2014年に開始されたマイヤーLPGAクラシック。創設以来つづく,同じ会場・プライズフィールドGCでの4日間のたたかいの概要・放送予定・出場選手,初日のおもな組み合わせなどを,速報とともにお届けします。

大会の概要
大会の名称 マイヤーLPGAクラシック
日程 2026年 6月18日(木)~6月21日(日)
開催コース ミシガン州 ブライズフィールドCC
主催スポンサー マイヤー社(小売・スーパーセンター)
賞金総額 300万ドル 優勝賞金 45万ドル
前回優勝者 カロルタ・シガンダ
インターネット配信 U-NEXT 独占配信
開催コース紹介
米シガン州のブライズフィールド・カントリークラブ(Blythefield Country Club)は、毎年LPGAツアーの「マイヤーLPGAクラシック」が開催される場所として、日本の女子プロゴルファーたちにも非常になじみ深い名門コースです。1928年にウィリアム・ラングフォードとセオドア・モローによって設計された、100年近い歴史を持つ伝統的なクラシックコースです。
このコースを日本のプロ選手が攻める際、あるいは日本のゴルフファンの目から見たとき、際立つ特徴や攻略のポイントは大きく以下の4点にまとめられます。
1. 「極小のポアナ・ベント混在グリーン」とアンジュレーション
日本選手がまず直視するのが、平均4,500平方フィート(約126坪)というツアー屈指の小ささを誇るグリーンです。これは一般的なアメリカのトーナメントコース(平均6,000平方フィート前後)と比べても明らかに小さく、正確なショット精度が求められます。
- 芝質特有の難しさ: グリーンは「ポアナ(スズメノカタビラ)とベントグラス」の混在です。特に午後になるとポアナ特有の不規則な芽が伸びやすく、日本の綺麗なベントグリーンに慣れている選手にとっては、独特の転がりやスピード(スティンプメーターで12フィート以上)へのアジャストがパットの成否を分けます。
- ポテトチップ型の傾斜: 2020年の大規模改修で元の設計の形状へと復元されましたが、小さいながらも強い傾斜(アンジュレーション)があり、外すと難解なアプローチが残ります。
2. スコアの伸ばし合い(バーディ合戦)に耐える精神力
コース全体の距離は6,600ヤード前後(パー72)と、現代の米女子ツアーとしては決して長い部類ではありません。そのため、優勝スコアが通算20アンダーを軽く超えるような猛烈なバーディ合戦になるのがこのコースの風物詩です。
- 日本選手へのプレッシャー: 1日3〜4アンダーでは順位が下がってしまうような展開になるため、ピンをデッドに狙う攻めの姿勢が求められます。丁寧なマネジメントでパーを拾う日本ツアー的なスタイルから、いかに「ビッグスコアを出すギア」に切り替えられるかが鍵になります。
3. スコアメイクの鍵を握る「パー5」の攻略
ブライズフィールドには4つのパー5(4番、8番、10番、14番。※年度により18番もパー5として運用)がありますが、これらは比較的距離が短く、ビッグドライブを持つ海外のパワーヒッターなら容易に2オンを狙ってきます。
- 正確性と縦の距離感: 飛距離で劣る傾向にある多くの日本選手にとっては、レイアップを選択した際、3打目をどれだけ確実に「小さなグリーン」の1ピン以内に絡められるかというウェッジショットの精度が生命線になります。ここで取りこぼさないことが、上位に踏みとどまる絶対条件です。
4. クラシックコースならではの美しい「罠」
ローグ川の近くに位置するこのコースは、 sandy loam(砂質壌土)の恵まれた土壌にあり、美しい木々によってホールがセパレートされています。
- タイトなフェアウェイとラフ: フェアウェイの幅はそれほど広くなく、両脇のラフ(ケンタッキーブルーグラス)は3〜4インチと深く粘り気があります。日本のように綺麗にボールが浮くラフとは異なり、沈みやすい性質があるため、ティショットを確実にフェアウェイに置く「日本選手が得意とする正確性」が活きる反面、ひとたび外すと小さなグリーンを捉えるのは不可能に近くなります。
大会史に見る日本選手の足跡 過去には畑岡奈紗選手が2019年に1打差の2位タイに食い込む大健闘を見せるなど、ショットメーカーである日本選手にとって、決して相性が悪いコースではありません。精密なアイアンショットと、ポアナグリーンでの卓越したタッチが噛み合えば、十分にビッグスコアを狙える舞台と言えます。
おもな出場選手
日本人選手の出場予定者は、次の通りに発表されました。
山下美夢有 竹田麗央 岩井明愛 岩井千怜 馬場咲希 勝みなみ 古江彩佳 吉田優利 笹生優花 原英莉花 西村優菜 櫻井心那 渋野日向子 以上13選手
LPGAの ジーナ・ティティクル ミンジー・リー キム・セヨン イ・ソミ ロッティ・ウォード カルロス・シガンダ ハナ・グリーン ら強豪が参戦する。
4日間の天気
ミシガン州のブライズフィールド・カントリー・クラブ(Blythefield Country Club)における、6月18日から6月21日までの日中の天気と風の予報は以下の通りです。
- 6月18日(木):天気は「light rain(弱い雨)」、風は西(west)から16 mph(7m/s)
- 6月19日(金):天気は「sunny(晴れ)」、風は西(west)から14 mph(6m/s)
- 6月20日(土):天気は「sunny(晴れ)」、風は西(west)から11 mph(5m/s)
- 6月21日(日):天気は「light rain(弱い雨)」、風は南東(southeast)から6 mph(2~3m/s)

初日と最終日は小雨模様 風は初日・2日目とやや強いが日を追って穏やかに
初日のおもな組み合わせ
初日、日本勢の組み合わせ・スタート時間(日本時間)は次のとおり。
| 20:15 | out | 渋野日向子 A.ムノス S.ガルシア |
| 20:26 | in | 櫻井心那 T.ケホエ B.リンシコム |
| 20:48 | in | チョン・インジ B.ヘンダーソン 岩井明愛 |
| 20:59 | out | A.アショク R.オトゥール 原英莉花 |
| 21:21 | in | 吉田優利 ジェニー・ベ ヤン・ジン |
| 22:16 | in | 西村優菜 H.ナヴィード S.シューベルト |
| 01:59 | in | J.ティティクル ロッティ・ウォード 岩井千怜 |
| 02:10 | in | 勝みなみ イ・ミヒャン 竹田麗央 |
| -2:21 | in | 山下美夢有 イ・ソミ J.カプチョ |
| 02:43 | out | 笹生優花 L.リュー A.セルヌセク |
| 03:16 | in | 馬場咲希 アナ・ベラツ C.チョイ |

古江彩佳選手が急遽欠場に
日本人選手は12人となった
予選ラウンドを終えて
二日間の予選ラウンドを終えて、日本人選手でトップ10に入っているのは、竹田麗央と勝みなみ。
日本勢で決勝ラウンドに進んだのは5人に絞られて来た。
予選ラウンドを終えて、日本人選手の順位は次のとおり。
| 6T | 竹田麗央 | -7 |
| 10T | 勝みなみ | -6 |
| 22T | 岩井千怜 | -4 |
| 山下美夢有 | ||
| 36T | 笹生優香 | -3 |
| 予選カット | 渋野日向子 | |
| 吉田優利 | ||
| 西村優菜 | ||
| 岩井明愛 | ||
| 原英莉花 | ||
| 櫻井心那 | ||
| 馬場咲希 |
3日目トップ10に3人
3日目を終えて、日本勢がトップ10に山下美夢有・竹田麗央・勝みなみの3人となった。
岩井千怜はトータルー5で27位タイ。笹生優花はー4で34位タイと健闘している。
3日目の順位は次の通り。
| 7T | 山下美夢有 | -9 |
| 10T | 竹田麗央 | -8 |
| 勝みなみ | ||
| 27T | 岩井千怜 | -5 |
| 34T | 笹生優花 | -4 |

山下美夢有・今期初優勝!
最新日、9アンダー・7位タイからスタートした山下選手。この日を8アンダーと驚異的なスコアを出して、ロッティ・ウォードと並ぶ1位タイに。
プレーオフの結果、山下選手がウォードを破り、今シーズン初の優勝を飾った。
また、勝みなみが7位タイ、竹田麗央10位タイと、日本人選手がトップ10に三人の久々の快挙となった。



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