イリノイ州最大の都市,シカゴから200km西にある森林コース「TPCディア・ラン」で開催されるPGAツアー,「ジョン・ディアクラシック」。
世界最大の農業機械メーカー,Deere & Companyが1999年よりタイトルスポンサーのこの大会の,概要・放送予定・出場選手・初日の組み合わせなどを,速報とともにお届けします。
大会の概要
大会の名称 ジョンディアクラシック
日程 2026年 7月2日(木)~7月5日(日)
開催コース イリノイ州 TPCディア・ラン
主催スポンサー ディア&カンパニー (世界最大の農業機械メーカー)
賞金総額 880万ドル 優勝賞金 150万ドル(予)
前回優勝者 ブライアン・キャンベル
開催コースについて
イリノイ州シルビスにあるTPCディアラン(TPC Deere Run)は、PGAツアーのレギュラーシーズン(例年7月開催)「ジョンディア・クラシック」の舞台として知られる名門コースです。
元PGAツアープロのD.A.ワイブリングによって設計され、2000年から現在の大会ホストコースとなりました。PGAツアー競技という観点からこのコースを見ると、いくつかの非常に際立った特徴や役割を持っています。4つのポイントに分けて解説します。
1. ツアー屈指の「バーディ合戦(バーディフェスト)」
PGAツアーの開催コースの中には、全米オープンが行われるような「耐えるゴルフ」を強いる超難関コースもありますが、TPCディアランは真逆の「伸ばし合いの展開」になることで有名です。
- ビッグスコアが必須: 優勝スコアが通算20アンダーを優に超える(時には25アンダー前後まで行く)ことが珍しくありません。
- 「59」の歴史: 2010年にポール・ゴイドス、2024年にはハイデン・スプリンガーが、ツアーでも極めて稀なマジックナンバー「59」をこのコースで叩き出しています。
- コースの構造: フェアウェイが比較的広く、グリーンもベント芝で素直な転がりをするため、ショットの調子が良い選手はピンをデッドに狙って次々とバーディを量産できます。ボギーを打たない守りのゴルフではなく、「いくつバーディを取れるか」というアグレッシブなプレースタイルが求められます。
2. 若手の登竜門・ブレイクの舞台
PGAツアーの年間スケジュールにおいて、このコースで行われる「ジョンディア・クラシック」は非常に重要な「若手の出世舞台」という側面を持っています。
ジョーダン・スピースの伝説 2013年、当時まだ19歳だったジョーダン・スピースがこのTPCディアランでツアー初優勝を飾りました。これはPGAツアーにおいて1931年以来、実に82年ぶりとなる「ティーンエイジャー(10代)での優勝」という歴史的快挙であり、ここから彼のスターダムが始まりました。
トップランカーが全英オープンへの調整などでスキップすることもある時期の開催となるため、シード権獲得を目指す若手や未勝利の実力派に大きなチャンスが巡ってくる実力伯仲の競技環境となります。
3. 全英オープンへの「最後の切符」をかけた激戦
このコースでの競技をさらに熱くしているのが、メジャー大会「全英オープン」への最終予選を兼ねているという点です。 有資格者を除く上位選手(通常5位以内など)に全英オープンの出場権が与えられるため、文字通り「一発逆転でメジャーへの切符を掴むためのラストチャンス」の舞台となり、最終日のバックナイン(後半9ホール)では壮絶なスコアの伸ばし合いが展開されます。
名物ホール
TPCディア・ランにはいくつかの印象的なホールがありますが、特に以下のホールが名物として挙げられます。
- 16番ホール:”マザー・アース”(Mother Earth)
- ロック川沿いの絶景が楽しめるシグネチャーホールです。
- 約158ヤードのパー3で、丘の上のグリーンはロック川を見下ろし、3つのバンカーに囲まれています。
- このホールは、この地の最初の居住者(ネイティブアメリカン)への敬意を表しており、競争と尊重の精神を象徴しています。
- 18番ホール:”コンキスタドール”(Conquistador:征服者)
- 勝負を決する最終ホールとして名付けられています。
- グリーン左サイドが池になっているため、フィニッシュショットに高い精度が求められます。
まとめ
PGAツアー競技の観点から見たTPCディアランは、「ピンを攻め続ける爆発力」と「プレッシャーの中でスコアを伸ばしきるメンタル」が試される、非常にエキサイティングなロースコア(大混戦)の戦いが見られるコースです。

放送予定
CS放送 ゴルフネットワーク
| 7月3日(金) | 05:00~07:00 |
| 7月4日(土) | 05:00~08:00 |
| 7月5日(日) | 02:00~07:00 (延長08:00まで) |
| 7月6日(月) | 02:00~07:00 (延長11:30まで) |
インターネット配信 U-NEXT
全試合生中継

おもな出場選手
日本からの出場選手は次の通り。
久常涼 金谷拓実 中島啓太 平田憲聖
ほかに、キーガン・ブラッドリー、ベン・グリフィン、イム・ソンジェ、リッキー・ファウラー、ニコ・エチャバリア など強豪選手がならんでいる。
最新の天気予想
イリノイ州シルビスのTPCディアラン(ジョン・ディア・クラシック開催地)における、7月3日〜5日のピンポイント天気・風予想をお伝えします。
今週の現地は「極端な酷暑(Extreme Heat Warning)」が発令されるなど非常に暑く湿度も高いコンディションとなっており、連日雷雨(夕立など)の可能性が伴う予報です。
■ 7月3日(金)
- 天気: 非常に暑く極めて蒸し暑い(最高気温 約32〜33℃ / 90°F)。
- 降水確率: 約50〜55%(日中に一時的な雷雨の可能性あり)
- 風の予想: 南西の風 約10〜15マイル(約4.5〜6.7m/s)、突風では時折20マイル(約9m/s)近くに達する可能性があります。
■ 7月4日(土)
- 天気: 雲が広がりやすく、引き続き蒸し暑い(最高気温 約30℃ / 86°F)。
- 降水確率: 約60%(終日、断続的に雷雨が発生しやすいコンディションです)
- 風の予想: 南西から西寄りの風 約10〜15マイル(約4.5〜6.7m/s)。比較的穏やか〜適度な風ですが、雷雲が接近した際には一時的な強風に注意が必要です。
■ 7月5日(日)
- 天気: 前日よりはわずかに気温が下がるものの、依然として暖かい(最高気温 約29〜30℃ / 85°F)。
- 降水確率: 約50%(最終日も雷雨の懸念が残ります)
- 風の予想: 東南東の風 約6〜12マイル(約2.7〜5.4m/s)。風向きがこれまでの南西寄りから東〜東南東寄りに変わり、風速自体は少し落ち着く傾向です。
全体として、極端な強風が吹き荒れる予報ではありませんが、風向きの変化と雷雨(突風)による試合中断の可能性がスコアを大きく左右する週末になりそうです。
イリノイ州シルビスにあるTPCディアラン(TPC Deere Run)付近の、7月2日から5日までの4日間の天気および風の予想は以下の通りです。全体的に非常に気温が高く、蒸し暑い予報となっています。
初日の組み合わせ
初日、日本勢4人のスタート時間・組み合わせは次のとおり。
| 20:40 | out | P.ロジャース 金谷拓実 ディラン・ウー |
| 22:08 | out | P.ナイホルム 平田憲聖 J.ファンダーリン |
| 22:41 | out | G.サージェント 中島啓太 R.Voois |
| 02:56 | out | マット・ウォレス 久常涼 ザック・ブレア |
予選ラウンドを終えて
予選ラウンド2日目を終えて、久常涼が首位と4打差の4位タイと健闘している。
首位は46歳のベテラン、ローカス・グローバー。
予選ラウンドを終えて、日本人選手の順位は次のとおり。
| 4T | 久常涼 | -10 |
| 61T | 中島啓太 | -3 |
| 81T | 金谷拓実 | -2 |
| 95T | 平田憲聖 | -1 |
久常涼9位・中島啓太46位タイ
四日間の大会を終えて、久常涼は16アンダー・9位タイに。中島啓太は9アンダー・46位タイとなった。
優勝はこの日を9アンダー、トータルー20としたクリストファー・ゴッタラップ。
前日首位タイのリー・ホッジス、ルーカス・グローバーは共に2アンダー・トータルー18で3位タイにとどまった。



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