本年度からLPGA・全米女子ツアーで活躍中の原英莉花選手。彼女の最近のクラブセッティング、ウェッジの特徴、各番手の飛距離などについて調べてみました。
これまで「クラブ契約フリー」として様々なメーカーのモデルを組み合わせてきましたが、現在はキャロウェイの最新モデルを中心に構成されています。
Table of Contents
原英莉花 最新クラブセッティング
| 番手 | モデル | シャフト / ロフト |
| 1W | キャロウェイ ELYTE(エリート) ◆◆◆ | 8.5° / VENTUS BLUE 5S |
| 3W | キャロウェイ ELYTE ◆◆◆ | 15° / VENTUS BLUE 6S |
| 5W | キャロウェイ ELYTE ◆◆◆ | 18° / VENTUS BLUE 7S |
| UT | ピン G430 ハイブリッド(4番) | 22° / ATTAS EZ 370-75S |
| アイアン | ミズノ JPX 925 シリーズ | 6I〜9I / ATTAS FF 85 |
| ウェッジ | キャロウェイ OPUS(オーパス) | 50°, 56°, 58° / ATTAS FF 95 |
| パター | オデッセイ Ai-ONE GIRAFFE-BEAM | JAILBIRD MINI |
使用ボール
- キャロウェイ CHROME TOUR(クロムツアー)
以前はブリヂストンの「TOUR B X」を使用していましたが、現在はクラブに合わせてボールもキャロウェイに変更しています。
セッティングの傾向
- キャロウェイへの統一感: 以前はミズノやピン、ゾディアなど複数のメーカーが混在していましたが、現在はドライバーからウェッジまでキャロウェイの最新作「ELYTE」や「OPUS」をメインに据えています。
- 低スピン・強弾道: ドライバーのロフト角が8.5度と立っており、シャフトも藤倉コンポジットの「VENTUS BLUE」を採用するなど、アメリカのタフなコースセッティングでも負けない「強い球」を意識したセッティングになっています。

ウェッジの構成
原英莉花選手のサンドウェッジ(SW)は、現在キャロウェイの最新シリーズである「OPUS(オーパス)」を使用しています。
セッティングは、AW(アプローチウェッジ)を1本、SWを2本(56°と58°)入れる3本構成が定着しており、状況によって使い分けています。
サンドウェッジ(56°・58°)のスペック
| 項目 | スペック(56° / 58°) |
| モデル | キャロウェイ OPUS(オーパス) |
| ロフト角 | 56° / 58° |
| シャフト | USTマミヤ ATTAS FF 95 (S) |
| バランス | D5前後(標準より重め) |
| 調整 | バックフェースに鉛を貼り、重量とスピン量を微調整 |
スペックの特徴とこだわり
- 「ATTAS FF」シャフトの採用: アイアンから引き続き、カーボンシャフトの「ATTAS FF」を使用しています。これは、腰の負担(ヘルニア)を軽減するための衝撃吸収性を重視しつつ、スチールの振り心地を追求したモデルです。
- 重量配分とスピンコントロール: 彼女のウェッジには、バックフェースに「鉛」が貼られているのが特徴です。また、シャフトの先端(チップ側)にも鉛を巻いて重さを出すなど、独自のフィーリング調整を施しています。これにより、深いラフや砂からでも当たり負けせず、強烈なスピンをかける設定になっています。
- 「OPUS」へのスイッチ: 以前は「JAWS RAW」などを使用していましたが、米ツアー(LPGA)挑戦にあたり、よりスピン性能と抜けの良さが向上した「OPUS」シリーズへ移行。50°・56°・58°というロフト階段で、ショートゲームのバリエーションを確保しています。
100ヤード以内の精度がスコアを左右する米ツアーを見据えた、非常にテクニカルなセッティングと言えます。
クラブ毎の飛距離は?
原英莉花選手のクラブごとの飛距離目安をまとめました。
彼女は女子プロの中でも屈指の飛ばし屋として知られ、現在のLPGA(米ツアー)参戦においてもドライバーの平均飛距離は約257ヤード(2025年-2026年スタッツ)を記録しています。
以下は、最新のセッティングに基づいた番手別の飛距離の階段です。
原英莉花 番手別飛距離目安
| 番手 | 飛距離目安 (Total) | 備考 |
| 1W (ドライバー) | 255〜265yd | 米ツアーでも上位の飛距離。最長は280yd超。 |
| 3W (スプーン) | 230〜240yd | 2オンを狙う際の主役。 |
| 5W (クリーク) | 215〜225yd | 高弾道でグリーンを止めるショット用。 |
| 4UT (22°) | 200〜210yd | 長いパー3や深いラフからの脱出にも使用。 |
| 6I (アイアン) | 175〜185yd | アイアンはここから。高い弾道が特徴。 |
| 7I | 165〜170yd | |
| 8I | 150〜155yd | |
| 9I | 140〜145yd | |
| PW (10I相当) | 125〜130yd | JPX 925のロフト設定に基づいた距離。 |
| AW (50°) | 110〜115yd | 100ydを少し超えるフルショット用。 |
| SW (56°) | 90〜95yd | |
| LW (58°) | 〜80yd | ロブショットやバンカーで使用。 |
飛距離のポイント
- ドライバーの強さ: 彼女の最大の特徴は、8.5度という極めてロフトの立ったドライバーを使いこなし、低スピンの強弾道で距離を稼ぐ点にあります。米ツアーのタフなコースでも、この飛距離が大きな武器になっています。
- アイアンの精度: アイアン(ミズノ JPX 925)は、カーボンシャフト(ATTAS FF)の特性を活かし、しなり戻りを使って高さを出すことで、170ヤード前後からでもピンポイントに止める計算をしています。
- ショートゲームの調整: ウェッジ(56°、58°)はフルショットよりも、「何ヤードを打つか」という振り幅でのコントロールを重視しており、特にアメリカの硬いグリーンに対応するため、スピン量を最大化するセッティングになっています。
基本的には男子アマチュアのトップクラスと同等、あるいはそれ以上の飛距離性能を持っています。
むすび
全米で繰り広げられる、難コースに対応したクラブセッティング。距離を求める8.5°のドライバーから、100ヤード以内の距離を求めるサンドウェエッジ、硬くて早いグリーンに対応するパターまで、練りに練ったクラブセッティングで挑戦する原英莉花を応援しましょう!



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