイ・スタジアムコースで開催されます。
名匠ピート・ダイによる,難関コースで繰り広げられる大会の情報をお届けします。
大会の概要
大会の名称 ザ・アメリカンエキスプレス
日程 2026年 1月22日(木)~25日(日)
開催コース ピート・ダイ スタジアムコース PGAウェスト Pete Dye Stadium Course PGA West
タイトルスポンサー アメリカンエキスプレス社
賞金総額 840万ドル 優勝賞金

25年度の優勝者は
セップ・ストレイカ
⛳️ コースの概要
カリフォルニア州ラ・キンタにあるPGAウエスト・ピート・ダイ・スタジアム・ゴルフコースは,その難易度の高さと戦略的なデザインで世界的に知られる、ピート・ダイ氏の傑作コースの一つです。
- 場所: アメリカ合衆国 カリフォルニア州 ラ・キンタ(La Quinta Resort & Club / PGA WEST 内)
- 設計者: ピート・ダイ (Pete Dye)
- 開場: 1986年
- コースコンセプト:
- 設計者のピート・ダイは、「世界で一番難しいコース」という要望を受けて設計に取り組みました。
- トーナメントプレーヤーが技量の限りを尽くし、観客に見せ場を披露できるような「スタジアム」型のコンセプトで設計されています。
- 難易度:
- その難しさから、「アメリカで最もタフなコーストップ50」(2007年)で4位にランクインしたこともあります。
- 実際に、あまりの難しさに1988年から2015年まで選手の署名でPGAツアーの大会での使用が禁止されていた時期があったほどです。
- 特徴:
- 巨大なマウンド、深く戦略的に配置されたバンカー、そしてウォーターハザードが特徴的な、いわゆる「ターゲットゴルフ」が要求されるコースです。
- ピート・ダイの代名詞とも言える**枕木(タイ)**を多用したデザインも随所に見られます。
- 主な開催トーナメント: PGAツアーの「ザ・アメリカン・エキスプレス(The American Express)」の決勝ラウンド会場の一つとして使用されています。
🏌️ 名物ホールの紹介
スタジアム・コースには、特に有名な難ホールが終盤に待ち構えています。
16番ホール:ザ・サン・アンドレアス(The San Andreas) – パー5
- 特徴: 距離のあるパー5(約600ヤード)で、特にグリーン周りが極めて難解です。
- 名物: グリーン左側に、高さ約18フィート(約5.5メートル)にもなる草の壁(グラスウォール)を持つ、驚異的に深いグリーンサイドバンカーがあります。
- その深さから「火星のこちら側で最も深いグリーンサイドバンカー!」と表現されることもあり、一度入ると脱出が非常に困難な、視覚的にも強烈なホールです。
17番ホール:アルカトラズ(Alcatraz) – パー3
- 特徴: グリーンが水に囲まれたアイランドグリーン(浮島グリーン)です。
- 名物: フロリダ州TPCソーグラスの有名な17番ホール(こちらもピート・ダイ設計)を彷彿とさせる、ほとんど孤立したグリーンが特徴です。
- 「アルカトラズ」(脱出不可能な刑務所があった島の名前)という愛称がつけられており、プレッシャーのかかるティーショットでグリーンに乗せられるかどうかがスコアを大きく左右します。
18番ホール – パー4
- 特徴: 最終ホールにふさわしい、ウォーターハザードが絡むドラマチックなフィニッシュホールです。
- 名物: フェアウェイの右側にはバンカーやOBライン、左側には水が広がり、グリーンも水際に沿って作られています。
- 正確なティーショットと、グリーンをタイトに狙うアプローチショットが求められ、プロのトーナメントでも多くのドラマが生まれてきたホールです。
ピート・ダイ・スタジアム・コースは、その名の通り、観客を意識した劇場的なデザインと、ゴルファーを極限まで追い詰める挑戦的な難易度が魅力のコースと言えるでしょう。
設計者 名匠ピード・ダイについて
コース設計者 ピート・ダイはゴルファー泣かせの難関コースで有名.
日本でも「ピート・ダイ・ゴルフ俱楽部(栃木)」「メイプルポイント(山梨)」「JGM笠間ゴルフクラブ」など15か所に上るコースを設計.
ピート・ダイ(Pete Dye)は、アメリカの著名なゴルフコース設計者であり、ゴルフ界における革新者の一人として広く認識されています。1925年にインディアナ州で生まれたダイは、大学では建築を学び、後にゴルフコースの設計に取り組むこととなりました。彼のデザインスタイルは、戦略性と視覚的な美しさを兼ね備えたものであり、多くのプロゴルファーやファンから高く評価されています。
ダイは、1970年代から80年代にかけて数々の名作コースを設計しました。特に有名なのは、インディアナ州の「TPCソーゴス」というコースで、これはPGAツアーのトーナメントが開催される場として知られています。また、南カリフォルニアの「ラ・コスタリゾート」や、フロリダ州の「プレジデンシャル・ゴルフコース」なども、彼の手によるものです。彼のデザインしたコースは、自然の地形を生かしたレイアウトが特徴で、プレーヤーに挑戦を与える要素が数多く取り入れられています。
彼の仕事における革新性は、特にバンカーやウォーターハザードの配置、ティーとグリーンの高低差などに見られます。これらの要素は、プレーヤーに戦略的な選択を促し、スリルと挑戦のあるラウンドを提供します。ピート・ダイの設計したコースは、しばしばプロトーナメントの会場としても採用されることが多く、彼の名声を不動のものとしています。
また、彼はゴルフデザインの有名な家族でもあり、妻のキャロル・ダイや息子のアレックス・ダイも設計者として活躍しています。彼らは共にダイの名を受け継ぎ、家族でゴルフデザインの世界に貢献しています。
ピート・ダイは、ゴルフのデザインに対する情熱と革新性で知られており、彼の業績は世界中のゴルフ愛好者やプロフェッショナルに影響を与え続けています。彼の作り上げたコースは、今なお多くのプレーヤーによって評価されており、彼の遺産は今後もゴルフ場設計の分野で語り継がれることでしょう。
放送予定(日本時間)
CATV ゴルフネットワーク
| 1月23日(金) | 06:00~09:00 |
| 1月24日(土) | 06:00~09:00 |
| 1月25日(日) | 06:00~09:00 (最長10:00) |
| 1月26日(月) | 06:00~09:00 (最長11:00) |
BS放送 BS10
| 1月25日(日) | 07:00〜09:30 |
| 1月26日(月) | 07:00〜09:30 |
出場選手の顔ぶれ
主催者の発表があり次第,お届けします。




初日の組み合わせ
主催者の発表があり次第,お届けします。












コメント