PGA下部ツアー「コーンフェリーツアー」は、米本土の気候が良い6月がたけなわ。6月におこなわれる3大会のうち、最後の大会はイリノイ州での「メモリアルヘルス選手権」。
石川遼の挑戦を、コース紹介などとともに速報をまじえてお届けします。

石川遼ランキング30位に
石川遼は前週おこなわれた「オクネット・クラシック」で3位タイと健闘し、コーンフェリーランキングが47位から30位に浮上した。
PGAツアーへの昇格条件「20位以内」を目指し、残り11試合の健闘を期待しよう!
大会の概要
大会の名称; メモリアルヘルス選手権 Presented by LRS
日程; 2026年 6月25日(木)~6月28日(日)
開催コース; イリノイ州 パンサークリークCC
主催スポンサーについて
米国の下部ツアー、コーンフェリーツアーの「メモリアルヘルス選手権」でプレゼンティングスポンサーを務める「LRS」とは、Levi, Ray & Shoup(リーバイ・レイ&シャープ)社のことです。
同大会の開催地であるイリノイ州スプリングフィールドに本拠を置く、1979年設立のグローバルなIT企業(非上場)です。主に企業向けの出力管理(プリント管理)ソフトウェア開発や、ITコンサルティング、ウェブソリューションなどのサービスを展開しています。フォーチュン500に名を連ねる大企業の多くが同社のシステムを採用しており、地元を代表する主要企業として、古くからこの大会を支援し続けています。
開催コースについて
メモリアルヘルス選手権の舞台となる「パンサークリーク・カントリークラブ(Panther Creek CC)」は、プロの視点から見ると「見た目の開放感とは裏腹に、精密なディスタンスコントロールと厳しいリスク・リワード(報酬と代償)を要求される戦略的チャンピオンコース」と言えます。
設計の特徴と、プロがここを攻める際のキーポイントをいくつか解説します。
1. 「名手」ヘイル・アーウィンによる設計
このコースは、全米オープン3勝を誇り、シニアツアー(現チャンピオンズツアー)でも圧倒的な強さを誇ったヘイル・アーウィンの設計により1992年に開場しました(2021年にPGAツアー・デザインサービスによって一部改修)。 アーウィンは現役時代、非常に高い精度とタフな精神力で知られた選手でした。その彼の哲学が反映され、コースはただ距離が長い(ゴールドティから7,244ヤード、パー72)だけでなく、ショットの正確性が厳しく問われるレイアウトになっています。
2. 広々としたフェアウェイに隠された罠
一見するとアメリカ中西部らしいフラットで広大なフェアウェイが広がっており、ティショットではプレッシャーを感じにくいレイアウトに見えます。しかし、プロの目線では「どこに落とすか」で次打の難易度が激変する構造になっています。 ピンポジションに対してベストなアングル(角度)を確保するためには、フェアウェイの特定のサイド、あるいはハザード(池やバンカー)の近くを狙っていかなければなりません。ターゲットを外すと、大きなグリーンであってもタフなパットやアプローチが残る仕組みです。
3. 大きなグリーンと「落としどころ」の制限
ベントグラスのグリーンは非常に大きく、一見パーオンは容易そうに思えます。しかし、アーウィン設計の特徴としてグリーンには巧みなアンジュレーション(起伏)があり、いくつかのセクションに分断されています。 コーンフェリーツアーを戦うプロたちは、ただグリーンに乗せるだけでなく、「ピンと同じ面(セクション)の、さらに半径数メートル以内」に落とす技術(ディスタンスコントロール)が求められます。これを外すと、簡単に3パットを叩くことになります。
4. 息をのむ「リスク・リワード」の終盤ホール
特にインコース(バックナイン)には、スコアが大きく動くエキサイティングなホールが配置されています。
- 15番(パー5・576ヤード): クラシックなリスク・リワードホール。2オンを狙うには正確なロングショットが必要ですが、罠に捕まれば一気にボギーやダボに転落します。
- 18番(パー4・446ヤード): 池が絡むタフなフィニッシングホール。プレッシャーのかかる場面で、フェアウェイキープと正確なミドル・アイアンの精度が試される見事な締めくくりです。
過去にはLPGAツアーの「ステートファーム・クラシック(2007〜2011年)」も開催されており、女子のトッププロたちもその戦略性に挑んできました。
爆発的なスコアを出すためには、果敢にハザードの攻め際を狙う「アグレッシブさ」が必要ですが、一歩間違えれば大怪我をする。現代のパワーゴルフにも十分に耐えうる、まさに「ショットメーカーのためのコース」と言えます。
天候の予想
イリノイ州スプリングフィールドにある「パンサークリーク・カントリークラブ」の6月25日〜28日の天気と風の予想をお伝えします。
この期間は、金曜日にまとまった雨が予想されているものの、全体的に風は比較的穏やかで、週末にかけて気温が30°Cを超える真夏日になる見込みです。
| 日程 | 天気 | 最高 / 最低気温 | 風向 | 風速(メートル換算) |
| 6月25日(木) | 日中晴れ間あり / 夜はくもり | 29°C / 20°C | 南西 | 約 1.3 m/s |
| 6月26日(金) | 雨 | 25°C / 20°C | 南東 | 約 3.1 m/s |
| 6月27日(土) | 弱い雨 | 31°C / 22°C | 南西 | 約 2.7 m/s |
| 6月28日(日) | 日中晴れ間あり | 32°C / 24°C | 南 | 約 4.5 m/s |
全体的な天候・風の傾向
- 大会前半(25日〜26日)木曜日は29°Cまで上がり日中は晴れ間も見えますが、夜から天気が崩れ、金曜日は最高気温25°Cと肌寒くなる中で本格的な雨が降る予報です。風は25日が1.3 m/s前後、26日でも3.1 m/s前後と比較的穏やかですが、金曜日は雨によるタフなコンディションが予想されます。
- 大会後半(27日〜28日)週末に入ると再び気温が急上昇し、土曜日は31°C、日曜日は32°Cと厳しい暑さになります。土曜日までは風速3 m/s以下と穏やかですが、最終日の日曜日は南からの風が4.5 m/s前後まで強まる見込みです。強い日差しとともに、クラブ選択に影響を与える程度の風への対応がポイントになりそうです。
初日のもよう
初日の組み合わせは次のとおり。(日本時間)
| 21:35 | in | 石川遼 S.グチェフスキー B.コーレス |
| 02:48 | out | 大西魁人 R.ブラウム D.クーパー |
| 04:04 | in | 杉浦悠太 P.マイチョン T.リーチ |

久しぶりに大西魁人も
参戦だ
初日の順位
初日、石川遼は4アンダーでフィニッシュ。スタートの10番・11番を連続バーディとして好調な滑り出しを見せ、前半は4バーディ・1ボギーのー3とした。後半のアウトに入り、3バーディ・2ボギーとして1アンダー、トータルー4で初日を終えた。

終盤の17・18番をボギーとしたのは
痛かった・・・
首位はD,ネスビット(米)。パー71を60と、驚異的な11アンダーで回っている。2位のカーソン・ヤングも10アンダーと、初日は好スコアが出やすい設定となっている。
初日を終えて、日本勢3選手の順位は次のとおり。
| 53T | 石川遼 | -4 |
| 杉浦悠太 | ||
| 96T | 杉浦悠太 | -2 |
予選ラウンドを終えて
2日目、石川遼はこの日を3アンダー、トータルー7として38位タイで決勝ラウンドに進んだ。
杉浦悠太もトータルー6、54位タイで決勝ラウンドに。
大西魁斗はー2・108位タイとなり、残念ながら予選カットとなりました。

石川遼 20位以内とは3打差
決勝ラウンドに期待しよう!
石川遼59位に後退
3日目の石川遼は最終ホールで痛恨のボギー。この日を3アンダーで迎えた18番のボギーで2アンダーとなり、トータルー9で順位を59位タイに下げた。
杉浦悠太は3日目を4アンダーと健闘し、55位タイにとどまっている。
石川遼33位に浮上
最終日、59位タイからスタートした石川遼は、この日を7アンダーと猛チャージをかけ、トータル16アンダー・33位タイに浮上して大会を終えた。
前半のインコースを4バーディ・1ボギーとした石川選手。アウトコースに入り2番・6番とバーディ、17・18番と終盤を連続バーディで締めて7アンダーの64と健闘した。
杉浦悠太は最終日をイーブンで終え、順位は60位タイに後退した。

次回のツアーは7月9日からの「ブルー選手権」
コロラドでの熱戦に注目しよう!
石川遼、コーンフェリーツアーランキングは30位と変わらず!
次戦以降に期待しよう❗️





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