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噛むことが一番
これまで私は、食事の「噛む回数」などほとんど意識したことがありませんでした。どちらかと言えば「早飯」が自慢のようなところさえあったのです。
ところが先日、テレビで私と同じ1944年生まれ、82歳の草野仁さんが健康について語っているのを拝見しました。そこで明かされたお父様の教えに、私は強い衝撃を受けたのです。
草野さんのお父様は、終戦時にシベリアに抑留されました。過酷な環境下で、お父様が口癖のように仰っていたのはこうです。 「過酷な抑留生活から生きて帰ることができたのは、何よりも食べ物をよく噛んだからだ。毎回、50回は噛みなさい」
草野さんは今でもこの教えを守り、さらに上をいく「60回」を実践されているそうです。
このお話を聞いて、私はつくづく自分の「飲み込む癖」を反省しました。それ以来、一口ごとに心の中でリズムを刻んでいます。 「1 2 3 4、2 2 3 4……10 2 3 4」 10カウントまで数え、そこからさらに1〜2回、あるいはもっと。
最近はだいぶこのリズムにも慣れてきました。一口の量も自然と減り、なんだか食事の仕方が以前より少し「上品」になったような気がして、一人で苦笑いしています。
コラム:なぜ「噛む」ことが人生を変えるのか?】
「噛む」という行為は、単に食べ物を細かくするだけではありません。
- 脳の活性化: 顎を動かす刺激は脳の血流を増やし、認知機能の維持に役立ちます。
- 内臓への思いやり: 唾液とよく混ざることで消化を助け、胃腸の負担を劇的に減らします。
- 満腹感のコントロール: 脳が満腹を感じる時間を稼げるため、食べ過ぎを防ぎ、理想的な体重を維持しやすくなります。
「よく噛むこと」は、生き抜くための最も身近な知恵なのです。
【免責事項】 本記事は、著者の個人的な体験と一般的な健康情報に基づいています。医療的なアドバイス、診断、治療を提供するものではありません。健康上の問題がある場合は、必ず医師または専門家に相談してください。


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