第35回日本シニアオープンゴルフ選手権が,9月18日より神奈川県の名門コース「相模原ゴルフクラブ・東コース」で開催されます。
賞金総額8千万円と,国内シニア大会としては最高額の大会の概要・放送予定・出場選手・組み合わせなどを,コース紹介をまじえ,速報とともにお届けします。
大会の概要
大会の名称 第35回 日本シニアオープンゴルフ選手権
日程 2025年 9月18日(木)~9月21日(日)
開催コース 神奈川県 相模原ゴルフクラブ・東コース
主催 (財)日本ゴルフ協会
賞金総額 80百万円 優勝賞金 16百万円
前回優勝者 崔虎星
開催コースの紹介
ゴルフクラブの概要と歴史
相模原ゴルフクラブは、神奈川県相模原市に位置する歴史と格式ある名門ゴルフ倶楽部です。その創設には、戦前の名門・小金井カントリー倶楽部の設立にも携わった高石真五郎氏が中心となり、1955年(昭和30年)4月に開場しました。
開場当初は現在の東コースINにあたる9ホールで営業を開始し、1957年に残りの9ホールが完成。その後、1960年には村上義一氏設計による西コースがオープンし、東西36ホールを有する大規模なゴルフ場となりました。クラブハウスは建築家・谷口吉郎氏の設計によるもので、気品と落ち着きのある雰囲気を醸し出しています。
相模原ゴルフクラブは、これまでに数々のメジャートーナメントの舞台となっており、日本オープンや日本女子オープンなどが開催されています。
東コースの概要
- 設計者: 小寺酉二氏(後に村上義一氏が2グリーンに改修)
- コース: 東コースは全長7,255ヤード(開場当時)という、当時としては異例の長さを誇る壮大なコースとして設計されました。
- 特徴:
- ワングリーンからツーグリーンへ: 開場当時は、設計者である小寺酉二氏の「コースは許す限り長く、ワングリーンで」という哲学に基づき、巨大なワングリーンで設計されました。しかし、昭和30年代の芝の管理状況や気候風土を考慮し、1963年にベントと高麗の2グリーンに改修されました。
- フラットでストレート: 全体的にフラットでストレートなコース設計となっており、松林によって各ホールがセパレートされています。
- トーナメントコース: 距離が長く、池やバンカーが効果的に配置されているため、戦略性が求められる本格的なトーナメントコースです。
- 名物ホール: 12番ホールは600ヤードを超える超ロングホールで、相模原GCの名物となっています。バンカーが一つもないのが特徴です。
練習施設
- 練習場: 200ヤード、25打席の広々とした練習場があり、ドライバーの練習も十分にできます。
- アプローチ・バンカー練習場: アプローチやバンカー練習場も充実しており、ラウンド前のショートゲームの調整に最適です。特に、練習ボールが無料で提供されている点も特徴です。
相模原ゴルフクラブ・東コースは、その歴史と格式、そして戦略性の高いコースレイアウトから、多くのゴルファーに愛される名門コースとして知られています。

放送予定
BS放送 NHKBS
9月18日(木) | 15:00~17:00 |
9月19日(金) | 15:00~17:00 |
9月20日(土) | 13:00~16:00 |
9月21日(日) | 13:00~16:00 |
初日の注目の組み合わせ
初日のおもな組み合わせは次のとおり。
07:40 | イン | T.J.ジャン 平塚哲二 今野康晴 |
07:50 | イン | F.ミノザ 川岸良兼 塚田好冝 |
0810 | イン | 増田伸洋 矢澤直樹 S.イェーツ |
08:20 | イン | 宮本勝昌 兼本貴司 谷口徹 |
11:20 | アウト | 崎山武志 篠崎紀夫 渡辺司 |
11:30 | アウト | 原辰徳 P.マークセン 伊澤利光 |
12:30 | アウト | 崔虎星 岩本高志 横田真一 |
予選ラウンドの結果
2日間の予選ラウンドを終えて,首位に立っているのはT.スリロット。初日68,2日目66と安定した内容のゴルフを展開している。
2位はシニアツアー上位に常連のP.マークセン。首位スリロットと2打差の8アンダー。
増田伸洋・平塚哲二は10位タイ。宮本勝昌は1アンダー・20位タイと出遅れており,兼本貴司は残念ながら予選落ちとなっています。
3日目の結果
決勝ラウンド3日目、前日首位のT.スリロットがこの日も4アンダー・68とスコアを伸ばし、トータルー14で首位をキープ。
2位のマークセンが、5アンダーとスリロットを上回るラウンドで1打差に肉迫している。
増田伸洋、手嶋多一が首位と4打差の4位タイと、面白い展開になっています。

本命の宮本勝昌は10位タイと浮上して来たが、首位とは10打差で最終日へと
S.スリロットが優勝
最終日を迎え,2日目から首位をキープしているサマヌーン・スリロット(タイ)がこの日も4アンダーと健闘。トータルー14で迫るマークセンを突き放して優勝。
P.マークセンは最終日を5アンダーとしたが,1打及ばす13アンダーで2位に。
増田伸洋は7アンダー,手嶋多一も6アンダーと大健闘したが,首位との差は大きく共に4位タイに。
宮本勝昌は最終日を3アンダーで,10位タイに浮上して大会を終えました。
最終日を終えて,上位選手の順位は次のとおり。
優勝 | S.スリロット | -14 |
2 | P.マークセン | -13 |
3 | 古庄紀彦 | -11 |
4T | 増田伸洋 | -10 |
手嶋多一 | ||
6 | 海老根文博 | -9 |
7T | ブラッド・ケネディ | -6 |
寺西明 | ||
9 | I.J.ジャン | -5 |














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