国内男子シニアツアー「すまい~だカップ・シニアゴルフトーナメント」が,今年も5月28日より3日間,栃木県・イーストウッドCCで開催されます。
昨年度は宮本勝昌選手が優勝を飾った大会を,今年はだれが制するのか。
2017年よりはじまった大会の概要・放送予定・出場選手などを,速報とともにお届けします。
大会の概要
大会の名称;すまい~だカップ・シニアゴルフトーナメント
日程;2026年 5月28日(金)~5月30日(日)
開催コース;栃木県 イーストウッドカントリークラブ
主催スポンサー;飯田グループホールディングス(株)
賞金総額;50百万円 優勝賞金;10百万円
前回優勝者;宮本勝昌
開催コースについて
栃木県のイーストウッドカントリークラブ(宇都宮市)を、競技ゴルフの酸いも甘いも知る「シニア競技者(シニアのアスリートゴルファー)」の視点から分析・解説いたします。
ご存知の通り、ここはPGAシニアツアーの「すまいーだカップ シニアゴルフトーナメント」の開催舞台として定着しており、日本のトップシニアプロたちが毎年熱戦を繰り広げている戦略的コースです。
シニア競技者が「競技の眼」でこのコースをどうマネジメントすべきか、4つの軸で紐解きます。
1. 設計家 R.T.ジョーンズJr.の思想:試される「リスクと報酬」
このコースは、現代ゴルフ設計の巨匠ロバート・トレント・ジョーンズJr.の典型的なアメリカンスタイルです。「フラットでフェアウェイが広い丘陵コース」という第一印象を与えつつも、競技のピンポジションになった途端にその牙を剥きます。
彼が仕掛けるトラップの本質は「リスクと報酬(Risk & Reward)」です。
- 安全なルートを選べばボギーは難しくないが、パーやバーディを狙いに行く(報酬を求める)には、池や崖、緻密に配置されたバンカー(全85個)のプレッシャーを受け入れる必要があります。
- 飛距離の落ちを技量とマネジメントで補うシニア競技者にとって、「己の飛距離の引き出し」と「欲のコントロール」が18ホール中、常に試され続けることになります。
2. 距離とティーイングエリアの選択
トータルヤードはゴールド(バック)で6,867ヤード(コースレート73.0)、ブルーで6,441ヤード(同71.1)となっています。
- ゴールド(バック)から挑む場合: シニア競技者にとっては、単に「真っすぐ飛ばす」だけでなく、キャリーの正確性が求められるタフな設定になります。特にOUTの5番(414yd・Par4)やINの13番(550yd・Par5)など、距離とハザードが絡むホールでの耐え時をどう凌ぐかが鍵です。
- ブルーから挑む場合: 距離的なストレスは軽減される反面、セカンドショットの番手が下がるため、設計者が意図した「ピンポイントの落とし所」への精度がよりシビアに求められます。
3. インコースの「水(池)」とアウトコースの「罠」
「水と緑のハーモニー」と称される通り、特にインコース(IN)は池が絡むホールが連続します。
- IN:13番(Par5)& 16番(Par4) グリーンの左サイド一面に美しい池が広がります。競技会特有の「左奥ピン」や「左手前ピン」に対して、ドローヒッターが攻め急ぐと大怪我をします。シニア特有の正確なフェードや、最初からグリーン中央を割り切って攻める「大人のゴルフ」がスコアメイクの鉄則です。
- OUT:8番(Par5) グリーン周りに12個のバンカーがひしめく名物ホール。ここは「どこに落とすか」ではなく「どこに外してはいけないか」の引き算の思考が必要です。
- OUT:1番(Par4) スタートホールのティーショット。左の池を嫌がって右の斜面(木方向)へ逃げすぎると、セカンドでスタイミエ(視界が遮られる)になりグリーンを狙えなくなります。1打目から勇気を持ったライン出しが必要です。
4. ポテトチップスグリーンと「外せるエリア」の把握
1グリーンで非常に大きく、ポテトチップスのように複雑にうねるベントグリーン(ペンクロス)が、最大の勝負どころになります。
- トーナメント仕様や競技日の朝、コンディションが上がってスティンプメーターの数値が高くなると、ピンと同じ面にキャリーさせないと容赦なく別次元のライン(3パット圏内)へ転がり落ちます。
- グリーンを外した際も、周囲の芝が短く刈り込まれているため、安易にウェッジで転がそうとすると傾斜を逆戻りしてくるトラップがあります。
- シニア競技者としての妙味: 「手前から攻める」という日本の古典的なセオリーが通用しないホールが多々あります。「奥の傾斜を使ってピンに寄せる」「真横の急傾斜を利用する」といった、引き出しの多さとイマジネーションが要求されます。
シニア競技者への総評
イーストウッドCCは、力でねじ伏せるコースではなく、「ゴルフ脳」と「卓越したショートゲームの技術」を持つシニア競技者こそが最も輝ける(そして楽しめる)舞台です。
フェアウェイがフラットなため歩行や自走カートでのプレーによる肉体的疲労は少ないですが、頭脳戦による精神的疲労はなかなかのものです。なお、ここには「芝の上から打てる150ヤードのアプローチ練習場」が完備されています。スタート前にここでウェッジの距離感とスピンコントロールを徹底的にチェックしてからティオフされることを強くお勧めいたします。
放送予定
BS放送 BS-TBS
| 5月30日(土) | 18:30~21:00 |

おもな出場選手
おもな出場予定の選手は次のとおり。
伊澤利光 井戸木鴻樹 岩本高志 T.ウィラチャン 片山晋呉 兼本貴司 倉本昌弘 崎山武志 すし石垣 T.スリロット 谷口徹 崔虎星 塚田好宜 平塚哲二 藤田寛之 P,マークセン 増田伸洋 宮本勝昌 室田淳 横尾要 横田真一 ほか

初日のおもな組み合わせ
主催者の発表があり次第、お届けします。




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